高世仁に突っ込む(2020年7/20日分)

日本でなぜPCR検査が増えないのか3 - 高世仁の「諸悪莫作」日記
 高世仁に突っ込む(2020年7/14日分) - bogus-simotukareのブログで紹介した日本でなぜPCR検査が増えないのか2 - 高世仁の「諸悪莫作」日記の続きです。
 さて詳しくは、日本でなぜPCR検査が増えないのか3 - 高世仁の「諸悪莫作」日記を読んで頂ければと思いますが、高世曰く「PCR検査が増えない理由」について

◆《厚生労働省健康局結核感染症課、国立感染症研究所(感染研)、保健所・地方衛生研究所(地衛研)から構成される「公衆衛生ムラ」によるサボタージュだ》と主張する『選択』6月号の記事
◆この「公衆衛生ムラ」(パンデミックムラともいうらしい)が、今回の新型コロナ感染対策を好機として、巨額の「研究開発予算」をはじめ利権を分け合っているとして、『選択』は3月号以降5号にわたって(ボーガス注:特集コーナー『日本の聖域(サンクチュアリ*1』で)「公衆衛生ムラ」の利権構造にメスを入れている。

という『選択』記事の「公衆衛生ムラ」(パンデミックムラ)批判が説得力があるとし

◆特定の団体(高世や『選択』曰く厚生労働省健康局結核感染症課、国立感染症研究所(感染研)、保健所・地方衛生研究所(地衛研)から構成される「公衆衛生ムラ」)が、自分の面子や利権のために『PCR検査は不要、それでも新型コロナは押さえ込める』『PCR検査必要論は間違っている』といったことがコロナの蔓延を招いた
◆我々はこうした特定の団体の誤った主張に踊らされてはならない
(以上は俺の要約)

だそうです。
 ちなみに、この『選択』の特集コーナー『日本の聖域(サンクチュアリ)』は「選択」編集部『日本の聖域(サンクチュアリ)』(2012年、新潮文庫)、『日本の聖域(サンクチュアリ):アンタッチャブル』(2014年、新潮文庫)、『日本の聖域(サンクチュアリ):ザ・タブー』(2016年、新潮文庫)、『日本の聖域(サンクチュアリ):クライシス』(2017年、新潮文庫)、『日本の聖域(サンクチュアリ):シークレット』(2019年、新潮文庫)として書籍化されています。
 アマゾンの目次紹介によれば

◆『日本の聖域(サンクチュアリ)』(2012年、新潮文庫)(個人的に興味のある一部だけボーガスが目次紹介*2
【第一部:欲望が生み出す闇】
◆入国管理局:知られざる光と影
◆生保「総代会」:こんな「お手盛り」がなぜ許されているのか
◆パチンコ業界:警察利権としての三十兆円産業
創価学会エリート官僚:「池田御輿」をかつぐ高学歴集団
【第二部:とがめる者なき無為無策
◆学生のいない学校「国連大学」:外務省の裏金作りの道具に
◆都立松沢病院:荒廃する「精神科の総本山」
東京高等裁判所:検察べったりの「官僚司法の砦」
◆無きに等しい「検屍制度」:見逃される殺人事件
【第三部:国民への背信行為は続く】
厚労省「医系技官」:医療荒廃の罪深き元凶
食品安全委員会:役立たず「農水省の植民地」
日本相撲協会:何から何までカネ、カネ、カネ
交通安全協会:「警察一家」極めつけの利権

◆『日本の聖域(サンクチュアリ):アンタッチャブル』(2014年、新潮文庫)(個人的に興味のある一部だけボーガスが目次紹介)
【第1部:誰がための国益か】
厚労省「薬系技官」:薬害はまた起こる
◆犯罪被害者の会:「厳罰化」に走るのは果たして健全か*3
日本赤十字社:血液事業「独占」で利権の巣窟に
◆米軍「横田基地」:返ってこない空
【第2部:不実と惰性の連鎖】
公安調査庁:存在意義のない「無能官庁」*4
箱根駅伝:歪んでしまった「国民的行事」
原子力村:解体は至難
【第3部:私欲のみがまかり通る】
記者クラブ制度:これでは真実は伝わらない
◆「宝くじ」の闇:総務官僚が公然とピンハネ
◆在沖縄海兵隊:「移転」でも土地は返らず負担も減らず

◆『日本の聖域(サンクチュアリ):ザ・タブー』(2016年、新潮文庫)(個人的に興味のある一部だけボーガスが目次紹介)
【第一部:この国の深淵をのぞく】
理化学研究所:利権にまみれた「科学者の楽園」
東宮:皇室危うくする雅子妃*5
学習院:「皇族教育機関」の終焉*6
◆裏金まみれの「国立がん研究センター」:研究費「不正使用」でやりたい放題
日本体育協会:「スポーツ貧国」にした元凶
◆スポーツマフィア・電通:競技団体・スポンサー・メディアを支配
原発城下町:交付金なしでは生きていけない
自民党東京都連:党本部も手を出せぬ「利権の伏魔殿」
【第二部:不義と不正の巣窟】
中国大使館:母国情報機関の一大集結地*7
◆高齢者医療:この「亡国の穀潰し」*8
◆膨張する警察の「利権」:暴力団とパチンコがドル箱
日本貿易振興機構(JETRO) :海外で放蕩三昧の「無用の長物」
教育委員会:即刻廃止すべき組織*9
◆沖縄防衛局:カネと利権をばらまく「伏魔殿」
【第三部:欲望に勝るものはない】
◆農薬ムラ:有害「ネオニコ系」を野放し
◆日本内科学会:医療費を食い荒らす利権集団
◆「科学研究費」の闇:不正にまみれた「学者ムラ」
自治医大と高久史麿*10:医療界を牛耳る陰の利権組織
◆トクホ(特定保健用食品)の闇:メーカーぼろ儲けの「健康詐欺」商売

◆『日本の聖域(サンクチュアリ):クライシス』(2017年、新潮文庫)(個人的に興味のある一部だけボーガスが目次紹介)
【第一部:不可侵領域の陰翳】
創価学会の「集票力」:最強「選挙マシン」の知られざる内情
◆危険だらけの食肉加工品:国産でも恐ろしい「製造工程」の暗部
◆事故だらけの「JR」:消え失せた鉄道の「安心・安全」
【第二部:不徳と欺瞞が罷り通る】
◆野放しの「精神障害者殺人」 :被害者「殺され損」の狂った社会*11
原子力規制委員長:原発の死命を制する権力者の「本性」
【第三部:飽くなき欲望の果て】
◆宗教法人課税:「坊主丸儲け」を許す政治家とメディア
◆利権の巣窟「診療報酬」制度:開業医・役人・政治家「ぼろ儲け」のカラク
◆外務省「チャイナスクール」:対中外交の中枢は「総崩れ状態」
聖教新聞社創価学会を支える「全国集金マシーン」
JALの「操縦室」:乗るのが恐ろしくなる「実話」続々
◆日本外科学会:医療を腐らせる「黒い利権装置」

◆『日本の聖域(サンクチュアリ):シークレット』(2019年、新潮文庫)(個人的に興味のある一部だけボーガスが目次紹介)
【第一部:看過できない機密の深層】
戦没者「遺骨収集」事業:目に余る厚労省の「手抜きとデタラメ」
◆診療報酬支払基金:医療費を破綻させる「厚労利権」の牙城
◆「永代供養ビジネス」の闇:乱立「ビル型墓地」の真っ暗な末路
予備自衛官:人手不足「国防衰退」の恐るべき現実
共同通信平壌支局」:北朝鮮を不当に潤す「名ばかり取材拠点」*12
神社本庁:全国八万社の「総元締め」に相次ぐ醜聞
◆デタラメ「国有財産」管理:財務省の「大罪」は森友のみにあらず

【第二部:昏迷に沈むこの国で】
航空自衛隊スクランブル」:東シナ海「空の国境」での日中の暗闘
◆「秋篠宮家」の内実:婚約延期で露呈した「皇嗣」への不安
羽田空港国際線ターミナル:天井施工で重大な「手抜き欠陥工事」
◆嘘だらけ「アンチエイジング」:医師と業者が貪る「七千億円市場」
◆東大病院「手術死亡事故」隠蔽事件:そして患者は「実験材料」にされた
首相補佐官和泉洋人:「ご意向」行政を主導する官邸「陰の主」
◆安倍首相「私邸」:ゴッドマザー洋子が操る「権力の館」の密事

【第三部:嘆きの声が渦を巻く】
日本産科婦人科学会:「安心して産めない国」の元凶
◆旧日本軍「遺棄化学兵器」:中国に払い続ける巨額「戦後補償費」*13
◆外務省「在外公館」:「現代の貴族」たちの「酒とバラの日々*14
靖国天皇:「陛下参拝」は譲位後もない*15
◆「暴走プリウス」の不都合な真実:恣意的捜査とメディアのだんまり*16
創価学会「婦人部」:最強「選挙マシーン」の恐るべき実像

だそうです。
 まあ「自衛官不足への嘆き」「平壌支局設置をネタにした共同通信への悪口雑言」「中国政府といわゆる親中派への悪口雑言*17」「皇嗣への不安」(いずれも赤字強調部分:赤字強調は俺がしました)などはこの雑誌が「かなりの右より」であることを予想させます。「アンチ北朝鮮」高世の『選択』購読のきっかけもその辺りかもしれません。ただそんな右より雑誌ですら「神社本庁の内紛」「モリカケ疑惑*18」(いずれも青字強調部分、青字強調は俺がしました)は批判するようです。いずれにせよ『選択』が『ジャーナリスト』面して、各方面に悪口しながら、ほとんど世間から相手にされてないらしいこと(つまりは信用がないのでしょう、会員制雑誌と格好は付けていますが、結局書店で売れないレベルの雑誌では無いのか)は実に滑稽ですが、それはさておき。
 さて、高世の『選択』記事をネタにした『PCR検査が増えない理由=公衆衛生ムラ(パンデミックムラ)批判』の是非はひとまず置きます。俺はもちろん感染症素人なので(いずれにせよ俺も、PCR検査は増やすべきだし、当初、検査が増えなかった理由がなんであれ、究明されるべきだとは思います)。
 ただこの高世の言う

◆特定の団体(高世や『選択』曰く厚生労働省健康局結核感染症課、国立感染症研究所(感染研)、保健所・地方衛生研究所(地衛研)から構成される「公衆衛生ムラ」)が、自分の面子や利権のために『PCR検査は不要、それでも新型コロナは押さえ込める』『PCR検査必要論は間違っている』といったことがコロナの蔓延を招いた
◆我々はこうした特定の団体の誤った主張に踊らされてはならない
(以上は俺の要約)

とまるきり同じ物を我々は拉致問題で見ていますよね。

◆特定の団体(拉致議連救う会、家族会などから構成される「拉致ムラ」)が、自分の面子や利権のために『日朝交渉は不要、経済制裁すれば北朝鮮が降参して拉致被害者を帰す』『日朝交渉必要論は間違っている』といったことが拉致敗戦を招いた

わけです。
 で、高世はその拉致敗戦においては「そうだ、経済制裁すればいいんだ」と言って「拉致ムラの無茶苦茶な主張」に加担していました。
 そんな男が『公衆衛生ムラの面子や利権のせいで新型コロナが蔓延した』。
 どこまで恥知らずなのか、と言う話です。
 偉そうなことを抜かしたいなら高世は「拉致ムラに加担した薄汚い過去」を反省し、世間に謝罪したらどうなのか?
 というと『拉致ムラとは何だ!』と怒り出すのが高世なんでしょうねえ。
 『選択』には今度は特集コーナー『日本の聖域(サンクチュアリ)』で、『しおかぜ予算』など日本の聖域(サンクチュアリ)『拉致ムラ』の利権構造にメスを入れて欲しいところですね(高世への皮肉のつもり)。

【参考:酒とバラの日々

酒とバラの日々 - Wikipedia
 1962年制作のアメリカ映画。アルコールに溺れてゆくカップルの悲劇を描いたシリアスドラマ。
◆あらすじ
 ジョーは酒の上の失敗で減俸され、出張が多くなる。淋しさから少しずつ飲むようになった妻カーステンは酔い潰れてアパートを火事にし、この事件でジョーはクビになる。ジョーは次々に職を変え、妻も飲酒がひどくなる。2人は禁酒に失敗。貧民街に移った一家はカーステンの父エリスの植物園で働くことになり、健康も回復。しかし、こっそり持ち込んだ酒で2人とも酔い潰れ、ジョーは強制入院。破滅を悟ったジョーは更正会の集会に出るようになったが、妻カーステンはアル中を認めず、家出し自堕落な生活を送る。やっと妻カーステンを見つけたジョーは妻の懇願でまた酒の虜になる。更正会の補導員はカーステンをエリスに預け、ジョーが更生するまで会えなくする。1年経ち、真面目に働き、小綺麗なアパートに住むジョーの所に妻カーステンが現れる。自分をアル中と認めない彼女は「酒をやめるよう」要求するジョーの言葉に絶望して去る。娘デビーが「ママはよくなるの?」と尋ねると「僕が治ったろ」と答え、慰める。しかし、妻カーステンの行く先にはバーの看板が見えた。
◆キャスト
・ジョー:ジャック・レモン*19(日本語吹替:穂積隆信
・妻カーステン:リー・レミック(日本語吹替:増山江威子
・父エリス:チャールズ・ビックフォード
◆テーマ曲
 ヘンリー・マンシーニ*20が作曲し、ジョニー・マーサー*21が作詞したテーマ曲「酒とバラの日々」はアカデミー歌曲賞を受賞し、ジャズのスタンダードナンバーとして多くの歌手がアレンジを凝らし歌い上げている。

酒とバラの日々─Days of Wine and Roses─アルコール依存症 3
 「酒とバラの日々」を観てみた。
 アルコール依存症の若き営業マン、ジョー(ジャック・レモン)と、彼の気持ちを理解したくてお酒を飲みはじめる妻、カースティン(リー・レミック)の、愛と破滅の物語。
 幸福なはずの新婚家庭で、ワインやジンといった名前の「お酒」が、エチルアルコールというただの「薬物」に変わっていく過程が、そして、そのドラッグがすべてを浸食していくさまが、リアルに描かれている。
 (ボーガス注:今と違ってアルコール依存症では無かった)かつてのわたしは、この映画のエンディングを、楽観的に解釈していた。
 アル症だと認めず、街へと去っていくカースティンに明日はないのだとしても、見送るほうのジョーについては、「もう、大丈夫なのね」と思っていた。
 でも、ほんとうは、ジョーの明日だってわからなかったのだ。彼は、再生へ向かって歩みはじめただけ。一度できたショートカットが、なくなることはない。そう思うと、ヘンリー・マンシーニの名曲も、いっそうせつない。
「あなたの場合、これ以上つらいことの多い場所は、避けたほうがいいと思うんだ」
 昨秋、精神科医はそう言って、アル症患者の自助グループに"オフラインで"参加することを禁じた。
 主治医の判断は、正しかったと思う。
 (ボーガス注:自助グループ関係の)訃報の数が、半端じゃなかったのだ。自殺や事故死、内臓疾患によるものなど、その頻度は、わたしの想像をはるかに超えていた。
 自身の病状をしっかり自覚し、精神科や自助グループへ通っている人たちでさえ、ばたばたとスリップし、隔離病棟へとやられていく。出てきたと思ったら、すぐにまた飲んで. . . そして、死んでしまう……。
 個人的に、アルコール依存症は、「死にいたる病」の中でも、"最悪"の疾病だと思う。
 急激に壊れるにせよ、だんだんに狂っていくにせよ、飲みながら死んでいくアル症者には、「生きる歓び」を感じる瞬間は、めったに訪れない。
 アルコールが、彼らの臓器や脳の細胞だけでなく、正当な自己愛や自尊心までこわしてしまうから。死んじゃう前に、死んでいる。

第四回「酒とバラの日々」 - 名画座のように…
 ある時、ジョーは鏡に映った自らを見て、なんて酷い姿だと悟る。ここ数年で何度も仕事を変えざるを得ないのは、仕事が出来ないとかそういうことではなくて、酒のせいだと突然気づく。
 二人で酒をやめようと決心し、田舎にあるカーステンの父親のところに住むことにする。最初の何ヶ月かは酒を一滴も飲まず、園芸の仕事に精を出す。
 二人は立ち直ったかにみえたが、仕事が軌道に乗ってきたある日、ジョーはこっそり、部屋に酒瓶を持ち込み、彼女と飲酒してしまう。
 一杯だけ…少しだけ、楽しむだけだ…これが一杯では止まらないのがアルコール依存症の怖さ。
 ふたりはいい気分で酔っ払う…お酒を飲んでいる時の二人は、素面の時よりも幸せそうに見えるのが何より恐ろしい。それも人生の真実ではあるのだろうけど…。
 結局彼は入院し、「AA」(アルコホーリック・アノニマス)に入る。
 吾妻ひでおさんの「失踪日記」に出てきたあれですね。アルコール依存症の方たちが共に立ち直るための互助会的組織。
 自分はアルコール依存症だと認め、その体験を皆の前で話す。この、自ら認める、というのがなにより大事なのでしょう。
 おかげでジョーは、酒なしの生活に戻ることが出来た。カーステンにもこの会に出るように勧めるが、彼女は自分がアルコール依存症である事を認めようとはしない。
 結局この後二人は別居。娘と二人で暮らすジョー。
 ラストシーン…ジョーのもとにカーステンがやってきて、また幸せに暮らしたいというが、酒抜きで、というジョーの固い決心に、悲しそうに出てゆく…
 窓からカーステンの後姿を眺めるジョー。彼女の向かう先はバーであった。
 アルコール依存症の恐ろしさを描いた作品。
 私は弱い人間であるから、相手が求めるのなら、私も飲むな、と、思ってこの映画を観てしまったりした。
 共に堕ちるなら…
 いや、わかってます。その感情がなにより恐ろしい。アルコール依存症に苦しむ方やそのご家族が大勢いる事もわかっています。この映画リアルすぎですしね…
 作り手が、最初からアルコール依存症の怖さを描きたかったのか、それとも二人の男女のすれ違いを描きたかったのかによって、この映画の評価は変わりますね。もし後者なら、設定は別の何かにしないと…いくらなんでもこの設定は重すぎる。脚本を書く過程で、色々調べてリアルになった結果重くなったのだろうか…。

「ジャズを聴く」酒とバラの日々(Days of Wine and Roses) ヘンリー・マンシーニ作曲 1962年 - 田丸智也ホームページ
 美しく親しみやすいメロディとハーモニーで、ジャズだけでなく様々な軽音楽のアレンジでも有名な「酒とバラの日々」。お洒落で洗練された名曲ですが、実はかなりシリアスな内容を扱った映画のサウンドトラック(劇中楽曲)でした。映画「Days of Wine and Roses」は1962年12月に公開されたアメリカ映画で、監督はブレイク・エドワーズ(Blake Edwards 1922年-2010年)、音楽はヘンリー・マンシーニ(Henry Mancini 1924年-1994年)。このコンビで有名な映画が「ティファニーで朝食を(1961年)」で主演のオードリー・ヘップバーン*22が歌った「ムーン・リバー」はあまりにも印象的な楽曲ではないでしょうか。
 映画「Days of Wine and Roses」は、カップルの出会い、結婚など、前半は恋愛映画の様相なのですが、徐々にしかも実に自然にアルコール中毒になっていくストーリー展開で、実在するAAという団体(アルコホーリクス・アノニマス Alcoholics Anonymous)が制作協力し劇中にも何度も出てきます。ただ単に、啓蒙的であるとか、依存症の恐怖を誇張して描く、といった短絡的なものでは無く、非常に複雑な人間心理を描いている映画だと思います。音楽も煽る様なものは少なく、ただ淡々と美しい。シリアスなストーリーに対して奇妙なまでに美しい音楽、モノクロの映像は創造力を大変刺激する映画だと言えます。

*1:大学図書館に『選択』があったので大学生時代(今から約20年前)に読んだことはあります。内容は全く覚えていませんが。

*2:なお「興味がある」とは「内容を支持する」と言う意味ではないので念のため。『国連大学が外務省の裏金作りの道具かどうか』なんてことは俺には分かりません。

*3:これは俺も全くその通りだと思います。

*4:これは俺も全くその通りだと思います。

*5:うつ病を理由に公務を怠けてるとかそう言う悪口でしょう。

*6:まあ最近は秋篠宮の娘がICU国際基督教大学)に行ったりしてますからね。

*7:そんなもんはどこの大使館だって同じでしょう。どこまで異常な反中国なのか。

*8:タイトルが酷すぎますね。「高齢者を穀潰しというのか!」という反発があって当然でしょう。

*9:恐らく「首長が直接、教育行政を指示すればいい」というのでしょう。「そうなれば、小池都知事など右派政治家が左翼偏向の教育行政を正常化してくれる」とする産経など、ウヨにありがちな主張です。

*10:高久史麿 - Wikipediaによれば元・国立国際医療センター総長。元・自治医科大学学長。元・日本医学会会長。東京大学名誉教授。現在、公益社団法人 地域医療振興協会会長。著書『医の現在』(1999年、岩波新書)、『日本医学会会長が教える医者の健康法』(2016年、中央公論新社)など

*11:この種のウヨメディアではありがちな精神障害者差別の暴言ですね。「心神喪失で無罪」なんて滅多に無いのに。まあ、「心神喪失減刑(例:熊谷連続殺人事件 - Wikipedia(6人殺害し、検察が死刑求刑したが心神耗弱により無期刑(高裁判決)。被告人が上告する一方、検察が上告を断念したため死刑判決が出ないことが確定))」でもこの種のウヨメディアは「6人も殺して死刑じゃ無いとかふざけてる」と悪口しますが。

*12:「名ばかり取材拠点」の元ネタは勿論社会問題になった「名ばかり管理職」「名ばかり店長」でしょうがそれはさておき。「サンクチュアリ」どころか「この種の共同通信への悪口(支局なんか置く必要があるのか)」は産経などのアンチ北朝鮮ウヨメディアで良く目にします。そして、むしろ『選択』の方があること無いこと書き飛ばす「名ばかりジャーナリズム」ではないのか。まあ、産経なんかも「名ばかりジャーナリズム」ですが。

*13:旧日本軍が日中戦争時に捨てた化学兵器(毒ガス)を、日本の費用で廃棄するのはある意味当たり前でしょう。『処理業者が不当な処理金額を日本政府に請求したあげく、その部分がキックバック自民党の幹部政治家に政治献金として還流している不正がある』等の特殊事情がない限り、『異論反論オブジェクション』がありうる対中国ODAなどと違い『カネの無駄遣い』と非難できる材料は基本的にはないと思います。

*14:酒とバラの日々 - Wikipediaにひっかけて「上手いこと言ったつもり」なんでしょうが外務官僚は「仮に酒好きだとしても」別にアル中(アルコール依存症)ではないし、映画『酒とバラの日々』の主人公たちも「悲惨なアル中患者」であって「外務官僚のようなエリートでは無い」ので全くずっこけてると思います。この記事を書いた人間は『酒とバラの日々』を見てないんじゃ無いか。『酒とバラの日々』については後で簡単に触れます。

*15:まあ、「上皇参拝」にせよ「新天皇参拝」にせよあり得る話ではない。

*16:「第二の三菱自動車事件(リコール隠し)だ」とでも言うんでしょうか?

*17:記事を読まないとなんとも言えませんが記事タイトルから予想するにおそらく悪口雑言でしょう。

*18:『日本の聖域(サンクチュアリ):シークレット』(2019年、新潮文庫)が【第二部 昏迷に沈むこの国で】で取り上げた『首相補佐官和泉洋人』は前川元文科次官の加計告発で『和泉氏から「総理の意向だ」と圧力があった』として名前が出てきた加計疑惑のキーマンで安倍の側近とされる人物です。

*19:1955年の『ミスタア・ロバーツ』でアカデミー助演男優賞を、1973年の『セイブ・ザ・タイガー』でアカデミー主演男優賞を受賞。当初は単なるコメディアンと見られたが、1962年の『酒とバラの日々』でのアルコール依存症患者役などのシリアスな演技で評価を高めた(ジャック・レモン - Wikipedia参照)。

*20:1961年の『ムーンリバー(映画『ティファニーで朝食を』)』、1962年の『酒とバラの日々(映画『酒とバラの日々』』でアカデミー歌曲賞受賞(ヘンリー・マンシーニ - Wikipedia参照)

*21:1961年の『ムーンリバー(映画『ティファニーで朝食を』)』、1962年の『酒とバラの日々(映画『酒とバラの日々』』でアカデミー歌曲賞受賞(ジョニー・マーサー - Wikipedia参照)

*22:1953年に映画『ローマの休日』でアカデミー主演女優賞を受賞(オードリー・ヘプバーン - Wikipedia参照)