高世仁に突っ込む(2020年7/23日分)(追記あり)

知られざるインド北東部 - 高世仁の「諸悪莫作」日記

 (ボーガス注:甘利*1UR疑惑報道、黒川*2賭け麻雀報道の)文春がまたスクープ
 Go Toの事業を1895億円で受託した「ツーリズム産業共同提案体」なる団体に名を連ねる(ボーガス注:日本旅行業協会全国旅行業協会日本観光振興協会JTBKNT-CTホールディングス*3日本旅行*4東武トップツアーズ*5全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会日本旅館協会日本ホテル協会全日本シティホテル連盟など)観光関連の14団体から、(ボーガス注:全国旅行業協会会長を務める大物「観光族」議員である)自民党幹事長の二階俊博*6をはじめ自民党の議員37名に対し、少なくとも約4200万円の献金が行われていた。

 野党やマスコミの徹底追及を期待したい。
 なお

GoTo欠陥・矛盾次々/きょう実施 野党は中止迫る
 ヒアリングでは、(中略)同事業から除外した「若者、重症化しやすい高齢者の団体旅行」についても年齢や人数についての基準がないことも判明。担当者は「感染防止策を徹底しているかどうか」と説明。国会議員側からは「誰がどう判断するのか。『徹底している』と自ら称すればよいだけだ」との批判が出されました。

「GoTo」は中止に 別の形で観光支援策を/小池書記局長が会見
 日本共産党小池晃*7書記局長は20日に国会内で会見し、安倍政権が22日から実施するとしている「Go To トラベル」キャンペーンについて、新聞各紙の世論調査で国民の圧倒的多数が反対・疑問の声をあげていることにふれ(中略)「新型コロナウイルス感染が、東京から首都圏と全国各地に広がりつつある時に、『Go To トラベル』をすすめることは感染拡大になるのではないかと心配するのは当然だ」と述べました。

ということで共産党はこのキャンペーンには否定的ですが俺も同感ですね。観光業支援は別の方法を考えるべきでは無いか。仮に「百歩譲って『Go To トラベル』実施が有益だとしても」

 事業から除外した「若者、重症化しやすい高齢者の団体旅行」についても年齢や人数についての基準がない

などというデタラメさではお話にならないでしょう。実施するにしても最低限それらに対する入念な準備が必要で「22日に実施」出来る代物ではないでしょう。

【追記】

「Go To」自粛対象「若者20代以下 高齢者60代以上」官房長官 | NHKニュース
 22日から始まった「Go Toトラベル」で、政府が、若者や高齢者の団体旅行は控えることが望ましいとしていることに関連し、菅官房長官は、若者は20代以下、高齢者は60代以上を念頭に置いていることを明らかにしました。

 ということで基準が適切かどうかはともかく、さすがに基準が提示されました(現時点では単なる菅の口頭発表にとどまりますが)。ただし「何人が団体旅行なのか」については未だ基準が提示されてないようです。
追記あり

 調布市北部公民館で、延江(のぶえ)由美子さんの「行雲流水~インド北東部への旅」と題する写真展が開かれている。

 延江氏の名前でぐぐったら
清泉女子大学Sr.延江由美子写真展の開催について(2019年11/12(火)・13(水)・19(火)~27(水)、既に終了済み)
平和写真展「行雲流水 インド北東部への旅」 | 調布市(高世が紹介する写真展で開催中)
なんて記事がヒットしました。

 私は東南アジアの少数民族を数多く訪ねて取材している。
 昔、京大の研究者が唱えた「照葉樹林文化論」に入れ込んでいた私は、ネパール、ブータンからインド北東部、ミャンマーおよびラオス北部、雲南省、台湾、日本の西日本へと連なる半月弧こそ日本の古層文化の基盤だと考えていた。

 何で「京大の研究者」の具体的な個人名を出さないんですかね?。
 うろ覚えの上に手元に本などもないから出したくても出せないのか、はたまた出したくない理由があるのか。
 なお、照葉樹林文化論 - Wikipedia上山春平 - Wikipedia*8京都大学名誉教授、佐々木高明 - Wikipedia*9国立民族博物館名誉教授、中尾佐助 - Wikipedia*10大阪府立大学名誉教授を提唱者の名前としてあげています。

*1:小渕内閣労働相、第一次安倍、福田内閣経産相麻生内閣規制改革等担当相、自民党政調会長(第二次安倍総裁時代)、第二次、第三次安倍内閣経済財政担当相、自民党選対委員長などを経て、現在、自民党税制調査会

*2:法務省大臣官房長、法務事務次官、東京高検検事長など歴任。賭け麻雀問題で東京高検検事長引責辞任

*3:旧称は近畿日本ツーリスト近畿日本鉄道グループ)。

*4:現在はJR西日本グループ

*5:東武鉄道グループ

*6:小渕、森内閣運輸相、小泉、福田、麻生内閣経産相自民党総務会長(第二次安倍総裁時代)を経て現在、幹事長

*7:共産党政策委員長、副委員長などを経て書記局長(常任幹部会委員兼務)

*8:著書『照葉樹林文化:日本文化の深層』(編著、1969年、中公新書)、『続・照葉樹林文化』(編著、1976年、中公新書)、『稲作文化:照葉樹林文化の展開』(編著、1985年、中公新書)など

*9:著書『日本文化の基層を探る』(1998年、NHKブックス)、『照葉樹林文化とは何か』(2007年、中公新書)、『新版・稲作以前』(2014年、NHKブックス)など

*10:著書『栽培植物と農耕の起源』(1966年、岩波新書)、『花と木の文化史』(1986年、岩波新書)、『農業起源をたずねる旅:ニジェールからナイルへ』(1993年、岩波同時代ライブラリー)、『秘境ブータン』(2011年、岩波現代文庫)、『料理の起源』(復刻版、2012年、吉川弘文館)など