黒坂真に突っ込む(2020年7月31日分)

黒坂真リツイート
 岡野八代*1先生。古今東西、性的労働サービスを提供して生計の糧を得る方は存在します。顧客が民間人か、日本兵士かで提供する性的労働サービスの内容が変わるわけではない。民間人と同様に、日本兵士は性的労働サービスを購入しただけです。今も昔も、性的労働サ-ビス購入は戦争犯罪ではありえません。

 デマも大概にしろという話です。「性的労働サービス(黒坂の言葉)」の是非はともかく、慰安婦は「ただの性的労働サービスとは違う」から非難されたし、その非難に対し日本政府も河野談話アジア女性基金という対応をせざるを得なかった。
 黒坂の主張は

◆戦争で殺人があるのは当然だ。だから南京事件やいわゆるバターン死の行進に問題は無い
◆パチンコや競馬、競艇、競輪を容認するのなら「同じギャンブルである」ヤクザの闇カジノを容認しても問題ない
サラ金を容認するなら「同じ高利貸しである」ヤミ金融を容認しても問題ない

レベルの詭弁です。

*1:同志社大学教授(政治学)。著書『法の政治学』(2002年、青土社)、『シティズンシップの政治学(増補版)』(2009年、白澤社)、『フェミニズム政治学』(2012年、みすず書房)、『戦争に抗する』(2015年、岩波書店)など( 岡野八代 - Wikipedia 参照)