今日の朝鮮・韓国ニュース(2020年8月1日分)


【久保田るり子の朝鮮半島ウオッチ】韓国に元主体思想派の統一相が登場 文政権中枢を牛耳る従北の系譜 - 産経ニュース
 本当に元主体思想派かどうか自体疑問符がつき、「昔の学生運動活動家にはそう言う人が多かった」「昔の仲間の中にあいつは主体思想派だったといってる奴がいる」程度の話にすぎず、当人は否定しているとのことです。
 どっちにしろ、「昔と今」は違います。
 たとえば「共産党員だった筆坂秀世(元日本共産党政策委員長、参院議員)、藤岡信勝」と「極右活動家に転身した今の筆坂、藤岡(現・つくる会副会長)」は違う。
 あるいは、辻井喬堤清二)の小説『風の生涯』のモデルとなった水野成夫(小説では矢野重也)は「学生時代は共産党員だったが、その後、転向。フジサンケイグループ総帥になった」と言う御仁ですが、もちろんフジサンケイは水野時代からウヨです。
 なお、「話が脱線しますが」おそらく辻井氏が水野を取り上げたのは
1)学生時代は共産党員だった
2)水野も辻井氏(堤康次郎 - Wikipediaの息子)も金持ちのボンボン
3)一代で巨大企業グループ(水野はフジサンケイグループ産経新聞、フジテレビ、ニッポン放送など)、辻井氏は西武セゾングループ西武百貨店西友など))を作り上げるが、最終的には経営に失敗し失脚する(辻井氏は西武セゾングループを崩壊させ、水野はグループは崩壊しなかった物の、実権を部下の鹿内信隆*1に奪われる)
と言う点で自分との共通性を感じ興味を覚えたからでしょう。
 あるいは、あの極右・ナベツネですら学生時代は共産党員だった。つうことで良かれ悪しかれ人間は変わるわけです。
 そして太陽政策は「韓国版・東方政策」であり、単純な北朝鮮万歳では無い。
 太陽政策がモデルとする「東方政策」の中心人物「ブラント*2首相」にしても単純な「東ドイツ万歳」ではない。

*1:まあその鹿内一族も後に日枝久ら部下に実権を奪われますが。

*2:西ベルリン市長、キージンガー政権副首相兼外相などを経て首相。東方政策(東方外交)が評価され1971年にノーベル平和賞を受賞