「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2020年8/15日分:荒木和博の巻)

平和を守る?【調査会NEWS3317】(R02.8.15): 荒木和博BLOG

 「平和を守る」という言葉、矛盾しているのではないでしょうか。
 国を守った結果が平和です。

 完全な詭弁ですね。この場合は「日本が過去にやらかした戦争を深く反省する」つう文脈なのだから「戦争が起こるような状態にしない=平和を守る」ですね。
 「健康を守る」と言う言葉に「体調管理の結果が健康です」と因縁つけるぐらいくだらない。
 「ベトナム戦争の後方支援」「自衛隊PKO」等といった問題はともかく、そう言う意味では日本は「自衛隊を戦闘に参加させることなどせず」、ましてや「日本国内で戦争などせず」平和を守ってきたわけです。
 つうか、そんなことと拉致の解決と何の関係があるのか。何の関係も無い。

 「専守防衛」とは沖縄戦のように住民を巻き込んで日本の国土で戦争をすることです。

 「嘘も大概にしろ」という話ですね。 
 そもそも沖縄戦は「真珠湾攻撃」から始まった話であり真珠湾攻撃は勿論「日本による米国への先制攻撃」であり、「専守防衛」ではありません。むしろ戦前日本が「専守防衛」なら「日本による米国への先制攻撃」である真珠湾攻撃は無く、当然、沖縄戦もありませんでした(そもそも、太平洋戦争において、住民に被害が出たのは沖縄戦だけでは無く、東京大空襲も、広島や長崎の原爆もそうですが。何せ松代大本営なんかつくっていたのが昭和天皇ですから、住民の犠牲など昭和天皇は何とも思っていません)。
 専守防衛とかそう言う話では無く、戦争において「相手の軍事力が圧倒的で、自国の敗色が濃厚なら」、そして「にもかかわらず降伏しないならば」住民を巻き込んだ戦争にならざるを得ないという話です。裏返せば「圧倒的な軍事力を持つ相手」に戦争をしてはいけない*1し、そんな相手に戦争をしかけて「敗北が不可避」なら住民の犠牲をできる限り少なくするために早急に降伏するのが「為政者の政治的、道義的義務だ」ということですね。
 そうした「為政者の義務」を果たさず、保身のために国民の犠牲をいたずらに増やしたあげく、降伏後、退位すらしなかった「人間のくず」昭和天皇には怒りを禁じ得ません。
 それはともかく、「北朝鮮に日本相手に軍事侵攻する能力も無い」のに、そんな話と拉致と何の関係があるのか。
 それとも荒木は「北朝鮮に日本に侵攻する能力がある」と強弁する気なのか。
 ばかばかしくて話になりません。荒木みたいなバカを拉致被害者家族会が愚かにも持ち上げるからこそ拉致が解決しないわけです。
 拉致を解決するために必要なこと、それは第一に家族会が荒木(特定失踪者問題調査会代表、予備役ブルーリボン会代表、元救う会事務局長)、島田(救う会副会長)、西岡(救う会会長)ら「救う会のごろつき右翼らと縁切りすること」であり、第二に蓮池透氏と和解することでしょう。ただし俺は「馬鹿の集まり・家族会」にそれができるとは思っていませんし、だからこそ「拉致はもはや拉致被害者家族が皆死亡するという形でしか解決しない」と達観(?)していますが。
 俺にとって家族会は赤の他人なので彼らには何一つ同情してないし、正直彼らがどうなろうと知ったことでは無いですね。

*1:もちろん日中戦争のような「自衛戦争(もちろん中国にとっての)」ならまた話も別です。「日本の方が軍事強国だから降伏しよう」つう話ではありませんが、太平洋戦争はそもそも「日本の自衛戦争」ではありません。