リベラル21と阿部治平の「常軌を逸したアンチ中国」を今日も嗤う(2020年8/22日分)

リベラル21 「中国は社会主義か」という討論について(阿部治平)

 昨年12月、京都現代中国研究所とかもがわ出版共催で、「中国は社会主義か」というシンポジウムが京都で開かれた。(中略)(シンポジウム参加者の発言は『中国は社会主義か』(かもがわ出版、2020・06)に収録されている)。

 阿部の紹介するシンポジスト諸氏の見解については「俺にコメントする能力が残念ながら無い」のでコメントしません。明らかに常軌を逸している阿部の「反中国」珍論にのみ突っ込みを入れます。

 シンポジウム参加者の何人かから、「党国家体制」が大きな経済発展を導いたことを高く評価する見解が表明されが、高度経済成長は中国だけではない*1開発独裁国家の例を挙げるまでもなく、政治がよほどでたらめでなければ、20年もたてば後発国の経済成長はたいがい実現するものだ。

 以前も「反中国ウヨ」阿部は「中国共産党への敵意むき出し」でこんなこと言ってましたが「アホか」「バカは黙れ」ですね。中国の経済成長が「世界第2位の経済大国」というすさまじいものであり、「普通の経済成長では無い」のによくもこんなことがいえたもんです。
 そして「ということは、中国に比べて経済力の劣る国(もちろんそんな国はアジア、アフリカの発展途上国にはいくらでもありますが)は軒並み政治が中国よりもデタラメ*2なんですね?」と聞かれたら阿部はどう答える気なんでしょうか?
 「その通りです。中国は欧米先進経済国との比較はともかく、アジア、アフリカの発展途上国の中では政治は非常にまともな方なのです(いや、実際にそうなのかもしれませんが)」と阿部は回答するのか。アンチ中国の阿部ではとてもそうは思えません。
 中国の経済発展を素直に認められない阿部が愚かなだけでしょう。思いつきの詭弁を阿部が放言しているとみるべきでしょう。
 素直に「民主主義の観点はともかく、経済施策については中国は評価できると思う」といえない辺り、阿部の「常軌を逸したアンチ中国」ぶり、そしてそんな阿部の駄文を平然と掲載するリベラル21の「常軌を逸したアンチ中国」ぶりを嗤わざるを得ませんが、まあ、リベラル21にはこの阿部の意見に「異議なし、同感」という「常軌を逸したアンチ中国」しかおそらくいないわけです。この阿部の記事に批判コメントしても間違いなく掲載拒否される(過去に俺は阿部に批判コメントを掲載拒否されています)。
 「あなたの言う通りだと思います」という同意コメントしかリベラル21のコメント欄には基本的には掲載されません。そういう「寛容性のかけらも無い集団」がリベラル21です。
 まあ、リベラル21も全くもって「未来の展望も何もない」悲惨な集団だと思いますね。「同意見の人間しかいない閉じた集団」である上に、その「同意見」が「中国の経済発展はたいしたもんじゃない(阿部)」なんてまともじゃない代物ですから。しかも阿部治平以外も「澤藤統一郎」「田畑光永」だの出てくる人間、出てくる人間、ジジババしか居ないのだから。リベラル21がいずれ衰退し消滅するであろう事は目に見えています。まあ現時点ですらリベラル21の社会的影響力はほとんど皆無でしょうが。これでよくもまあ「共産党員が高齢化してる(実際どうなのか知りませんが)」などと共産党に悪口雑言できるもんです。

 すでに香港は本土化された*3。いま危機は台湾に及んでいる。

 おいおいですね。「一国二制度とはいえ、中国が実効支配していた香港」と「実効支配していない台湾」を同一視するとはどこまでバカなのか。

 日本の保守世論は反中国に傾き、習近平主席の国賓としての訪日も危ぶまれる状態だ。

 いや危ぶまれてはいないと思いますが。

 だが、中国は地理的に離れるわけにはいかない隣国である。体制にかかわりなく、日中両国は好ましい関係を結んでいかなければならない。

 阿部の非常識な「中国の経済発展はたいしたもんじゃない」「台湾が危ない」などという珍論はおよそ「日中両国は好ましい関係を結んでいかなければならない」と思ってる人間の物言いではなく、むしろ「反中国右翼の物言い」に酷似していますが、それはさておき。
 第一に「常軌を逸したアンチ中国」の阿部やリベラル21ですら「日中両国は好ましい関係を結んでいかなければならない」と言っていることはそれなりに評価したいと思います。
 第二に、しかし阿部は「中国は地理的に離れるわけにはいかない隣国である」としか言ってないことも指摘しておきたい。
 隣国であろうと無かろうと、「英国がG7諸国として最初にAIIB参加を表明したこと」などでわかるように「経済大国・中国を敵視する」などという選択肢は世界各国(日本に限らない)にはありません。
 阿部が「中国は経済大国であるから好ましい関係を結んでいかなければならない」と言わない点には「反中国右翼として中国が世界に冠たる経済大国であることをどうしても認めたくないのか?」と呆れざるを得ません。

*1:まあ確かに中国だけでは無く「我が日本」「台湾、韓国」など他にもありますが、はっきり言って数が少ないわけです。だから中国など「数少ない経済発展した国」が評価される。

*2:もちろん、政治がデタラメな国もあるでしょうが。

*3:と言えるかどうかは議論の余地があるでしょうがひとまず置きます。