黒坂真に突っ込む(2020年8月24日分)

黒坂真リツイート
 清水ただし議員。金正恩は既に核を30個以上保有している可能性がある。独裁者金正恩を風刺する小話を、清水ただし議員が街頭演説でなさったら支援者が増えますよ。
清水ただし*1
 (ボーガス注:元お笑い芸人として)権力を風刺するのがお笑いの矜持の一つだとずっと思ってきました。強い奴を笑い飛ばすのが上方のお笑いやと。しかし、最近は風刺される側になってしまった芸人さんもおられるようです。それだけ権力*2になびく人だと見られているからではないでしょうか。私は(ボーガス注:強者を批判する笑いは好きですが)弱者をいじる笑いは好きではありません。

 いつもながら「黒坂てキチガイ?」ですね。
 「会社の命令なのだろうが、吉本興業の芸人たちは維新万歳でみっともない。見るに堪えない(このツイートの前提にあるのはもちろん都構想問題でしょう)」という清水ツイートに対して何で「北朝鮮云々」なんて話になるのか。

黒坂真
 小池晃書記局長。日本共産党はシベリア抑留が実施されている時期、なぜ日本兵士を直ちに返せ、とソ連共産党に要求できなかったのでしょうね。
小池晃日本共産党
 旧ソ連スターリンがシベリア強制抑留の秘密指令を出してから75年目の8月23日。元日本兵ら約57万5千人が拉致され栄養失調や病気などで約5万5千人が亡くなった戦争犯罪。遺骨収集も今のままでは百年たっても終わらず。今日は千鳥ヶ淵で追悼集会、本来は国主催とすべき。
社説:シベリア抑留 遺骨収集進め実態解明を - 毎日新聞
・10年前に成立したシベリア特措法は、国に実態解明を求めている。だが、抑留の具体的な実行責任者や、何人がどこに連れていかれ、どのような経緯で亡くなったのか全容は分かっていない。抑留者の記録の開示も不十分だ。
 遺骨の収集も進んでいない。1990年代から継続的な収集が始まり、約2万2000人分が帰ってきた。だが、ロシアなどに眠ったままの遺骨は依然多い。埋葬地の荒廃も指摘される。
 2016年には戦没者遺骨収集推進法が成立した。無念の思いで亡くなった人々の遺骨を故国に帰すのは国の責務のはずだ。
 それなのに遺骨の取り違えという、あってはならないことが昨年発覚した。厚労省が再調査した結果、日本に持ち帰った遺骨460人分が外国人のものだった。
 専門家から指摘があったにもかかわらず、長年放置されてきた。収集数ありきと取られかねないずさんなやり方で、日本人遺族や現地の人に対して礼を欠く。
 再発防止策をまとめた厚労省は先月、「戦没者遺骨鑑定センター」を設置した。外部専門家も登用し、遺骨の科学的な鑑定や研究を諸外国の機関と連携して進めるという。信頼回復に努め、二度と過ちを犯さないようにしてほしい。
 死亡の経緯や正確な埋葬地を知るには資料を持つロシア側の協力が不可欠だ。外交ルートを通じて粘り強く交渉を続けるべきだ。
・抑留体験者は年々減り、平均年齢も97歳になった。遺族も高齢化している。苦難の歴史を次世代へ継承していかなければならない。

 シベリア抑留(1945~1956年)の時期と言えばちょうど「いわゆる50年分裂の時期(ソ連、中国の圧力で党が分裂。1950年には徳田書記長が中国に亡命しいわゆる北京機関を設置。徳田死後、1955年のいわゆる6全協で党の統一を回復)」ですからねえ。 
 1955年の6全協以前は「ソ連、中国の権威が絶大であり、自主独立路線が確立できていなかった」と共産党自身も批判的に総括する時期のことを今更あげつらって何の意味があるのか。
 しかも黒坂のリツイートは「国はもっときちんと遺骨収集すべきだ」「シベリア抑留の追悼集会は国が主催すべきだ」という小池ツイート、あるいは小池ツイートが紹介する「国はもっときちんと遺骨収集すべきだ」「抑留の歴史をきちんと後世に語り継ぐべきだ」といった内容の毎日社説に対する応答には全くなっていません。いつもながら黒坂の馬鹿さには呆れます。
 まあ、それはともかく「ソ連崩壊後の」シベリア抑留ですらこれです。北朝鮮拉致問題は、今のままではいつまで経っても拉致被害者は帰国できないでしょう。

*1:大阪市議を経て衆院議員。日本共産党中央委員、党大阪府委員会副委員長。元お笑い芸人(松竹芸能所属)

*2:もちろん維新のこと