高世仁に突っ込む(2020年8/28日分)(追記あり)

自分が変われば世界も変わる - 高世仁の「諸悪莫作」日記

 人間とは、文明とは、宇宙とは・・といった大きな事だけを考えていたい。
 前から私、「世渡りの知恵」(これはとても大事なものだが)を軽視するきらいがあったが、(ボーガス注:ジンネットを倒産させて結果的に会社経営の苦しみから解放された)最近はますますその傾向が強くなっている。

 「良く言うぜ」ですね。横田奥さんへの媚びへつらいは明らかに「横田奥さん(ひいては拉致被害者家族会や拉致問題)を利用して金儲けしよう」という薄汚い「世渡りの知恵」ではなかったのか。
 実際、高世は一時期は

◆『スーパーK*1を追え』(1997年、旬報社
◆『娘をかえせ息子をかえせ:北朝鮮拉致事件の真相』(1999年、旬報社
◆『拉致:北朝鮮の国家犯罪』(2002年、講談社文庫)
◆『金正日「闇ドル帝国」の壊死』(2006年、光文社)

として拉致関連書籍を出しまくったわけです。
 皮肉なことに「拉致の風化」でその思惑は崩壊し、一方で高世が「拉致商売」に変わる新たな商売を開拓できなかったことで、会社が倒産したわけですが。

◆DVDBOOK『チェルノブイリの今:フクシマへの教訓』(2011年、旬報社
◆『神社は警告する:古代から伝わる津波のメッセージ』(2012年、講談社
◆『イスラム国とは何か』(2015年、旬報社
◆『自由に生きていいんだよ:お金にしばられずに生きる"奇跡の村"へようこそ』(2017年、旬報社

など、「脱原発」「イスラム国(ひいては中東問題)」といった「拉致問題に変わる別のカネ儲け開拓の試み」は結局全て失敗したわけです。
 それはともかく「人間とは(人間はいかに生きるべきか?)」「文明とは(あるべき文明の姿とは?)」などは、まあわかりますが「宇宙とは」てのは意味不明ですね。宇宙って人間がどうこうできる代物ではなく、「ただの自然現象」でしょうに。
 これが「地球環境とは(地球環境をどう守っていくか?)」ならまだわかりますが。

 とりあえず、いいと思ったことはすぐ実行するようにしよう。
 もう先も短いんだし。

 そんなこと言って、かっこつけるならいい加減「特定失踪者なんてデマです。だから特定失踪者認定されていた女性が、実は国内で殺害されていた上に、犯人が何一つ北朝鮮と関係なかった足立区女性教師殺人事件 - Wikipediaなんて不祥事が起きるんです。国内で遺体ないし、生存の形で特定失踪者が発見されたのは足立区女性教師殺人事件 - Wikipediaだけじゃありません。既にそうした人間は合計で40人を超えている。にもかかわらず特定失踪者認定を支持するかのような態度をとった過去の私を反省します」「特定失踪者なんてデマを放言する荒木和博ら救う会グループはまともな人間では無い」「蓮池透さん除名を家族会は撤回し、和解すべきだ」と言ったらどうなんですかねえ。結局、そうしないということで高世の言う「もう先も短いんだし」が虚言であることがモロバレになるわけです。
 それにしても高世が「末期ガンが判明」とかで「本当に先が短くなったとき」に一体何をするのか気になるところです。
 それでも「家族会や救う会の個人攻撃」や「自分の面子が崩壊すること」が怖くて、拉致がらみでの「過去の無茶苦茶な言動」を明確な反省もしないまま死ぬ気なのか。
 まあ、それはともかく。
 「世渡りの知恵」は大事ですが、ただ一方で「それだけでいいのか」つう思いは誰しもあるかと思います。
 「世渡りの知恵」だけでは「出世すればいい、金儲けすればいい」となって「倫理道徳」「正義」とかそういうことが抜け落ちてしまう。
 まあ、例は何でもいいんですが、例えば何で我々が島田叡 - Wikipediaに「一定の好意を感じるか(勿論、過大評価は禁物ですが:この点は後で詳しく触れます)」といえば

島田叡 - Wikipedia
 1945年(昭和20年)1月10日、沖縄県知事の打診を受け、受諾した。沖縄への米軍上陸は必至と見られていたため、後任者の人選は難航していた。沖縄に米軍が上陸すれば、知事の身にも危険が及ぶため、周囲の者はみな止めたが、島田は「誰かが、どうしても行かなならんとあれば、言われた俺が断るわけにはいかんやないか。俺は死にたくないから、誰か代わりに行って死んでくれ、とは言えん。」と言った。

という彼の逸話に「世渡りを犠牲にする一方で、(勿論いい意味での)人としての生き様をある意味示した」ように感じるからです。
 あるいは大臣などの要職に就いたわけでは無く、「政治家としては立身出世したとは言えない」田中正造 - Wikipediaに「一定の好意を感じるか(勿論、過大評価は禁物ですが)」といえば足尾鉱毒問題に政治家人生を賭けた彼の逸話に「世渡りを犠牲にする一方で、人としての生き様をある意味示した」ように感じるからです。

・これまでは、生協の「パルシステムでんき」と契約していたのだが、京都の「TERA Energy」(テラ・エナジー)に変更した。
・「TERA Energy」とは、一昨年、4人のお坊さんが設立した冗談のような会社で、テラは「寺」、メガ、ギガ、テラのテラともかけているのだろう。
・料金の2.5%が自分の好きなNPOや運動に寄付されるのが特徴だ。寄付先リストの中から契約者が選べるようになっている。
・私がテラ・エナジーを選んだ理由の一つは、寄付先の一つ「あわエナジー」を支援したいから。「あわエナジー」は3か月前に徳島で立ち上がったばかりの団体で、それで「あわ(阿波)」。英語のour(我々の)にもかけている。
 こちらの紹介はまたいずれ。
・テレビでも紹介してみたい。近く設立した僧侶に会おう。善は急げ。

 「テレビでも紹介してみたい」てのは、「???」ですね。高世は「テレビ番組制作会社ジンネットを倒産させたはず」なのに一体どうやって「テレビで紹介できるのか?」。
 「どこぞのテレビ番組制作会社に再就職でもしたの?。それともまさかとは思うけど、また番組制作会社を立ち上げたの?」ですね。高世が「何故、テレビで紹介できるのか説明しない」ので全く意味不明ですが。

【追記1:テラ・エナジー、あわエナジー

僧侶らタッグ 新電力に参入 TERA Energy :日本経済新聞
 気候変動や自殺(自死)などの社会的な課題に取り組んできた僧侶らが宗派を超えて設立したTERA Energy(京都市)が25日に記者会見し、新電力事業に乗り出すと発表した。現在、小売電気事業者の登録を申請中で、2019年4月にも中国・四国電力管内でパイロット的に事業を開始する計画だ。
 社長には西照寺(奈良県葛城市)住職の竹本了悟氏が就いた。全国のお寺やそのコミュニティーを活用して顧客を開拓、自然エネルギーを中心とした電力を供給する。広告費など事業運営の経費を節約することで、電金料金を電力大手に比べて2~3%安くするほか、地域の活動などに充てる「お寺サポート費」を生み出す。

 貧困と自殺に取り組む僧侶たち - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)と言う記事が紹介しているような「社会的試み」のようですね。

再エネ比高い電力販売 県民有志らのあわエナジー、テラエナジーと連携 /徳島 - 毎日新聞
 県内の住民有志による市民団体「あわエナジー」が29日、徳島市の興源寺で記者会見を開き、僧侶らでつくる電力小売会社「TERA Energy(テラエナジー)」(京都市)と連携して、再生可能エネルギー比率の高い電力を販売すると発表した。年内に一般社団法人格を取得し、地球温暖化などをテーマとした勉強会の開催や、太陽光発電所の建設なども視野に入れている。
 テラエナジーは、2018年設立。再生可能エネルギー比率が77%以上の電力を供給し、電気料金のうちの2・5%を団体などに寄付するのが大きな特徴。寄付先はテラエナジーの連携先から顧客が選べる。

【追記2:島田叡、荒井退造への批判】

戦争と個人・・・島田叡知事はほんとうに「偉人」か?
 20日の沖縄平和学会でショッキングな話を聴きました。沖縄戦で亡くなった「最後の知事」と言われる島田叡(あきら)についてです。
 今年8月7日、TBS系テレビ報道ドラマ・「生きろ」で、沖縄戦における島田知事の活躍が「実話をもとに」したドラマとして放送されました。
(中略)
 ところが、平和学会で川満彰さん*2(名護市教育委員会)がこう述べたのです。
 「陸軍中野学校出身の離島残置諜者(離島に残って諜報活動を行う兵士)に教員免許を交付(「沖縄県青年学校指導員」「沖縄県国民学校訓導」を辞令)したのは島田叡だ。その戦争責任はどうするのか」。
 島田知事は大本営直属のスパイの偽装に手を貸したというわけです。吉川由紀さん(沖国大非常勤講師)も、ドラマでの島田美化にたいへんな違和感を持ったとし、「(島田は)第32軍の南部撤退に反対したというが、同じく反対して拷問で殺された人もいたはず(なのに島田はおとがめなし)」。2人から島田叡の負の側面を突き付けられたのです。

沖縄戦75年・危険な島田知事、荒井警察部長の美化
 23日付の琉球新報沖縄タイムスは、沖縄戦当時の島田叡(あきら)県知事、荒井退造警察部長を描いた映画「島守の塔」(五十嵐匠監督)の「製作を応援する会沖縄」が22日結成されたと大きく報じました。
 結成式で五十嵐監督は「島田さん、荒井さんの偉人伝を作るつもりは全くない」(23日付琉球新報)と述べていますが、「極限状態の沖縄戦で、人間は他人を思うことができるのかということがテーマだ」(同)としており、島田知事や荒井部長が美化されるのは必至でしょう。琉球新報も島田知事を「沖縄戦当時、食糧確保や疎開に尽力したとされる」と好意的に紹介しています。
 かつて島田知事と荒井部長を描いたテレビドラマが放送されたこともあり(2013年8月TBS系)、両氏を「偉人」とする見方は「本土」でも少なくありません。
 しかし、これは事実に反した評価・美化(中略)です。
 『沖縄戦を知る事典』(吉浜忍*3林博史*4・吉川由紀編、吉川弘文館、2019年、P70~73、林博史氏執筆)から抜粋します。
内務省は「(ボーガス注:軍と対立した前任者・泉守紀とは違う)軍の司令官らと協調してやってくれる知事」として島田叡を選んだ(当時の警保局長の証言)。沖縄県民を犠牲にしようとする軍に対して県民を守ろうとするのではなく、軍の要求にこたえる知事として選ばれたのである。
 知事のきわめて重大な行為の一つが、鉄血勤皇隊への学徒の動員である。第32軍司令官、沖縄連隊区司令官(徴兵業務を担当)、沖縄県知事三者による覚書がある。14歳から17歳までの学徒の名簿を作成して、県知事を通じて軍に提出し、その名簿を基に軍が学徒を鉄血勤皇隊に軍人として防衛召集し、戦闘に参加させることが取り決められていた。県知事は本来兵士に召集される義務のない学徒を軍に提供した。いくつかの史料からこれは島田知事によるものと考えられる。
 45年4月27日、市町村長会議が県庁壕で開催された。この会議で(島田は―引用者)米軍が住民まで皆殺しにすると恐怖を煽り、住民にも一人残らず竹やりなどを持って戦うように指示していた。>
 以前(2013年)、琉球大学で行われたシンポジウムで、郷土史研究家の川満彰氏(名護市教育委員会)が、島田知事についてこう述べたことがあります。
 「陸軍中野学校出身者の離島残置謀者(離島に残って諜報活動を行う日本兵)に(偽装のための)教員免許を公布したのは島田叡だ。その戦争責任はどうするのか」(2013年10月25日のブログ戦争と個人・・・島田叡知事はほんとうに「偉人」か?参照)
 島田叡と荒井退造は「本土」政府・大本営に忠実に従って沖縄戦を遂行する官僚として送り込まれ、事実その通り行動したのです。その島田、荒井を評価・美化することは、誤りであるだけでなくきわめて危険な意味を持ちます。
「今日、有事(戦時)法制を考えるとき、地域の戦争体制を作るのは自衛隊というより警察を含めた行政機関である。沖縄の戦時体制を作った行政・警察を美化することはこの問題から人々の目をそらせることになりかねない」(林博史氏、前掲『沖縄戦を知る事典』)
 沖縄戦から75年。事実を正確に掘り起こし、教訓を導くことが改めて重要になっているいま、島田、荒井を美化することはまさにそれに逆行するものと言わねばなりません。
 さらに重大なのは、この「映画『島守の塔』製作を応援する会沖縄」の「呼びかけ人」47人に、琉球新報沖縄タイムス琉球放送沖縄テレビ琉球朝日放送など、沖縄メディアの代表が揃って名を連ねていることです。沖縄メディアの見識が問われます。その責任はきわめて重いと言わざるをえません。

 ということで島田や荒井については「彼らが政府の一員として、決められた枠でしか動けなかった」と言う点にも注意が必要でしょう。
 もちろん彼らに善意が無かったとは言いませんが、林博史氏らが批判するように「島田や荒井の負の側面」を無視して美化のみすることは明らかに不適切でしょう。
 こうした林博史氏らの島田批判についてはこの本で沖縄戦を勉強したい - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)も紹介しておきます。なおこの本で沖縄戦を勉強したい - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)のいう「この本」とは沖縄戦75年・危険な島田知事、荒井警察部長の美化が紹介する『沖縄戦を知る事典』(吉浜忍・林博史・吉川由紀編、吉川弘文館、2019年)のことです。


【参考:沖縄戦陸軍中野学校

[読書]川満彰著「陸軍中野学校と沖縄戦」 少年兵の実態が明らかに | 沖縄タイムス+プラス ニュース | 沖縄タイムス+プラス
 著者の10年にわたる調査は、護郷隊をテーマにしたNHKスペシャル「あの日、僕らは戦場で」に影響を与えた。そして今夏公開中の映画「沖縄スパイ戦史」にもつながり沖縄の秘密戦の実態を全国に知らしめ、現在1万数千人を動員する話題作になっている。このように著者の調査は所属する名護市史における地域史研究の範疇(はんちゅう)を超え、日本全体の歴史的課題を提起するものとなっている。
【著者プロフィール】
かわみつ・あきら:1960年コザ市(現・沖縄市)生まれ。沖縄大学大学院沖縄・東アジア地域研究専攻修了。名護市教育委員会文化課市史編さん係嘱託職員

【参考:映画『島守の塔』】

神戸新聞NEXT|総合|映画「島守の塔」キャスト発表 島田叡役に萩原聖人さん
 太平洋戦争末期の沖縄戦を描き、命や平和の尊さを伝える映画「島守の塔」の製作委員会(神戸新聞社などで構成)は17日、住民と苦難を共にした沖縄最後の官選知事・島田叡=神戸市須磨区出身=役に萩原聖人さん、元沖縄県警察部長の荒井退造=宇都宮市出身=役に村上淳さんが決まった、と発表した。
【映画「島守の塔」】
 戦後75年となる今年、島田叡(1901~45年)の出身地の神戸新聞社サンテレビ、荒井退造(1900~45年)の出身地の下野新聞社、沖縄の琉球新報社沖縄タイムス社などが連携して実現。製作委員長は沖縄県元副知事の嘉数昇明さんが務める。

[社告]映画「島守の塔」サポーター募集 21年撮影再開へ 製作委員会 | 沖縄タイムス紙面掲載記事 | 沖縄タイムス+プラス
 沖縄タイムス社、琉球新報社などで作る映画「島守の塔」製作委員会(嘉数昇明委員長)は7日、2021年の撮影再開に向けて個人支援制度「映画島守の塔サポーター」を創設しました。より多くの方々に映画製作への支援を募ります。

神戸新聞NEXT|総合|沖縄戦描く映画「島守の塔」の撮影 21年春以降に再開
 太平洋戦争末期の沖縄戦を描き、命や平和の尊さを伝える映画「島守の塔」の製作委員会(神戸新聞社などで構成)は8日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて休止している撮影について、来年春以降に再開する、と発表した。来年を予定していた全国順次公開は、沖縄の本土復帰50年に当たる2022年を目指して調整する。
 作品は、沖縄最後の官選知事・島田叡=神戸市須磨区出身=と、元沖縄県警察部長の荒井退造=宇都宮市出身=が主役。3月25日に沖縄でクランクインしたが、新型コロナによる緊急事態宣言が発令されたことなどを踏まえて4月上旬に撮影延期を決めた。
 撮影再開の具体的な時期は新型コロナの収束状況などを見極めて慎重に判断する。

神戸新聞NEXT|総合|映画監督の五十嵐匠さん「ぽろぽろ涙流した彼女にこそ見てほしい」
◆インタビュアー
「今回、五十嵐さんを映画製作へと突き動かしたものとは、何だったのですか。」
◆五十嵐監督
「知人から島田叡さん、荒井退造さんを紹介してもらったことが大きかったですね。敗戦濃厚の当時、沖縄へ行くのは死を意味していた。島田さんは『俺が断ったら、誰かが行かないといけない』と言い残して赴任した。しかし一方で、軍に協力して若い人の名簿を提出し、ひめゆり学徒隊鉄血勤皇隊などで、10代の若者を戦場へと送り込んでしまった。職務とはいえ、自分の娘と同年代ですから、苦しかったでしょう」
「荒井さんもそうです。島外への疎開が進まず苦心し、警察が先頭に立とうと部下の家族を乗せて対馬丸を出港させる。ところが、その対馬丸が米軍に撃沈されてしまい、多くの犠牲者を出すことになった。つらかったと思います。2人とも重い十字架を背負って沖縄戦と向き合った。苦悩しながら住民保護に尽くす姿から、見えてくるものがあると考えています。」
「私は偉人伝にはしたくないんです。島田さんも、荒井さんも神ではない。1人の人間として悩み、もがき苦しんだ。首がなかったり、はらわたがえぐり出されたりした少年や少女の遺体を目の当たりにしたはずです。それをどんな思いで目に焼き付けたか。しっかりと描くつもりです」
「島田さんは『生きろ』と言っていますが、安易に使いたくないんです。この言葉の意味をしっかり説明するには、戦前の皇民化教育を理解する必要があります。沖縄の人は懸命に『日本人』になろうとした。そして捕虜になったら、男は殺されて女は乱暴されると刷り込まれていた。そんな中で『生きろ』と言っているんです。時代の状況を正確に把握しないと、島田さんの言葉の深さは伝わりません」

 ということで映画がどうなるかはともかく、林博史氏のような島田、荒井批判を「ある程度」は映画制作側も認識しているようです。少なくとも「全く無知である」ということはない。


【参考:島田や荒井の美化】

神戸新聞NEXT|総合|沖縄戦当時の知事・島田叡氏しのび俳句大会 最高賞に山崎祐子さん
 太平洋戦争末期の沖縄戦当時、沖縄県知事を務めた島田叡氏と警察部長だった荒井退造氏を追悼し、平和を誓う第3回「島守忌」俳句大会の受賞作品を14日、主催する島田叡氏事跡顕彰期成会が発表した。

<つなぐ 戦後75年>沖縄県民の悲痛 訴え 宇都宮市立南図書館で荒井退造企画展:東京新聞 TOKYO Web
 宇都宮市出身で太平洋戦争末期、内務官僚として沖縄に派遣され、県民の命を守ろうと県外疎開などに奔走した荒井退造(一九〇〇年〜四五年)を振り返る企画展が、宇都宮市立南図書館で開かれている。

*1:北朝鮮が製造しているとされる偽札

*2:著書『陸軍中野学校沖縄戦:知られざる少年兵「護郷隊」』(2018年、吉川弘文館歴史文化ライブラリー)

*3:沖縄国際大学教授。著書『沖縄の戦争遺跡:〈記憶〉を未来につなげる』(2017年、吉川弘文館

*4:関東学院大学教授。個人サイトWelcome to Hayashi Hirofumi'沖縄戦関係の著書に『沖縄戦と民衆』(2001年、大月書店)、『沖縄戦 強制された「集団自決」 』(2009年、吉川弘文館歴史文化ライブラリー)、『沖縄戦が問うもの』(2010年、大月書店)、『沖縄からの本土爆撃:米軍出撃基地の誕生』(2018年、吉川弘文館歴史文化ライブラリー)、『沖縄戦を知る事典』(編著、2019年、吉川弘文館