「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2020年8/29日分:荒木和博の巻)

「その後」を考える集い29 in Zoom【調査会NEWS3325】(R02.8.29): 荒木和博BLOG

 次回はポスト安倍を考える集いにしたいと思います。

 「はあ?」ですね。自民党員でない限り「ポスト安倍」をどうこうすることはできません。「拉致解決のために誰それにポスト安倍になって欲しい」と言ったところで意味が無い。そもそも石破でアレ、岸田でアレ、誰でアレ、「拉致問題について救う会と同じ立場にあるわけでも無い」以上、「拉致解決のために誰それにポスト安倍になって欲しい」と言うこと自体が無理でしょう。結局、「ポスト安倍が誰でアレ」拉致解決のために必要と思うことを救う会、家族会が要望するだけの話です。とはいえ、その「拉致解決のために必要と思うこと」が救う会、家族会の場合「経済制裁続行」というどう考えても「拉致を口実に、国交正常化交渉をウヨとして妨害しているだけの代物」なのだから拉致が解決するわけもありません。


尾上民公乃さんについて(8月29日のショートメッセージです): 荒木和博BLOG
 4分程度の動画です。

 令和2年8月29日土曜日のショートメッセージ(Vol.147)。昭和62年(1987)大阪で失踪し、乗っていた車が博多港で引き揚げられた尾上民公乃(おのうえ・みこの)さんについて、これまで気付いていなかったことが出てきており、それについてお話ししました。

 当然ながら「これまで気付いていなかったこと」とやらが出てきたところでそれが
1)北朝鮮拉致と認定するに足る証拠
2)尾上さんが拉致だとして、拉致実行犯と思われる人間がその「気づいていなかったこと」で判明した
などという「重要な事実」ならともかくそうでないなら何の意味もありません。
 例えば、
1)「大阪が最後に目撃された場所」と思われていたが「実は大阪ではなく神戸だと分かった」(しかしそれが分かったところで拉致実行犯が分かるわけでも何でもない)
2)昭和62年8月20日に失踪したと思われていたが、実は9月20日だった(しかしそれが分かったところで拉致実行犯が分かるわけでも何でもない)
 あるいはもっと酷くて(?)
3)尾上さんは失踪した日の昼食に自宅近くのラーメン屋でワンタン麺を食べたと思われていたが実は、昼食は自宅近くの洋食屋のオムライスであった(しかしそれが分かったところで拉致実行犯が分かるわけでも何でもない)
なんてのは「で、それが何の役に立つの?」という話ですよねえ(以上はあくまでたとえ話であり、こうした事実があるわけではありません)。
 荒木の言う「これまで気付いていなかったこと」てのはほとんどがその類です。つまり明らかに何の役にも立たない。
 それを荒木が「役に立つかもしれないじゃ無いか」と強弁しているだけの話です。
 まあミステリ小説なら「東北弁のカメダ(砂の器:実際は出雲弁亀嵩(カメダケ))」という「一見どうでもいいこと」が事件解決の上で重要だったりしますが、そんなんはミステリ小説の中だけで起こることです。