最近も北朝鮮は拉致をしているのかという質問について（9月10日のショートメッセージです）: 荒木和博BLOG
令和2年9月10日木曜日のショートメッセージ（Vol.160）。よく聞かれる「最近も北朝鮮は拉致をしているのですか*1」という質問についてお答えしました。現在調査会のリストにある最近の失踪者で確度の高い目撃証言や存在情報などが出てきた人はまだいませんが、一般論として言えば*2北朝鮮は必要であれば*3これからも拉致を行うでしょう。そんなお話しです。
6分程度の動画ですが、動画についている説明文通りの内容「来年も再来年も北朝鮮は拉致をやるかもしれない」なので見る必要は全くありません。
とはいえ小生は一応、参考に見ましたが正直「手前、ふざけんのもいい加減にしろよ！」と「予想通り実に不愉快になりました」。
「2002年9月の小泉訪朝後、つまり2002年10月～2020年9月（現在）も北朝鮮は拉致を行っているかもしれない」「2021年（来年）や2022年（再来年）になっても拉致をするかもしれない」なんてことはあるわけもないでしょう。北朝鮮もそこまで無謀では無いし、日本警察もそれを許すほど無能では無い。
大体誰をどうやって拉致するのか。これほど拉致が騒がれてるのに「いい仕事があるんです」などのうまい話に「やすやすとだまされて拉致される人間」もいるわけもない。
そもそも「今後、拉致などやる気が無い」からこそ小泉訪朝で拉致を認めたわけです。
ちなみに荒木の言う「現在調査会のリストにある最近の失踪者」ですが
失踪者リスト | 特定失踪者問題調査会
◆角田麻衣（つのだ・まい）（女）20歳（失踪当時の年齢、以下、同じ）、平成14(2002)年11月13日（失踪日時、以下、同じ）、東京都（失踪場所、以下、同じ）
◆沖田徳喜（おきた・なるき）（男）、42歳、平成15(2003)年2月1日、大阪府
◆水嶋弥寿志（男）、39歳、平成15(2003)年9月8日、埼玉県
◆高見到（男）、43歳、平成15(2003)年10月5日、兵庫県
ということで「予想の範囲内」ですが堂々と「平成14年（2002年）9月の小泉訪朝以降の失踪者」を「特定失踪者＝荒木らにとっての北朝鮮拉致被害者」認定しています。心底呆れます。
荒木の寝言は「オウム真理教の残党（ひかりの輪、アレフなど）が今後、また地下鉄でサリンをまくかもしれない」「極左過激派がよど号ハイジャックやダッカ事件のようなテロを今後、また起こすかもしれない」「ロシアが将来、北海道を侵略するかもしれない。過去に北方領土を侵略し、最近もクリミアを併合したのだからそうならないとは言い切れない」「日本が戦前のようにまた中国や韓国を侵略するかもしれない」などと言うレベルの与太です。そんなことはあるわけもない。
荒木ですら「最近の失踪者で確度の高い目撃証言や存在情報などが出てきた人はまだいません」と書かざるを得ないわけで「小泉訪朝後の失踪」を北朝鮮拉致だと見なせるまともな根拠は何もありません。
もちろん今後も日本国内で失踪者は「犯罪や事故に巻き込まれたケース」であれ「自発的失踪」であれ、当然ながら「千代に八千代に」出続けるでしょう。
荒木の発言は「それらの失踪者を全て北朝鮮拉致だと因縁をつけて拉致問題を絶対に解決させない」「未来永劫、失踪者は出続けるだろうから、俺の因縁を家族会が支持し続ける限り、拉致問題は絶対に解決できない」「そう言う汚い手を使ってでも日朝国交正常化は妨害する。家族会と時の内閣が俺の与太を支持する限り、田中均氏、蓮池透氏や和田春樹氏など良識派に『デマは辞めろ』と呆れられ批判されても構わない」と言っているに等しい暴言です。当然ながら荒木がこんな馬鹿なことを言っていれば「そんな馬鹿なことを言ってたら、北朝鮮が交渉意欲を失って、交渉に応じない」「日朝交渉しないでどうやって北朝鮮から拉致被害者を取り戻すのか。小泉訪朝（2002年）から18年も経ったことをなんとも思ってないのか？」「そんな馬鹿なことを言ってたら、まともな日本国民は呆れて、家族会を見すて拉致が風化するだろう」とまともな人間は思う。
そう思って巣くう会、家族会批判に踏み切った一人がもちろん蓮池透氏の訳ですが頭痛がしてくるのは横田奥さんら家族会は愚かにも「小泉訪朝後も北朝鮮拉致があり得る。それどころか来年も再来年も拉致があり得る」とデマを飛ばす「与太者」荒木を選び、そのデマを批判した「良識派」蓮池氏を自分たちの運動から追放したことですね。
こんな馬鹿なことをやっていればいつまで経っても拉致は解決しないし、小生もそうですが「荒木の同類」でない限り、家族会や巣くう会と付き合いたいと思うわけもない。
拉致が風化するのも全く当然と言うべきでしょう。俺は最近、死んだ横田滋には全く同情しません。自業自得だと思う。
