黒坂真に突っ込む(2020年9月15日分)

黒坂真リツイート
 ジェンダーの日本史という観点だと、平安朝の女流文学や紀貫之土佐日記は評価されないのでしょうか。

◆性差(ジェンダー)の日本史 企画展示@歴博2020.10.6~12.6
#ジェンダー展「政治空間」では、女性官僚に注目します。古代に女性の王や官僚が当たり前にいた時期から律令制下での区分の確立、女性官僚が女房として御簾の向こうの存在となる中世、男女が協働する大名家や将軍家の奥の構造。明治憲法体制下での(ボーガス注:官僚世界からの)女性の排除、現代への流れを具体的な史料で示します。
 もちろん、この展示は「ジェンダーの日本史」を問うものであり、「(ボーガス注:官僚世界からの)女性の排除」だけをテーマにしているわけではありません。先行した女性史研究の成果を前提としつつ、ジェンダーが日本社会の歴史のなかでどんな意味をもち、どう変化してきたのかを問う展示となります。

 「政治性など別に無いであろう」歴博国立歴史民俗博物館)の「展示宣伝ツイート」にすら「ジェンダーフェミニズム→左翼」と言う歪んだ偏見(「明治憲法体制下での(ボーガス注:官僚世界からの)女性の排除」という辺りがウヨとして気にくわなかったのか?)から無茶苦茶な因縁とは心底呆れます。
 そもそもなんで「ジェンダーの日本史という観点だと、平安朝の女流文学や紀貫之土佐日記は評価されないのでしょうか」なんて話になるのか。むしろ逆でしょうに。