高世仁に突っ込む(2020年9/20日分)

大坂なおみとタイの若者の「同盟」 - 高世仁の「諸悪莫作」日記
 「大坂なおみも参加するBLM運動」と「タイの民主化運動」には「若者の政治的異議申し立て」と言う意味では確かに共通点がありますが、「BLM運動(あるいは大坂)とタイの民主化運動」が実際に具体的な政治同盟を組んでるわけでは無論ありません。
 高世の記事タイトルは俺的には「はあ?」ですね。
 高世的には「文学的な格好いいこと言ってやった」と鼻高々なのでしょうが。
 まあ、実際に「具体的な政治同盟を結んでるのならともかく」、何ら直接的つながりの無い政治運動を「民主化や人権擁護、環境保護などという点では共通点がある」などとこじつけ「同盟云々」と言うのには全く同意できませんね。

 きょうは畑仕事。
 のらぼう菜を植えるそうだ。のらぼう菜はアブラナ科で「江戸東京野菜」の一つ。東京多摩地区から埼玉県の一部*1の特産で、とても美味しい。

 ウィキペディアのらぼう菜 - Wikipediaにも書いてあるし、高世も書いていますが「埼玉県でも栽培されている」上に「小松菜(東京都江戸川区小松川)」「練馬大根」等と違い東京の地名も入ってない物を「江戸東京野菜」と呼ぶのはどうも納得いきません。
 のらぼう菜 - Wikipediaによればアブラナの仲間だそうなので食べ方も同じような食べ方となり、おひたしやごま和え、炒め物や味噌汁の具などで使われるようです。
 なお、「江戸東京野菜」というと「日本古来の野菜」ぽいですがそうではなく、のらぼう菜について言えば、オランダ原産で、江戸時代に長崎出島から普及したようです。

【参考:のらぼう菜】
川崎の伝統野菜「のらぼう菜」、収穫ピーク | 話題 | カナロコ by 神奈川新聞
「のらぼう菜」ブランド化後押し 川崎市 農家収入増、農業活性化に期待 (1/3ページ) - SankeiBiz(サンケイビズ)

川崎の伝統野菜「のらぼう菜」、収穫ピーク | 話題 | カナロコ by 神奈川新聞
 川崎市内で受け継がれてきた伝統野菜「のらぼう菜」の収穫が最盛期を迎えている。
 のらぼう菜は、約800年前から同地区に伝わるアブラナ科の野菜。菜の花より甘みが強く、おひたしやゴマあえ、天ぷらにするとおいしいという。

「のらぼう菜」ブランド化後押し 川崎市 農家収入増、農業活性化に期待 (1/3ページ) - SankeiBiz(サンケイビズ)2018.3.13
 「都市農業」の活性化を目指す川崎市は郷土野菜「のらぼう菜」に注目し、普及に力を入れている。市は県や大学とともに進めてきた栽培研究の結果をまとめた「栽培マニュアル」を発行。のらぼう菜の生産を拡大してブランド化を目指す方針だ。
 市がのらぼう菜の普及を後押しする背景には、▽栽培が容易で高齢農家でも参入しやすい▽休耕期に栽培できるため収入増につながる▽都市農業の活性化に寄与する-など、さまざまなメリットを見いだしているためだ。
 青菜類の少ない時期に旬を迎えることも強みだ。9月に種をまき、11月に定植、2月後半~4月中旬に収穫する。栽培から収穫まで、害虫の少ない寒い季節に完結するため、無農薬で栽培できる。
 一方、のらぼう菜の弱点は保存性。収穫後はしおれやすく、日持ちしづらい。販売は狭い地域にとどまらざるを得ず、保存長期化が課題となっている。その点で市内は消費地が近いため、日持ちの弱点を補いやすく、栽培に向いた土地ともいえそうだ。
 2月28日には研究に携わった大学や農業関係者らが市役所を訪れ、福田紀彦市長に収穫したての、のらぼう菜とマニュアルを贈呈した。おひたしを試食した福田市長は「甘くておいしい。苦みもなく、これならきっと子供も食べやすい。川崎の郷土野菜として、一層の知名度向上に期待している」と関係者らを激励した。

 ウィキペディア「のらぼう菜」には栽培地に「東京(多摩地区)と埼玉(飯能市比企郡小川町)」の名は出てきても「神奈川の名前」は出てこないのですが、「東京や埼玉での、のらぼう菜宣伝の成功(?)」から「その存在が忘れ去られていた」川崎でも「再発見された」ということなんでしょうね。そのうち、ウィキペディア「のらぼう菜」の記載も修正されるかもしれません。

東京野菜「のらぼう菜」に大手外食が注目 | PlusParavi(プラスパラビ)
※この記事はテレビ東京「ゆうがたサテライト」(2019年4月3日放送)の内容を配信用に再構成したものです。
 アメリカ発祥のレストラン「シズラー」が、東京都内にアジア最大級の店舗をオープン。シズラーといえば旬の野菜たっぷりのサラダバーが売りで、野菜のメニューが充実していることでも有名なレストランです。この新店舗では東京でとれた"東京野菜"を提供します。
 看板メニューのサラダバーに並ぶのが、「のらぼう菜」という東京伝統の野菜。そんな「のらぼう菜」を作ったのは、都内の生産者グループ「東京ネオ・ファーマーズ」。メンバーは皆、農家出身ではなく、新しく農業を始めた人ばかりです。

*1:ウィキペディア「のらぼう菜」によれば埼玉県飯能市、埼玉県比企郡小川町。ただし比企のらぼう菜|とれたて大百科|野菜のチカラをもっと知る|JAグループなどによれば現在は「比企のらぼう菜」のブランド名で、小川町だけでは無く比企郡全域で栽培されているとのこと。