黒坂真に突っ込む(2020年9月24日分)

黒坂真リツイート
 吉岡正史さん。日本共産党極左翼ですね。日本人拉致や核ミサイル保有は日本が解決すべき課題だという話だと、金正恩は何もしなくても良さそうです。

 おいおいですね。「吉岡ツイートの紹介は省略しますが」、もちろん吉岡氏は「日本人拉致や核ミサイル問題の解決の為に日本政府として何をすべきか」と言う話をしているわけです(一応吉岡氏の立場について簡単に触れておけばそれは「金大中盧武鉉文在寅流の太陽政策」「日朝平壌宣言を前提とした日朝交渉」ですが)。
 それは「北朝鮮は悪くない、日本が全て悪い」と言う話では勿論無い。
 むしろ黒坂のように「日本人拉致や核ミサイル問題は全て北朝鮮が悪い。日本が北朝鮮に妥協する必要は無い!。北朝鮮が無条件で核ミサイルは行き、拉致被害者帰国をすればいい」などと言って「日本は何もしなくていい」と居直ってる方が無責任です。つうか核ミサイル問題はともかく「救う会メンバー」黒坂の立場で「日本人拉致は日本が解決すべき課題だという話」に因縁を付けるのは明らかに変な話です。救う会も建前では日本政府に「拉致問題の解決」を要望していますので(特定失踪者という救う会の言いがかりを見れば明らかに本心では無いですが)。

黒坂真が吉岡正史をリツイート
 吉岡正史さん。日本共産党金正恩が日本に核ミサイル攻撃を断行しても、反撃すべきではないと考えていますか。
◆吉岡正史がリツイート
安保法制の廃止、野党連合政権ともに/志位委員長のあいさつ
 7月の参院外交防衛委員会で、当時の河野太郎防衛相がその中身を赤裸々に語りました。彼は、「(敵)基地をたたくことは憲法上可能」だと強弁したうえで、「敵基地攻撃」とは、「相手国の領域で、まず防空レーダーなどを攻撃・無力化して、相手国の領空における制空権を確保したうえで、ミサイル基地を破壊・無力化し、攻撃の効果を把握したうえでさらなる攻撃を行う、一連のオペレーション(作戦)だ」と言ったんです。つまり、1発ミサイルを撃つという話ではないのです。相手国の領域まで乗り込んでいって、ミサイル基地をしらみつぶしに攻撃して、焼け野原にしてしまうという話なのです。
 みなさん、こんなものが憲法9条のもとで認められるわけはないじゃないですか。

 敵基地攻撃論というのは「先制攻撃論(相手が攻撃しなくても攻撃意思があると見なし先に攻撃する)」であり当然、「敵基地攻撃論反対=先制攻撃論反対」です。先制攻撃など専守防衛と呼べる代物ではない。
 一方、黒坂は「ミサイルを打ち込まれても反撃しないのか」と放言していますが、「打ち込まれる前に、打ち込まれる危険性があると見なして攻撃する=敵基地攻撃論」なので黒坂の主張は吉岡氏らの「敵基地攻撃論反対」に対して何の反論にもなっていません。

黒坂真が佐藤憲和をリツイート
◆佐藤憲和(草加市議)
 日本共産党中央委員会の意向で議員不祥事の隠ぺいを強要されたことにより、昨年末に離党届を提出。その後、離党届は8カ月間も受理されませんでしたが、(ボーガス注:2020年?)8月26日付で除籍処分されました。その事実をもって、共産党草加市議団が消滅した経緯を公表します。
共産党中央委員会による議員の不祥事“隠ぺい”問題について - 草加市議・佐藤のりかず公式ブログ

 まあ小生も埼玉県在住でありながら、「党員、後援会員のようなコアな支持者で無いこと」「草加市在住では無いこと」もあり、うかつにも気づかなかったのですがググったら草加の共産市議団消滅 セクハラ疑惑が原因か - 産経ニュースがヒットしました。こういう「共産党埼玉県連にとっての大事件(?)の存在を知りながら」を完全にネグるのも「共産支持者」とはいえ、「id:Mukkeペマ・ギャルポ擁護」「id:noharraの三浦小太郎擁護」を「醜悪な身びいき」と批判した俺としてはアンフェアな気がするので「ごく簡単に触れておきます」。
 ただし正直俺の探し方が悪いのかもしれませんが産経以外ではこの件では公明新聞の記事(精神衛生に悪いので紹介はしませんがいつもながら共産に対する敵意むき出しです*1)ぐらいしかヒットしません。良かれ悪しかれ「ミニ政党・共産の草加市での内紛程度」では(京都や沖縄などと違い、草加市において共産が強い勢力を有してるわけでもないこともあって)大して話題にもならないと言うことではあります。反共ネタとしてウヨ連中がこの話を大々的に宣伝するようなことも幸か不幸か無い。

草加の共産市議団消滅 セクハラ疑惑が原因か - 産経ニュース
 草加市議会の共産党市議団が5日、消滅した。共産党市議のセクハラ疑惑をめぐり、同党の対応が不十分だったとして、市議団(5人)の市議3人が5日、会派を離脱*2。さらに同市議団の藤家諒(あきら)市議(32)が「一身上の都合」を理由に5日付で議員辞職し、会派の構成要件(2人)を満たさなくなったためだ。
 市議3人が市議団を離脱したのは、藤家氏のセクハラ疑惑が背景にある。会派を離脱した佐藤憲和市議によると、9月に同党議員が藤家氏からセクハラを受けたと告発したにもかかわらず、同党は事実を公表せず対応を遅らせたという。
 佐藤市議は「ハラスメント問題に率先して取り組むべき立場なのに、問題を隠蔽するのはあり得ない。市民に説明責任を果たすべきだ」と同党を批判した。
 共産党県委員会は5日に声明を発表し、「藤家議員が起こした社会的道義的問題を理由に議員辞職を勧告してきた」と説明。市議3人の会派離脱については「市議団と話し合いを進めている最中のことで驚いている」と言及した。県委員会は6日、産経新聞の取材に「声明以上のことはコメントできない」と回答した。

 もちろんそうした問題が実際にあるのであれば、それは当然ながら共産党埼玉県連が批判されて当然でしょう。小生も「ダライ・ラマペマ・ギャルポに対するMukkeの態度(ウヨとの野合を容認)」「noharraの三浦小太郎への態度(アンチ右翼を標榜しながら極右の三浦と野合)」のような「共産党へのひいきの引き倒しをしたくない」し「しているとも思われたくない」のでその点は指摘しておきます。
 ただし「市議団を離脱した3名(埼玉県連が藤家氏のセクハラを当初隠蔽しようとした)」と共産党埼玉県連(そんなことはしてない)の言い分はどうも食い違うようで、安易に判断もできないので評価は保留しますが。
 もちろん離脱した3人の言い分が正しい場合は勿論、彼らが党をデマ中傷している場合も「そんな不満分子を市議にしていた」という別の問題が生じるので、どっちにしろ共産党埼玉県連に何らかの問題があることは埼玉在住の支持者としては「非常に残念」ですが、残念ながら否定できません。まあ、埼玉県、特に草加市の党員、支持者にとってはこんな内紛(?)はもちろん「活動の障害」なので、一支持者として早急な解決を希望したいところです。要するに離脱した三人の言い分が正しいのなら、共産党埼玉県連側が非を認め、問題を是正する。一方三人が県連を誹謗をしてるのなら、訴訟などで彼らの誹謗をやめさせるということですが。この点、県連が適切な対応をとらないのなら最悪、党中央の介入も不可避かと思います。
 ただし、「今回の件を割り引いても」共産党に「旧民主党系(右派の細野*3や前原*4、福山*5がわかりやすいが自民とどれほど違いがあるか疑問)」とは違う意義を認める小生は今後も共産支持の立場ですが。不祥事についても旧民主党系も「何の問題も無い」わけではありませんし(例えばセクハラ関係だと、立民を離党に追い込まれた青山雅幸*6衆院議員、初鹿明博衆院議員)
 もちろん『旧民主党系で不祥事がある』から共産であっても構わないつう話でもありませんが。
 まあ、今回は珍しく「黒坂がまともかもしれない」わけですが、これは単に「離脱した三人」が「まともかもしれない」だけの話であって黒坂が「共産党叩きなら明らかなガセネタでも乗っかる」上に、黒坂自ら反共ガセネタを垂れ流すクズであることは言うまでもありません。

宮本徹
 赤旗日曜版の今週号の「ひと」欄は草彅くん。

 黒坂がリツイートしていたので気づきました(例によってくだらない因縁リツイートで精神衛生に悪いので紹介はしませんが)。
 草彅君とは元SMAPの俳優・草彅剛ですね。
 ここからは
1)共産党も若手読者獲得に力を入れてること
2)草彅は共産党支持者かどうかはともかく、少なくとも反共右翼では無いことがわかるわけです。

吉川ほのか|日本共産党・東京24区予定候補
 今日は伊藤千代子の命日です。
 彼女は24歳で生涯を終えました。
 侵略戦争に反対し、国民が主人公の日本をもとめて、弾圧にも屈せず、信念を曲げずに、生きぬいた大先輩。
 時代は違うけれど、私も彼女のように社会を変える志を持って真っ直ぐに生きたいと思います。

 黒坂がリツイートしていたので気づきました(例によってくだらない因縁リツイートで精神衛生に悪いので紹介はしませんが)。伊藤千代子が誰かについては以下を紹介しておきます。
伊藤千代子 - Wikipedia

赤旗伊藤千代子を詠んだ歌とは?
 戦前、天皇制国家の専制支配と侵略戦争に反対して、たたかった日本共産党員など多くの人々が(ボーガス注:最高刑が)死刑法である治安維持法で逮捕され命を落としました。この中には、多くの若い女性もいました。
 (ボーガス注:党史)『日本共産党の八十年』は、化粧用のコンパクトに「闘争・死」の文字を刻み獄死した飯島喜美、弾圧機関である特別高等警察におそわれ重傷を負い死去した高島満兎(まと)、獄中でチリ紙に「信念をまっとうする上においては、いかなるいばらの道であろうと…」という姉あての手紙を残した田中サガヨ、それに、伊藤千代子の四人をあげ、「それぞれが二十四歳の若さで、侵略戦争に反対し、国民が主人公の日本をもとめて働いたことは日本共産党の誇り」と記しています。
 伊藤千代子(1905~1929年)は、東京女子大に入学すると社会諸科学研究会に入り、長野県の製糸工場の大争議の支援などのなかで、22歳で入党。党中央事務局で文書連絡や印刷物の整理などの活動を始めて半月後の3・15事件で逮捕されました。拷問をうけ、獄中で 党員の夫(ボーガス注:浅野晃)の天皇制政府への屈服*7を知り、衝撃を受けますが、同調を拒否。市ケ谷刑務所で栄養失調になり、病院に転送後亡くなりました。
 諏訪高等女学校(現諏訪二葉高校)校長を務めた歌人土屋文明は一九三五年、短歌誌『アララギ』で、教え子・千代子を悼んで次のように詠みました。
 まをとめのただ素直にて行きにしを 囚えられ獄に死にき五年がほどに
 こころざしつつたふれしをとめよ 新しき光の中におきて思はむ
 高き世をただ目ざす処女(おとめ)らここにみれば 伊藤千代子がことぞかなしき

*1:まあ、離党組の批判が事実ならもちろん共産党埼玉県連は非難されて当然ですが正直、公明については「安倍のモリカケ桜を見る会を容認するような公明が自分を棚に上げてふざけんな」とは思います。

*2:産経の記事だけでは「三人で新たに別会派」なのか、「三人がてんでんばらばらに活動」かわかりませんが、ひとまずそれはおきます。

*3:野田内閣環境相民主党幹事長(海江田代表時代)、政調会長岡田代表時代)、民進党代表代行(蓮舫代表時代)など歴任。

*4:鳩山内閣国交相菅内閣外相、民主党政調会長(野田代表時代)、野田内閣国家戦略担当相、民進党代表など歴任

*5:鳩山内閣外務副大臣菅内閣官房副長官民主党政調会長(海江田代表時代)などを経て立憲民主党幹事長

*6:青山雅幸 - Wikipediaによれば今は維新と共同会派というのだから、青山には呆れて二の句が継げません。

*7:要するに転向(共産党離脱)ですね。浅野晃 - Wikipediaによれば浅野の場合、離党にとどまらず、「国粋主義の立場から詩や評論を書き、皇道文学の確立を主張した。大東塾出版部顧問」「1970年11月25日の三島由紀夫の自決に際して、浅野は追悼詩「哭三島由紀夫」を捧げている」ということで離党後は明らかに右翼ですが。