今日の朝鮮・韓国ニュース(2020年10月17日分)

習氏、拉致問題に「理解」 菅首相に電話会談で表明:中日新聞Web
 そりゃ習主席だって、いや「習主席に限らず」どこの外国の首脳であっても菅から「拉致解決への協力」を要望されれば「理解は示す」でしょう。
 「協力できない」といって菅と敵対的な関係になっても何らメリットも無い。
 でもそれだけです。
 菅から「ああしてほしい、こうしてほしい」と言う要望がなければ習主席にせよ他の誰にせよ、北朝鮮相手に「動きようがない」。
 また動いたところで「で、あなたのこうした言動(例えば『拉致被害者の帰国があれば日本政府は経済支援する』など)は日本の菅政権の同意を得ているんですか?」と北朝鮮側にいわれて「得ています」と言えなければその時点で「日本の同意が無いのではそのお話には乗れません」で「アウト」です。結局「菅がどんな計算をしてどう動くか」と言う話ですが、菅にはまともな計算は何もないでしょうし、そもそも拉致解決のために動く気すら無いでしょう。単に「家族会をなだめるためのアリバイ作り=何かやってる振り」にすぎません。


米高官 北朝鮮との非核化交渉 東京五輪・パラを機に進展を期待 | 北朝鮮情勢 | NHKニュース
北朝鮮、東京五輪参加に関心 非核化交渉再開の機会―米高官:時事ドットコム

米高官 北朝鮮との非核化交渉 東京五輪・パラを機に進展を期待 | 北朝鮮情勢 | NHKニュース
 トランプ政権で安全保障問題を担当するオブライエン大統領補佐官は16日、オンラインのイベントで、北朝鮮に対して今後も最大限の圧力をかけていくとしたうえで、「アメリカ大統領選挙のあと、北朝鮮がほかの選択肢がないことに気付き、交渉につながることを願っている」と述べました。
 そのうえで、「北朝鮮東京オリンピックへの参加に関心があると思う。オリンピックの期間中かその前後に何らかの交渉が行われるかもしれない」と述べ、来年の東京オリンピックパラリンピックが停滞している米朝の非核化交渉が進展するきっかけになることに期待を示しました。

北朝鮮、東京五輪参加に関心 非核化交渉再開の機会―米高官:時事ドットコム
・オブライエン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は16日、米シンクタンクのウェブイベントで「北朝鮮は(2021年に延期された)東京五輪の参加に興味を持っている」と指摘した。その上で、東京五輪の期間中かその前後に、北朝鮮と交渉を行う機会があるかもしれないと期待感を示した。
・五輪に合わせて北朝鮮との交渉が行われれば「戦力削減や非核化に向けた初期段階の措置につながるかもしれない」と述べた。

 うがった見方をすれば「東京五輪米朝交渉が可能なら、したいと思ってるから日本は北朝鮮の五輪参加を妨害するな」という日本政府への牽制でしょうが、まあ今後の様子見ですね。そもそも東京五輪の開催は「確定的事実」ではありませんし。コロナが深刻なら「2022年に再延期」や「中止」の可能性も否定できません。