今日の中国ニュース(2020年10月29日分)

【主催講演会報告】イリハム・マハムティ「東トルキスタン(ウイグル)で何が起きているのか」 | 一般社団法人 アジア自由民主連帯協議会(文責:三浦小太郎)

 1933年と44年、東トルキスタンは二度の独立を果たしており、前者は「東トルキスタンイスラム共和国」であり、後者は「東トルキスタン共和国」であったことを指摘しました。

 とはいえ「1933年、1944年」ともに「挫折した」。そして挫折してどうなったかと言えば「中華人民共和国建国は1949年」なので当然「中華民国の領土になった」わけです。
 当然のことながら「中国の侵略ガー」という物言いを認めたところで、それは「中華民国時代からの侵略」であり「中国共産党だから侵略したという話ではない」。

 中国への経済支援や交流が独裁体制の民族絶滅政策を結果的に支援する者であった場合、必ず日本国はいつかその責任を問われることになる、そうなる前に、ぜひ、日本は対中国外交や対中国経済関係を再考し、改めてほしいと力説して講演を結びました。

 「反中国」右翼らしいいつもの中国敵視ですが、まあ現実的じゃありませんね。


リベラル21 トランプ大統領の再選を強く望む外国首脳は誰か?
 田畑の言う「外国首脳」とは

バイデン氏なら首相訪米は見送り トランプ氏なら早期にお祝い | 共同通信 ニュース | 沖縄タイムス+プラス
 政府は、11月3日の米大統領選で民主党のバイデン前副大統領が当選した場合、来年1月の就任まで初会談のための菅義偉首相の訪米を見送る方向で調整を始めた。4年前は安倍晋三前首相が就任前のトランプ大統領と会談し信頼関係を築いたが、バイデン氏の政治姿勢を考慮する必要があると判断した。複数の日本政府関係者が27日、明らかにした。

という菅のことで、ここでいう「外国」とは「日本にとっての外国」ではなく「米国にとっての外国=日本」であり「菅とはなんと非常識な男なのか」という菅批判かと思いきや、あるいは「ロシアンゲート(前回大統領選でトランプ支援のためにプーチンがヒラリー誹謗工作を仕掛け、それにトランプも関わっていたとされる疑惑)のプーチン大統領」かと思いきや「習近平主席」だそうです。
 「何のこっちゃ?」と思いきや
1)トランプは無茶苦茶なので「あんな無茶苦茶な奴を許していいのか!」と中国も非難しやすい。バイデンだとそうも行かない
2)トランプは「短期的利益しか考えてない」ので今は中国叩きが利益になると思って中国叩きをしているが今後、「上手く丸め込めるかもしれない(ボーガス注:勿論丸め込める保証はないです)」。バイデンだとそうはいかない
3)「トランプの無茶苦茶さをネタ」に「民主主義なんて選挙民多数派がカスで、カスが選んだトップがトランプみたいなクズならかえって有害なんだよ。政治で大事な問題はトップが有能かどうかであって一党独裁か複数政党制かなんかある意味どうでもいい話」として中国の共産党一党独裁が正当化できる、バイデンだとそうも行かない
4)だから習主席はトランプ当選を望んでるのでは?
とする田畑ですが、いや、それ見方としてどうですかね?。いい加減、トランプが中国に仕掛けてる「ファーウェイへの嫌がらせなど」は習主席にとっても「迷惑千万」で「トランプに辞めて欲しい」「コロナ失政で落選してくれないか」と思っても不思議ではないでしょう。田畑の言う1)~3)だので果たしてトランプ当選を希望するかどうか。
 というか、「中国がトランプをどう見てるか」なんか、「中国人ではない我々日本人」にとって、ある意味どうでもいいことでしょうに。そもそも中国も「誰が大統領になろうが対応方法は考えてる」でしょうし、大統領がバイデンだろうとトランプだろうと「香港問題などでの欧米との対立」が11/3の大統領選挙を契機に「雲散霧消する」と思うほど脳天気でもないでしょう。かつ中国が何を考えようとも「選挙に介入が出来るわけでもない」。まさかロシアンゲートのような行為を中国もやる気は無いでしょう。

 1つはこの夏から秋にかけて、アメリカの要人から数多くの中国非難、批判の声が聞かれた。トランプも相変わらず「チャイナウイルス」をことあるごとにやり玉に挙げていた。ところが、中国側の反論、批判はポンペイ国務長官を標的にしたものが圧倒的だったと思う。なんらかの配慮があったのではないか。

 いやいやそこから「中国はトランプ当選を希望(田畑)」と見なすのは適切ではないでしょう。
 「さすがに現役の米国大統領を糞味噌に言うのは躊躇した(そもそもEU諸国首脳だってトランプ批判するとは言え糞味噌な罵倒をしているわけではありません)→ポンペオを国務長官に任命したのはトランプなのだからポンペオ批判で、トランプ批判としては充分だと考えた」とか「トランプ批判をするとかえって『俺が大統領になることを中国は恐れてる!』といってトランプが中国叩きに利用し、トランプ当選を助長する危険性があるのであえて自重した→ポンペオを国務長官に任命したのはトランプなのだからポンペオ批判で、トランプ批判としては充分だと考えた」とか、いくらでも「田畑とは違う見方」は可能でしょうに。
 繰り返しますが、そもそもトランプが『中国叩きで保守派から票を稼ごうとしている状況下』で、中国がトランプを非難することは田畑の認識とは違い、「かえってトランプ当選を中国がアシストすること」になりかねません。
 しかしリベラル21って田畑と言い阿部治平といい、なんでこうも「頭のおかしい、とんちんかんな老害しか居ない」のか。