「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2020年10/29日分:荒木和博の巻)

総理の面会と官房長官の面会の差について(10月29日のショートメッセージ): 荒木和博BLOG
 8分程度の動画です。
 そもそも特定失踪者など国内で「40人も発見されてる」と言うとんでもない代物です。
 そんなもんが「北朝鮮拉致」のわけがない。
 本来なら、「官房長官」だって特定失踪者家族になど会う必要は無い。しかし、荒木に気を遣って官房長官は会う。
 ただし、さすがに首相は会わないわけです。まあ、そりゃ当然でしょう。俺が拉致被害者家族なら「特定失踪者家族なんかと会うな!」と激怒ですよ。激怒しない拉致被害者家族会は全く理解できません。
 ということで

 令和2年10月29日木曜日のショートメッセージ(Vol.210)。昨日の続きで、総理の面会と官房長官の面会の差をどうしてつけるのかという話です。あまりこういう下衆の勘ぐりはしたくないのですが、事実関係はこの通りになっています。

という荒木への回答は「特定失踪者が北朝鮮拉致じゃないから」で終わる話ですが、荒木は「えこひいきだ」と言い出すのだから呆れます。
 つまり荒木は

「特定失踪者を拉致認定すべきなのに、家族会や救う会ばかりえこひいきしてる。政府はそんなに彼らだけが大事で、我々はどうでもいいのか*1
救う会特定失踪者問題調査会拉致被害者家族会と特定失踪者家族会の扱いに差を付け、双方が対立することを狙った、いわゆる分断工作、分断統治(分割統治、分割支配)*2なのか*3(「分断統治」については例えば分割統治 - Wikipedia参照)」
「拉致であることを認めざるを得ない物(政府認定)だけを渋々認めて、屁理屈を付けてでも何とか認めないで済みそうな物(特定失踪者問題調査会)は認めないで、拉致問題を矮小化しようとしてる」

だの言い出すわけです。荒木の言う「ゲスの勘ぐり」「事実関係はこの通り」とはそう言う話です。
 「分断統治というなら、むしろ蓮池透氏を、家族会タカ派に攻撃させたり、横田一家だけ特別に持ち上げたりする手前ら救う会の方こそ家族会を分断統治してるんじゃねえのか?」と言いたいですがそれはさておき。
 「何とか認めないで済みそうな物」て「要するに北朝鮮拉致認定できるまともな証拠がないんじゃん、アホか?」であり、まさに荒木は「語るに落ちています」。
 そして「救う会と特定失踪者問題の、あるいは拉致被害者家族会と特定失踪者問題調査会分断統治」なんて言い出すことで「救う会への嫉妬、羨望」を隠せない荒木です。これまた「語るに落ちている」荒木です。正直、そろそろ救う会拉致被害者家族会も荒木に「あいつ、ふざけてるよ!」「荒木の野郎、俺たちを舐めてる!」などとマジで切れ出す頃かもしれません。
 それはともかく、結局、特定失踪者問題調査会とは
1)政府認定拉致被害者が仮に全員帰国できた場合でも北朝鮮に因縁を付けるため
2)救う会の内紛で、西岡会長、島田副会長らによって、「救う会事務局長」を解任され、佐藤勝巳救う会前会長とともに救う会を追放された荒木が、「救う会とは別途でっち上げた利権組織(荒木が代表の「予備役ブルーリボンの会」もそうですが)」という代物でしかありません。
 荒木が「救う会を追放されなかったら」特定失踪者問題調査会、予備役ブルーリボンの会なんて、でっち上げたかどうか。
 さて荒木としては「予備役ブルーリボンの会はともかく」「特定失踪者を政府拉致させ」、いずれは特定失踪者問題調査会など解散する気だったろうとは思います。
 あくまでも「特定失踪者問題調査会」とは「救う会を追放された荒木の一時的な休憩場所」でしかありません。
 荒木は「特定失踪者の政府拉致認定」を手土産に救う会に復帰するつもりだったのでしょう。
 ところが、荒木にとって誤算だったのはまず第一に安倍政権ですら「特定失踪者」を拉致認定しなかった。
 第二に救う会は「特定失踪者問題調査会」「予備役ブルーリボンの会」の代表となった荒木を利用価値があるとみて、「同志だ」などといいながら結局、救う会の役職には戻さないわけです。いつまでもよそ者として扱う。
 荒木としてはやむなく「一時的な休憩場所にすぎなかったはずの特定失踪者問題調査会」を長く続ける羽目になった。荒木としても不愉快だったでしょう。
 「政府が拉致認定しない代物なんか信用できない」「あんた、救う会を追放されて結局、救う会に戻れないんじゃないの?。要するにあんたってその程度の人望のない人間なんでしょ?」などと言われると荒木としては苦しいわけです。
 「拉致認定しない政府がおかしい」「私を元に戻してくれない救う会がおかしい」といったところでそんなんは「負け犬の遠吠え」でしかない。荒木が下手なことを言うと政府や救う会が完全に荒木の敵になってしまいますし。
 荒木としても「首相が特定失踪者に会ってくれ」と泣き言を言い続けるのは「このままでは特定失踪者家族が『荒木は使えない』として縁切りするんじゃないか?」「このままでは救う会も『荒木は大して利用価値がない』と、いずれ俺を見すてるんじゃないか?」と言う恐怖があるからでしょう。
 何せ今の荒木は救う会の役職には就いていません。当然救う会連中ほどには荒木は拉致被害者家族会を囲い込んでいない。
 そこで「荒木の手持ちのカード」として「特定失踪者家族会」をでっちあげたわけですが、もし荒木が「特定失踪者家族会」に見すてられたら、家族会や救う会への影響力を荒木は「救う会追放」によって大きく失ってるので「荒木のウヨ活動家人生」が最悪終わる可能性があるわけです。
 救う会から追放された「晩年の佐藤勝巳(元救う会会長)」がウヨメディアからもほとんど相手にもされなかったような没落を荒木がする恐れがある。

*1:ただしこうした物言いは下手をすると「荒木が家族会や救う会に喧嘩を売ってる」と理解される可能性があるため、荒木の物言いも実に「奥歯に物が挟まった物言い」ですが。

*2:インドとパキスタンの対立が酷くなったのも「イスラム・ヒンズー対立」を利用し、英国が植民地インドを分断統治したことも大きな理由と良く言われますね。あるいは「総裁三選後の安倍」が「派閥ボスのウチ、石破は干して、麻生(副総理・財務相)、二階(幹事長)、岸田(政調会長)は要職に就けた」のもある種の分断統治でしょう。

*3:「繰り返しますが」ただしこうした物言いは下手をすると「荒木が家族会や救う会に喧嘩を売ってる」と理解される可能性があるため、荒木の物言いも実に「奥歯に物が挟まった物言い」ですが。