今日の中国ニュース(2020年11月6日分)

「許していい 忘れてはならない」90年前にあった台湾の抗日蜂起事件 子孫たちは今 | 麗しの島から | 福岡静哉 | 毎日新聞「政治プレミア」

・台湾が日本に統治されていた1930年10月27日、中部のある集落で先住民が抗日を訴えて蜂起する事件が起きた。山間部で伝統的な暮らしを守ってきた先住民セデック族が住む「霧社」で起きたことから、霧社事件と呼ばれる。事件では134人の日本人が殺害される一方、日本側による攻撃やその後の弾圧で先住民約1000人が死亡し、日本統治時代に起きた先住民による最も大規模な抗日事件として知られる。
・日本は1895年に台湾統治を始めた後、山間部の先住民たちの抵抗を相次いで武力鎮圧した。霧社に住むセデック族の人々も戦闘の末、支配下に置かれた。過酷な労役や差別、侮辱、日本人警官たちの強権的な振る舞いなどによって、誇り高きセデックの人々の憤りは頂点に達した。
 モーナ・ルーダオらの呼び掛けで、一帯のセデック族が住む12集落のうち6集落の男たち約300人が蜂起した。警察署を襲撃した後、運動会が開かれていた学校の校庭に攻め入り、保護者や子供たちを次々と殺害した。台湾の郷土史家、鄧相揚氏の著作によると、この日だけで日本人134人が殺害された。これが霧社事件である。

 と言うことで「台湾は韓国と違い親日」と言いたがるウヨ連中は故意に無視しますが台湾だって抗日蜂起事件があったわけです。


中国輸入博で日系企業が存在感 コロナ後に「清潔」でアピール - 産経ニュース

【北京=三塚聖平】
・上海で5日に開幕した大型見本市「中国国際輸入博覧会」では、巨大市場である中国に売り込みたい商品を各国企業が展示し、パナソニックトヨタ自動車など日系企業も多数出展している。
・今年の輸入博には、400社を超える日系企業が参加した。会場内では、任天堂が中国IT大手の騰訊控股(テンセント)と組んで現地販売する家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」がブースを構えた。
・今年の展示で目立ったのは「コロナ後」に需要が高まっている製品だ。パナソニックは、日本市場で培った技術を活用した空気清浄器や、センサー技術を活用した非接触型の住宅設備を展示。社内カンパニー「中国・北東アジア社」の本間哲朗社長は「清潔や健康に対するニーズが明らかに高まっており、日本のブランドが選ばれるチャンスが増えている」と話す。
 キヤノンは、コンピューター断層撮影装置(CT)など医療機器を前面に打ち出した。日立グループは、顔認証などを使い操作盤に触れずにエレベーターを利用できる取り組みなどをアピールした。
 また、中国で急速に進む高齢化に対応する製品にも力を入れる。トヨタは、高齢者や障害者が乗降しやすい福祉車両を展示。三井住友海上火災保険の中国現地法人は5日に輸入博の会場で、パナソニック現地法人、中国太平洋保険と養老分野を中心とした戦略提携を締結した。中国における高齢者などの介護事業において連携する考えだ。

 産経も経済面だとこのように「日本企業にとっての中国市場の重要性」をきちんと書くわけですね。政治面は本当に酷いですが。


【参考:中国国際輸入博覧会】

中国 上海で国際輸入博覧会始まる 日本から400企業が参加 | NHKニュース
 中国の上海では、5日から6日間の日程で、中国政府が国家事業として輸入拡大を目指す「中国国際輸入博覧会」が始まりました。
 日本からもおよそ400の企業などが参加しています。
 JETRO日本貿易振興機構が設けたコーナーでは日本各地の酒などが展示され、訪れたバイヤーたちに試飲してもらい商品の魅力をアピールしていました。
 梅酒を販売する和歌山県の食品メーカーの男性は「輸出量は毎年増加し、中国市場が魅力的なのは変わらないので、代理店を獲得して売り上げを拡大してきたい」と話していました。

中国14億人の市場に熱視線 アメリカ企業のブースも続々 第3回中国国際輸入博覧会が上海で開幕:東京新聞 TOKYO Web
 外国企業の対中投資の促進を目指す第3回中国国際輸入博覧会が5日、上海市で開幕した。
 「中国は米国に次ぐ世界第二の医療機器市場になる。展示会は政府関係者とのパイプを作る良い機会だ」。
 米ジョンソン・エンド・ジョンソンの担当者はこう話す。ブースでは心臓病や骨髄の手術に使う最新の医療機器を展示。次々とブースを訪れる中国政府幹部に「中国で生産しています」などとアピールした。
 会場にはテスラやゼネラル・モーターズマイクロソフト、ナイキなど多くの米大手企業が巨大なブースを構えた。
 米プロバスケットボール協会(NBA)も帽子やユニホームなどのグッズや関連のゲームなどを展示。広報担当者は「バスケ好きな中国人は多いし、そもそも人口が多い」と中国市場の魅力を語った。