今日の産経ニュース(2020年11月7,8日分)

拉致問題「家族に伝えて」 横田めぐみさんの弟、拓也さんが中学校で講演 - 産経ニュース
 こんなことをしたところで拉致が解決するわけではないので馬鹿馬鹿しい限りです。
 特に「家に帰ったら家族に伝えてほしい」て辺りが「拓也はバカ」ですね。そんなことを中学生に頼まなくても拓也自ら「大人を対象にした講演会」をすればいいでしょうに。もちろんそんな講演会をしても拉致の風化で客が来ないこと、このように「学校の授業という形でしか客を集められないこと」を自覚してるからこそこういう情けないことを拓也は言うわけです(と言ったら拓也はマジギレするのでしょうが)。
 それにしても米国大統領選挙(バイデンが勝利)、学術会議委員任命拒否問題(国会での野党の追及)、河村、高須らの「大村愛知県知事リコール運動の失敗」などに比べたら本当にこうした「拉致関係のニュース」も報じられなくなったなあ、と拉致の風化を改めて実感します。


愛知知事リコール断念 がん悪化で高須クリニック院長「体がもたない」 - 産経ニュース
 「安倍の病気辞任表明(どう見ても同情狙いの仮病)」と同じで「リコール失敗(賛成者が少なすぎてリコールに持ち込めなかった)をごまかすための仮病」でしょうね。何せ高須らは本気かフカシかはともかく「リコールが成立するかどうかはともかく、リコール投票には持ち込めるだけの署名数は集められる見通しがある」と放言していたので「こんなごまかし」もしたくはなるでしょう。
 そもそも「高須が中心人物の一人」とはいえ彼一人でやってる運動ではないので、仮に本当に高須が末期ガンだとしても、「言い訳として成立してない(高須が死のうと運動は可能)」と言う意味で、高須も全く情けない男です。おそらく高須が「末期ガン(高須の自称)で死ぬことなどはない」と断言していいでしょう。なお、今後実情が明らかになるかもしれませんが「別人の名前なのに筆跡が酷似」「署名者のはずなのに『署名した覚えはない』との証言」といった「不正の疑い」も浮上しているようです。


《独自》中国資本買収が80カ所 安保上重要な施設・離島 政府調査 - 産経ニュース
 思わせぶりな記事を書く産経ですが「具体的な問題点」を何一つ書けないのだから話になりません。菅政権がまともならこんな惨状ではとても「法規制など無理」でしょう。ただし菅政権は「まともではない」点が不安材料ではあります。


長州「正論」懇話会 「不磨の大典のままでよいのか」新藤義孝氏が講演 - 産経ニュース
 「自民党改憲論には賛成しない」「ほとんどの政治問題は改憲しなくても対応可能」とは言っても誰も「不磨の大典でいい(未来永劫、改憲の必要は無い)」とは一言も言ってないので言いがかりでしかない。


【浪速風】学術会議の本質論じよ - 産経ニュース
 本質というのがまともな議論なら問題は無いですが、もちろん産経の場合「学術会議を自民党政府言いなりの御用機関にしたい」という暴論なので話になりません。


【主張】立皇嗣の礼 「男系継承」の流れ明確に - 産経ニュース
 11/8に行われた「立皇嗣の礼」と「産経の主張する男系継承」と何の関係もない(立皇嗣の礼は男系継承の立場というわけではない)ので馬鹿馬鹿しい限りです。


【産経抄】11月8日 - 産経ニュース

 皇太子の空位は昭和初期以来で、皇位継承権を持つ男性皇族もかぎられている。126代にわたる「男系継承」を守るためにも、旧宮家男子の皇籍復帰などの議論は急がねばならない。

 産経らしいですがここで「皇位継承者の減少に対応するためにも対応策の議論は急がねばならない」ではなく「男系継承」が当然の前提とされていることには苦笑しますね。

 独身時代に理想の女性を問われた秋篠宮殿下は、女優の新珠三千代*1とお答えになった。時代を問わず、いいものはいい。
「新しくなければいけないということはないと思います」。

 そういう話を産経がするのは「女帝導入反対」など自分に都合のいいときだけなので全くインチキです。
 「憲法が新しくなければいけないと言うことはないと思います。」として自民党改憲案に護憲派が反対すると「不磨の大典でいいのか」などと因縁つけるのだから全く呆れます。しかし「新珠三千代(1930年生まれ)」とは随分渋いですね。彼の兄(1960年生まれ)が若い頃、柏原芳恵ブルック・シールズ(ともに1965年生まれ)のファンを公言していたように、普通は自分に近い年齢の女性をあげるでしょうにね。


【主張】少年法改正 結論の棚上げを解消せよ - 産経ニュース
 「厳罰論者」産経らしいですが「産経らウヨが主張する厳罰論に反対する」というのは是非はともかく、それ自体が「一つの結論」であり「結論の棚上げ」ではありません。なお、俺は「統計データによるわけではない感情論」に基づく上に、多くの弁護士、法律学者が反対する厳罰論には否定的な立場です。

*1:1930~2001年。1959年スタートの6部作『人間の條件』(1959~1961年)では苦難を乗り越え戦場まで夫を追い求めるひたむきな妻を演じ、ブルーリボン助演女優賞を受賞。また東宝の看板映画である『社長』シリーズ(1960~1967年)に数多く出演した。テレビドラマではNETテレビ(現在のテレビ朝日)『氷点』(1966年)にて医師夫人・辻口夏枝役を演じたほか、日本テレビ『細うで繁盛記』シリーズ(1970~1974年)での数々の困難にもめげずに伊豆・熱川の温泉旅館を切り盛りするおかみ・加代役で人気を博した(新珠三千代 - Wikipedia参照)。