高世仁に突っ込む(2020年11/22日分)(注:映画『旅路 村でいちばんの首吊りの木』のネタばらしがあります)

拉致はなぜ見過ごされてきたのか3 - 高世仁の「諸悪莫作」日記
 高世仁に突っ込む(2020年11/20日分) - bogus-simotukareのブログで取り上げた拉致はなぜ見過ごされてきたのか2 - 高世仁の「諸悪莫作」日記の続きです。
 今回も、延々、「横田めぐみ拉致」以前の「北朝鮮と思われる不審船事件」を書き「拉致は防げなかったのか」「もっと早く『謎の失踪』が北朝鮮拉致と認識できなかったのか」と悲憤慷慨する高世ですが今更そんなこと言って何になるのか(ちなみにまだ「つづく」です)。
 高世仁に突っ込む(2020年11/18日分)(ボーガス注:松本清張『砂の器』『ゼロの焦点』、鮎川哲也『黒い白鳥』の一部ネタバレがあります) - bogus-simotukareのブログでも書きましたが今すべき話はそんなことじゃない。
 「何故、2002年の小泉訪朝後、18年経っても拉致が解決しないのか」「これからどうすれば解決できるのか」という話です。そう言う話をしたがらない辺りが高世は全くどうしようもないバカです。

コロナウイルスの新規感染者はきょう2500人超となり、4日連続で過去最多を更新した。ここまできてもわが国では具体的な対策らしいものが示されない。第3派の襲来はもう人災と言うべきではないか。
小池百合子東京都知事は19日、緊急記者会見を開いた。
 いったい何が提案されるのかと思ったら、「5つの小」と記されたフリップを掲げ、(ボーガス注:大皿で取り分けるのではなく)小人数、(ボーガス注:長時間ではなく)小1時間、(ボーガス注:大声ではなく)小声、(ボーガス注:大皿で取り分けるのではなく)小皿、(ボーガス注:食事をしない時間は)小まめ(ボーガス注:にマスクを付ける)と、会食時の注意点を掲げただけ。この人、「三密*1」といい、都知事の仕事は気の利いたキャッチフレーズを考えることだと勘違いしているようだ。
◆要は、民度の高い国民の皆さんがちゃんとしないと感染がひどくなるよ、とこっちに責任を放り投げているわけだ。いやはや。
菅首相はじめ閣僚はいつも「専門家が(対策会議が)こう言うので・・」と人任せの説明しかしないが、国民に向かってしっかり現状認識を語ってほしい。
◆危機のときにひどいリーダーをもつ国民は不運だが、そのリーダーを選んだのは私たちだ。いまはともかく批判、抗議の声をあげて尻をたたこう。

 高世の駄文を書き換えてみましょう。

◆小泉訪朝(2002年)から今年で18年が経ったが、5人の拉致被害者以外の帰国はなく、日本人妻問題、残留邦人遺骨問題など他の日朝間の懸案問題も何一つ進展していない。ここまで来てもわが国では具体的な対策らしいものが示されない。『拉致問題の未解決』はもう『経済制裁』にいたずらに固執する家族会と巣くう会、家族会や巣くう会言いなりの日本政府による『人災』と言うべきではないか。
◆日本政府や巣くう会、家族会は「対話と圧力」「全員一括即時帰国」というだけ。この人たち「拉致問題への取り組み」とは気の利いたキャッチフレーズを考えることだと勘違いしているようだ。
◆(巣くう会や家族会、日本政府は)要は、北朝鮮が日本の要求に応えないから拉致が解決しない、と北朝鮮に責任を放り投げているわけだ。いやはや。
菅首相はじめ閣僚はいつも「関係者が(巣くう会や家族会が)こう言うので・・」と人任せの説明しかしないが、国民に向かってしっかり現状認識を語ってほしい。
◆危機(?)のときにひどいリーダーをもつ国民は不運だが、そのリーダーを選んだのは私たちだ。いまはともかく『今の北朝鮮外交で本当にいいのか!』と批判、抗議の声をあげて尻をたたこう。

 こう書いたら高世は激怒するか、無視するかどっちかでしょうがそれはさておき。
 正直、小池の「5つの小」は『5つの小を守れば、会食していい』と言って、会食をしていいかどうかはともかく、「感染予防には一定程度役立つ」でしょう。
 家族会や巣くう会の「対話と圧力(実際にはどう見ても対話する気はありませんが)」「全員一括即時帰国」なんか「解決に逆行しているだけ」なのだから「小池以下の論外」です。
 なお、「全員一括即時帰国」でググったら、Ⅰ なぜ「拉致被害者の全員一括帰国」という目標はフェイクなのか? - 拉致問題 憎しみを超えて-ニーバーの祈りを礎としてと言う記事がヒットしました。
Ⅰ なぜ「拉致被害者の全員一括帰国」という目標はフェイクなのか? - 拉致問題 憎しみを超えて-ニーバーの祈りを礎として
1)拉致被害者か怪しい特定失踪者まで全員に入れたら解決は無理、最低限、「特定失踪者」は外し、政府認定拉致に限るべきだが、巣くう会と家族会は特定失踪者まで入れているし、政府もそれにおもねって「認定の有無にかかわらず」なんてバカ言ってるから話にならない
2)政府認定拉致に限定しても病死した拉致被害者がいないという保証はないのに全員なんて無茶。いい加減、巣くう会、家族会、日本政府は病死の可能性を認めるべき
3)あげく『即時一括』なんてつけたらほとんど解決は無理。なんで段階的帰国じゃダメなのか
と指摘してます(詳しくはリンク先を読んで下さい)。
 俺も、全く同感で「フェイク」だと俺も思います。
 なお、ここで言う「フェイク」とは『実現不可能な主張』の上

◆『第一次長州征伐のように長州藩に勝利できる』と考え、第二次長州征伐を実行した徳川幕府
→もちろん、実際には敗北しかえって大政奉還戊辰戦争に追い込まれて明治新政府が誕生。第一次では幕府側についた薩摩藩が第二次では長州側についたことが幕府にとって痛かった
◆『蒋介石中国や米国に勝利可能』と考え『対中、対米開戦した戦前日本政府』
→もちろん、実際には敗北。昭和天皇は海外植民地(台湾、朝鮮など)を全て失ったあげく、「国家元首」から「象徴」へと地位が格下げになった。
◆『ソ連と英国を同時に戦争相手にしても充分勝てる』と考え英国と戦争中であるにもかかわらず、対ソ戦まで実行したヒトラー
→実際には独ソ不可侵条約を理由に、高みの見物を決め込み、傍観者だったソ連を連合国側に回したことでナチドイツは敗戦(ヒトラーは敗戦前に自殺)
◆『北ベトナムを転覆できる』と考え、軍をベトナムに投入した米国政府
→実際には転覆できずベトナムから撤退
◆『アフガンゲリラを打倒できる』と考え、軍をアフガンに投入した旧ソ連政府
→実際には打倒できずアフガンから撤退
◆どう見ても当たるとは思えない珍映画『幻の湖』(1982年)を当たると思ったのか、脚本を書き、監督した橋本忍*2
→この失敗が影響したのか、その後の橋本は

橋本忍 - Wikipedia参照
【1950年】
黒澤明監督映画『羅生門』の脚本
【1952年】
黒澤明監督映画『生きる』の脚本
【1954年】
黒澤明監督映画『七人の侍』の脚本
【1955年】
黒澤明監督映画『生きものの記録』の脚本
【1956年】
今井正監督映画『真昼の暗黒』の脚本
【1957年】
黒澤明監督映画『蜘蛛巣城』の脚本
【1958年】
黒澤明監督映画『隠し砦の三悪人』の脚本
野村芳太郎監督映画『張込み』(原作は松本清張)の脚本
ラジオ東京テレビ(KRT、現・TBSテレビ)のドラマ『私は貝になりたい』の脚本
【1960年】
黒澤明監督映画『悪い奴ほどよく眠る』の脚本
【1961年】
野村芳太郎監督映画『ゼロの焦点』(原作は松本清張)の脚本
【1962年】
小林正樹監督映画『切腹』(原作は滝口康彦『異聞浪人記』)の脚本
【1966年】
山本薩夫監督映画『白い巨塔』(現先は山崎豊子)の脚本
【1967年】
岡本喜八監督映画『日本のいちばん長い日』の脚本
小林正樹監督映画『上意討ち 拝領妻始末』(原作は滝口康彦『拝領妻始末』)の脚本
【1970年】
黒澤明監督映画『どですかでん』の脚本
野村芳太郎監督映画『影の車』(原作は松本清張『潜在光景』)の脚本
【1973年】
森谷司郎監督映画『日本沈没』(原作は小松左京)の脚本
【1974年】
野村芳太郎監督映画『砂の器』(原作は松本清張)の脚本
【1977年】
野村芳太郎監督映画『八つ墓村』(原作は横溝正史)の脚本
森谷司郎監督映画『八甲田山』(原作は新田次郎八甲田山死の彷徨』)の脚本

などといった「それ以前」ほどには活躍できず(橋本忍 - Wikipediaによれば『幻の湖』(1982年)以降の業績は映画『愛の陽炎*3』(1986年)、『旅路:村でいちばんの首吊りの木』(1986年)、『隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS』(2008年)、『私は貝になりたい』(2008年)、テレビドラマ『ゼロの焦点』(1983年、TBS)、『私は貝になりたい』(1994年、TBS)、『上意討ち 拝領妻始末』(2013年、テレビ朝日)の脚本のみ:なお、このうち『愛の陽炎』(1986年)、『旅路:村でいちばんの首吊りの木』(1986年)以外は全て、橋本の過去作品のリメイクです)

というような「実現可能という間違った認識」をしているのではなく「実現不可能と認識した上で、日朝国交正常化交渉を妨害するためにあえてそう主張している」という意味です(ただしそのようにいうと間違いなく『北朝鮮の手先』などという『涙が出るほど有り難い称号』が『右翼結社』巣くう会と『巣くう会言いなりの傀儡組織』家族会によって授与されますが)。
 でそんな「小池以下の論外な連中(家族会と巣くう会)」にへいこらしかしないクズが高世です。よくもそんなクズが偉そうに小池批判できたもんです。
 「恥を知れよ、クズ」「お前みたいなクズはいい加減拉致について書くのは辞めろ」「とっとと故郷の山形に帰れ」と怒鳴りつけたくなります。高世と付き合える知人友人(元々は赤の他人なのにわざわざ高世と結婚し、子どもまで作り、今も離婚しない妻を含む)は俺には理解できませんね。高世のようなクズと一緒の場所に居るなど俺にとっては『たとえようもなく不愉快』ですので。要するに『高世の知人友人』とは『高世の同類のクズ揃い』なのでしょうが、それはさておき。
 それにしても高世の場合、恐れ入るのが「記事にコメントが全然ついてないこと」なんですよねえ。正直、「高世に比べたら明らかに無名」の俺のブログの方がコメンターが「id:Bill_McCrearyさん」「アンドリュー・バルトフェルドさん」など、「コメンターが特定の方に固定化してる傾向が強い*4」とは言え高世よりずっとコメントがついてるんじゃないか(はてなブログはてなダイアリーと比べて、ブログ開設者以外の第三者がコメントを確認しづらいという不親切設計ですので俺の見落としの可能性はありますが)。
 以前「高世さんの拉致認識はおかしいと思います。経済制裁を続行して拉致が解決する見込みがあるんですか?(要約)」と書いたら速攻で削除されましたが、たぶんコメントが全然ついてない理由の一つはそうした「都合の悪いコメントを高世がためらいなく削除すること」でしょう。そんなことをして恥じない「自称ジャーナリスト」高世も全くいい度胸です。
 もう一つの理由は「ジャーナリストでございます」と高世が自画自讃したところで「世間は高世など評価してない」ということでしょう。哀れな男だと思います。そんなことだから会社も潰してしまったのでしょう。

 戦闘が続くシリアのイドリブ県で、反政府活動家らが、横田めぐみさんの似顔絵を壁画にし、シリア情勢にも目を向けてほしいと訴えた。
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000198663.html
シリアにめぐみさん壁画 反政権活動家「連帯示す」:朝日新聞デジタル
 シリアではアサド政権に拉致される人が数えきれないほどいる。

 これについては

内戦シリアのがれきに描かれた横田めぐみさん 拉致の悲しみは同じ:東京新聞 TOKYO Web
 北朝鮮による拉致被害者横田めぐみさん=失踪当時(13)=が消息を絶ってから43年となった今月15日、内戦の続くシリア北西部イドリブ県で、爆撃で破壊された建物の壁にめぐみさんと父滋さん=享年(87)=の絵が描かれた。シリアではアサド政権などによる反体制派住民の拉致被害が深刻で、地元の画家らが「拉致の悲しみと苦しみ、解放への希望を共有したい」と筆に願いを込めた。(カイロ・蜘手美鶴)
 イドリブ県北部バンシュ。崩れた建物の壁に、青空を背景にランドセルを背負うめぐみさんと、6月に死去した父滋さんの姿が描き出された。横には「自由」の文字。破壊し尽くされたがれきの中、そこだけ別空間のような鮮やかな色彩に包まれている。
 絵を描いたのは、画家アジーズ・アースマールさん(48)ら。「どんなに壊されても美しく再生できる」とのメッセージを伝えようと、相棒の写真家カダールさん(34)とともに、5年ほど前から内戦で壊された建物などに絵を描く活動を続けている。
 めぐみさんを描いたきっかけは、NPO法人「スタンド・ウィズ・シリア・ジャパン」(SSJ)理事長の山田一竹(いっちく)さん(27)の活動だ。山田さんは10月下旬、シリア人拉致被害者の解放を求め、居住地ベルリンでハンガーストライキを決行。アジーズさんが感銘を受け、「日本の拉致被害者を支えたい」と、めぐみさんを描くことを決めた。
 シリアでは2011年以降、アサド政権や反政府勢力、イスラム過激派などが入り乱れた内戦が続く。混乱の中、政権側による反体制派住民の拉致が相次ぎ、シリア人権監視団(ロンドン)によると、12万人以上が連れ去られ、うち4万人以上が行方不明。監視団のアブドルラフマン所長は「拉致は『口を閉じろ』という脅しだ」と話す。
 拉致に政権側が関与しているため、家族らは解放に向けた手だてがないのが実情だ。アジーズさんのいとこも政権側に拘束されて行方が分からず、拉致や死が常に身近につきまとう。
 今回めぐみさんを描いたことを、アジーズさんは「拉致被害者家族の悲しみや痛みはよく分かるし、解放を願う気持ちも同じだ。その心に寄り添いたかった」と話す。自身の活動が壁画のきっかけになったことに、SSJの山田さんは「シリア人の痛みに寄り添ったことで、アジーズさんらが日本の拉致被害者に寄り添ってくれた。今度は、1人でも多くの日本人がシリアの痛みに寄り添ってほしい」と話している。

も紹介しておきます。
 吹き出しました。「シリアでも拉致はあります!」て、こじつけも甚だしいですよねえ。大体、「小泉訪朝直後ならまだしも*5」拉致が風化してる日本においてこんなことをしても宣伝効果は皆無ですし。もちろん「日本以外の国」に対してはもっと宣伝効果は皆無です。
 なお、シリアの「反政府派(反政府派)拉致」はおそらくは『朴正熙・韓国の金大中拉致(殺害目的で拉致したが日米の政治的圧力で殺害は断念)』『南米軍事独裁政権のいわゆるコンドル作戦』のような「殺害目的」でありその点では「日本人拉致」とは性格がかなり違います。

【追記】
 橋本忍の脚本映画『旅路:村でいちばんの首吊りの木』(1986年)は原作は辻真先です。
 辻は

辻真先 - Wikipedia
◆【1960年代】
エイトマン」(1963年~1964年)、「鉄腕アトム」(1964年~1965年)、「ジャングル大帝」(1965年~1966年)、「魔法使いサリー」(1967年~1968年)、「リボンの騎士」(1967年~1968年)、「ゲゲゲの鬼太郎(第1期)」(1968年~1969年)、「サイボーグ009(第1期)」(1968年)、「アタックNo.1」(1969年~1971年)、「サザエさん」(1969年~1985年)、「タイガーマスク」(1969年~1971年)、「ひみつのアッコちゃん」(1969年~1970年)、「もーれつア太郎(第1期)」(1969年~1970年)
【1970年代】
ゲゲゲの鬼太郎(第2期)」(1971年~1972年)、「魔女っ子メグちゃん」(1974年~1975年)、「サイボーグ009(第2期)」(1979年~1980年)
【1980年代】
Dr.スランプ アラレちゃん」(1981年~1982年)、「忍者ハットリくん」(1981年~1982年)
など多くのアニメ脚本を執筆
◆1981年に 『アリスの国の殺人』(双葉社日本推理作家協会賞受賞作全集収録)で日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞
◆2009年に『完全恋愛』(牧薩次名義、小学館文庫)で本格ミステリ大賞を受賞

というベテランの脚本家、作家です。
 ちなみに
辻真先『旅路 村でいちばんの首吊りの木』 - インドアかミステリか本
旅路 村でいちばんの首吊りの木 | シネマ係長の秘密基地
夜影座:「旅路 村でいちばんの首吊りの木」
映画感想「日本沈没」「幻の湖」「旅路 村でいちばんの首吊りの木」 - くらのすけの映画日記
に辻小説及び映画のネタばらしがあります(知りたい方はリンク先をご覧下さい)。これらのブログ記事を読む限りは、辻原作をうまく処理すればそれなりに面白い映画になるかと思います。ただし残念ながら出来た映画はどんなに橋本に好意的に評価しても、おそらくは「ホームラン(大ヒット)」とはいえない「シングルヒット(佳作)」だったのでしょうね。ウィキペディアにも残念ながら『旅路:村でいちばんの首吊りの木』の項目がありませんし。
 倍賞千恵子主演であり、これらのブログ記事を読む限りは、倍賞千恵子が主演した松本清張原作のテレビドラマ『顔』は、だいぶ原作とテイストが違った(ボーガス注:松本清張『顔』のネタばらしがあります)(追記あり) - bogus-simotukareのブログで紹介した『顔』のようなテイストみたいですね。ただし『顔』が最後は一応ハッピーエンドなのに、この映画の方は最後まで倍賞は不幸なままのようですが。
 つまりは「倍賞が犯人(完全にネタばらし)」のわけですが『下町の太陽』『男はつらいよ』『幸福の黄色いハンカチ』の方なので『顔』の場合と同様に『極悪人』と言う犯罪者でないのはいうまでもありません。

参考

夜影座:「旅路 村でいちばんの首吊りの木」
 何といっても日本一家族愛を体現する下町の太陽・倍賞千恵子のキャスティングで勝利確定といったところでしょうか。
 家族のため、というよりも自分のエゴのためなら、村の迷惑も他人の不幸も一切眼中に無くなってしまう妄信ぶりは、傍から見るとかなりの憎まれ役のはずですが、倍賞さんの演じる役は、ほら、常に不幸と苦労を一身に纏っているイメージがあるじゃないですか。
 どんなに悪行を働いても、「こんなに不幸な目に遭ったんだから情状酌量しないと」という気になってくるんですよね。「こんな不幸」の部分が例え映画では描かれていないにしても、この人のほつれ髪見ているだけで「苦労人」オーラがムンムンと発散する訳です。

*1:『三密(密室、密集(密室でなくても沢山集まること)、密着(開放空間で少人数でも近い距離))を避ける』は小池ではなく『日本政府の提唱』ですが?。高世が『小池の提唱』と勘違いしてるのなら呆れたバカです。また問題は「三密を避ける」など「国民への要望ばかり」で「PCR検査の充実」など「政府がすべき行為だが手間や金のかかること」をしないことにあるのであって「三密を避けること」それ自体はそれなりに有効な対策でしょう。

*2:著書『複眼の映像:私と黒澤明』(文春文庫)など

*3:当時、TBSドラマ『不良少女とよばれて』(1984年)のヒロイン・曽我笙子役など、アイドルとして活動していた伊藤麻衣子(現・いとうまい子)(1962年生まれ)の劇場用映画初主演作品(愛の陽炎 - Wikipedia参照)

*4:まあ、俺に限らず、大抵の無名ブロガーはそうでしょう。『俺の駄文』などに、コメント、それも好意的コメントがつくだけで俺にとっては大変光栄です

*5:まあシリア内戦が始まったのは2011年ですが(シリア内戦 - Wikipedia参照)