今日の産経ニュース(2020年12月13日分)

【花田紀凱の週刊誌ウオッチング】〈801〉西川公也元農水相に飛び火 - 産経ニュース

 (ボーガス注:桜前夜祭での政治資金報告書への支出未記載は)些細な秘書のミスで(ボーガス注:あるのに)安倍前総理を毎週、ここまでおとしめる意図がわからない。
 『週刊文春』(12月17日号)、今週も「謝罪会見が必要なのはこの男 安倍“逃げ切り”を許すな」。

 桜前夜祭疑惑を「些細な秘書のミス*1」と強弁し「安倍の逃げ切り」をアシストしようとするのだから産経と花田の安倍信者振りにはいつもながら呆れます。そもそもここで花田が「桜前夜祭」について明確な形で触れないことにも呆れますが。
 予備知識があるから俺には「桜前夜祭のことか」と分かりますが、予備知識の無い人間がこの文章だけ読んだのでは「何が秘書のミスなのか?」さっぱりわかりません。
 そして「桜前夜祭」について明確な形で触れないで逃げていることこそが「花田や産経が内心では秘書のミスだとは全く思ってないこと」の傍証でしょう。


「Go To」東京・名古屋を一時除外検討 首相、担当閣僚と協議 - 産経ニュース
 1)同様に内閣支持率が降下したモリカケでの態度があまりにも酷かったので、
 2)また、そもそも「東京都の報告を聞くまでも無く」「世論調査をするまでもなく」、東京除外をしなければ東京の感染者は高止まりを続け、結果、支持率は落ち続けるであろうことは簡単に予想できた(にもかかわらず東京をgotoから除外しなかった)ので支持率が大幅に降下し、40%台前半となり「いわゆる危険水域(30%台)」に近づいているとはいえ、「危険水域」に達するまでは放置プレーかと思っていたので意外です。「小生には理解不能ですが」菅にとって「東京の感染者数高止まり」や「内閣支持率の40%台への降下」が意外だったんでしょうか?。それとも普段は自民党に好意的な「支持団体」医師会ですら「gotoを辞めよ」と批判しだしたことが痛かったのか。
 とはいえ、「除外の方向で調整中」というのは「随分暢気だ」とは思いますが。
 ただし、さすがに近日中には除外はされるのでしょう。その点は素直に喜びたいと思います。


東京・国立市長選は永見氏が再選 - 産経ニュース

 東京都国立市長選は13日に投開票が行われ、無所属で現職の永見理夫氏(71)=自民、公明、都民ファーストの会推薦=が、無所属で1級建築士の新人、土屋邦美氏(72)=共産、社民、生活者ネット推薦=を破り、再選を果たした。

 立憲民主の名前が出てこないと言うことはおそらく「自主投票にした」のでしょう。そんなんでよくもまあ枝野も「政権交代」などと抜かせたもんです。
 「自公をどんな形でも打倒したい」と思うのなら、共産、社民とともに土屋支持が当然でしょうに。「本気で政権交代する気があるのか?」ですね。


「いつまで待てば」拉致被害者家族会代表・飯塚繁雄さんインタビュー 募る虚無感、政府奮起期待 - 産経ニュース
 「いつまで待ったら拉致が解決するのか?」と「ただ飯塚がぼやいてるだけ」という全く無内容、無価値なインタビューです。「手前ら家族会が蓮池透除名とか馬鹿なことしかしないからだろ!」としか言いようがない。いずれにせよ、飯塚のぼやきからは「飯塚耕一郎(飯塚繁雄の義理の息子、田口八重子の実子)」「増元照明」「横田拓也、哲也」など家族会の一部(救う会べったり、安倍万歳の反北朝鮮ウヨ)が「北朝鮮はコロナなどで追い込まれてる」「今はチャンスだ」などと言ってどんなに強がろうとも、家族会の運動に展望がないことがうかがえます。


【日曜に書く】論説顧問・斎藤勉 三島の「文革批判」今こそ(1/2ページ) - 産経ニュース
 タイトルだけで失笑物です。今時、文革批判などに何の価値があるのか。
 あんなことは、もはや中国においても「その他の国」においてもまず起こることではない。現在の中国を否定的に評価する場合でも、何ら文革とは関係ない。まだ「ホニャララ氏の天安門事件批判」でも出した方がましでしょう(まあ天安門事件批判だとその時点では既に故人の三島は持ち出せなくなりますが)。
 つうか文革の「造反有理」的な考えで「三島事件」という犯罪に及んだ犯罪者・三島がよくもまあ文革批判などしたもんだとこっちは呆れます。
 大体

 三島は自決3年前の昭和42年2月28日、作家仲間の川端康成(翌年ノーベル文学賞受賞)、石川淳安部公房を誘って帝国ホテルで会見し、自ら起草した抗議のアピールを発表した。

という話で何で三島だけを産経が称えるのかがまず意味不明です。いや、もちろん「産経と同レベルの極右」がこの中に三島しかいないからだと言うことはよく分かりますが。

*1:仮に「秘書の単独行為で安倍は無関係(常識的に考えてそんなことはありませんが)」だとしても「些細ではない」し、これを「ミス」と見なすのは無茶苦茶でしょう。ミスであるのならば「桜前夜祭疑惑」は安倍の首相在任中から騒がれていたのだから、その時点で秘書がミスに気づいたはずです。どうみても故意の疑い濃厚でしょうに。