「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年1/5分:荒木和博の巻)

元旦の八重山日報です: 荒木和博BLOG

 元旦の「八重山日報」に載りました。以下のショートストーリー「おかえり」は直接拉致とは関係ないのですが、当たり前のこと*1の大事さを考える材料になってくれれば、と思います。

 荒木が自慢する「荒木が書いた」というくだらない三文小説「おかえり」ですが

 爆発はプラスチック爆弾によるものだった。まもなく逮捕された工作員によってX国が制裁で追い詰められた揚げ句に行ったテロであることが明らかになった。主要空港では警備が厳しいために地方空港で行ったもので、自衛隊がいなかったのもこの空港が対象になった理由の一つと自供したことも報じられた。この事件が理由でX国はさらに国際的に追い詰められ、結局軍がクーデターを起こして政権が倒れることになる。

などという与太を載せる八重山日報がまともなメディアでは無く「産経と同レベル」の「レベルの低い極右新聞」であることは言うまでも無いでしょう。「主要紙」である沖縄タイムス琉球新報に比べ大して売れてないとは言え沖縄にこんな非常識な極右新聞があるとは驚きです。「X国=北朝鮮*2」でしょうが、北朝鮮が日本国内でテロを行う可能性*3も、軍のクーデターで政権が倒れる可能性もどう見てもないし、こんな与太小説を書いたところで拉致の解決には何一つ関係ないわけです。


ミッドウェーとか拉致とかコロナとか「嘘」の話(1月6日のショートメッセージ): 荒木和博BLOG

 令和3年1月6日水曜日のショートメッセージ(Vol.279)。昨日の続きみたいな話ですが、構造的な嘘の問題についてお話ししました。

 8分程度の動画です、荒木曰く「ミッドウェー海戦以前は日本もそれなりに善戦していたが、ミッドウェー海戦で大敗してからは、大本営発表がそれ以前とは違い、事実とかけ離れた捏造発表となり始めた」。
 「荒木は絶対に認めないでしょうが」これと近いのが荒木の「小泉訪朝後の特定失踪者主張というデマ」あるいは「山本美保さんDNA捏造疑惑というデマ」ですね。
 「北朝鮮が拉致なんか認めるわけがない」という認識のもと、荒木も「小泉訪朝前」まではそれなりにまともなことを言っていた。
 明らかに「拉致でない人間」を「拉致だ」と強弁することはなかった。
 しかし、「小泉訪朝(北朝鮮が拉致を認めたこと)」を機に荒木ら巣くう会のタガが外れた。荒木ら巣くう会にとって「ミッドウェー海戦=小泉訪朝」だったわけです。
 「特定失踪者を拉致被害者と認めない」あるいは「山本美保さんDNA鑑定捏造疑惑を認めない」今の日本政府は「ミッドウェー海戦の敗北を認めなかった戦前日本政府と同じ」と強弁する荒木ですが、もちろん荒木の「小泉訪朝後の荒木の特定失踪者主張というデマ」あるいは「山本美保さんDNA捏造疑惑というデマ」こそが「ミッドウェー海戦の敗北を認めなかった戦前日本政府と同じ」わけです。
 荒木のデマを家族会が容認し続ける限り拉致がいつまでたっても解決しないでしょう。まあ、「家族に拉致被害者がいない」俺としては拉致が解決しなくても一向に構いませんし、ほとんどの日本人が「俺と同意見」でしょうが。マスコミで拉致などもはや全く報じられないということはそういうことです。


大本営発表とコロナと拉致と(1月5日のショートメッセージ): 荒木和博BLOG

 令和3年1月5日火曜日のショートメッセージ(Vol.278)。戦前のいわゆる「大本営発表」と、今回の新型コロナによる緊急事態宣言、そして拉致問題に関する政府見解には何か通じる匂いのようなものを感じます。そんなお話しです。

 7分50秒程度の動画です。
 緊急事態宣言(発令予定)と大本営発表と何が「通じる」のかさっぱりわかりません。
 これが「緊急事態宣言など発令しなくてもコロナは終息する」として菅が「コロナをさらに悪化させる」のならばそれは「大本営発表(日本は米国に負けてないと強弁)」といっていいでしょうが。
 そして「緊急事態宣言」は多くの医療関係者が要請していたことです。何が大本営発表なのか。
 むしろ「嘘八百で論外」と言う意味では「荒木の特定失踪者認定」と「大本営発表」のほうが「通じるもの」があるでしょう。
 荒木の大本営発表「特定失踪者」なんてもんを「拉致被害者家族会が容認し続ける限り」拉致は絶対に解決しません。
 別に俺個人は「家族に拉致被害者などいない」ので、拉致が解決しなくても全く構いませんが。
 それにしても「緊急事態宣言などしなくても自然に終息する」と「感染症の素人」荒木が「根拠レス」で抜かすのには恐れ入りますね。
 むしろ「緊急事態宣言をしても終息しない」ことすら危惧されてるわけですが。別に「日本全土に緊急事態宣言を!」「学校も一斉休校を!」とは言いません*4が菅の「緊急事態宣言」は現時点では「一都三県(神奈川、埼玉、千葉)限定」ですし、小中高も休校にしないので「どれだけの成果があるかは未知数」です。
 荒木の甘い見通しと違い「大阪など他地域にも宣言を広げる」「一斉休校を求める」など「さらに対策が強化される可能性」も否定できません(その場合でも荒木は無責任な放言について詫びないのでしょうが)。
 というか、仮に荒木の言うとおりだ*5としてそれと「大本営発表」や「政府の拉致認定」と何の関係があるのか。
 荒木は「緊急事態宣言など不要、杞憂だ、事態はそれほど深刻でない」と言うわけですが、その理屈が該当するのはむしろ「荒木の特定失踪者認定(荒木が言うほど拉致は多くはない、事態はそれほど深刻ではない)」ではないのか。
 どっちにしろ「緊急事態宣言の是非」と拉致の解決と何一つ関係ない上に、感染症の専門家でもない荒木が「緊急事態宣言などしなくても拉致は自然に終息する」と放言できる神経には心底呆れます。

*1:何が当たり前なんだかさっぱり分かりません。

*2:さすがの荒木も「北朝鮮」とは書けないようです。

*3:と言うかそれ以前に「オウム真理教地下鉄サリン事件(1995年:地下鉄サリン事件 - Wikipediaによれば、死亡者14名、負傷者は約6300名)」以外に近年、日本国内で「組織(極右であれ、極左であれ、イスラム過激派のような宗教過激派であれ何であれ)による無差別殺傷テロ」なんか起こっていませんが。ただし「個人による無差別殺傷」なら「相模原障害者施設殺傷事件(2016年:相模原障害者施設殺傷事件 - Wikipediaによれば死亡者19名)「京都アニメ放火事件(2019年:京都アニメーション放火殺人事件 - Wikipediaによれば死亡者36名)」があります。

*4:というのも「緊急事態宣言」も「一斉休校」も「効果はあるかもしれない」が「副作用の強い劇薬」であり、「政治家などと違いどうしても意見表明しなければならない立場にない&感染症素人の俺」としては安易に「発動すべき」とか「すべきでない」とか言う気になれません。「緊急事態宣言」も「一斉休校」も、「GOTOを辞める(GOTOについては俺は中止賛成論です)」というのとはかなり意味が違うと思っています。

*5:もちろん素人の荒木が尾身会長など専門家を無視して「緊急事態宣言など不要」と根拠レスで放言するのは完全に常軌を逸していますが