常岡浩介に突っ込む(2021年1月10日分)

常岡浩介
 米中枢では、「トランプが錯乱してるから核ミサイルのボタンを取り上げろ」という議論が始まったみたい。
 トランプとプーチン*1が核ミサイルのボタンを握ってる世界って、冷戦中よりぼくら死に近いのでは?

 吹き出しました。「歴代米国大統領」と比べ「トランプが常軌を逸してる」という常岡の理解には俺も同感です(とはいえ、それでもトランプも核ミサイル発射ボタンを押すほどのキチガイではないでしょうが。「例の上院襲撃教唆」は充分「異常」ですがそれでも「核ミサイル発射」とはかなりの違いがあります。ただしそうした理由でトランプの解任を目指す動きに反対はしませんが)。
 しかしプーチンをそこまで「キチガイ扱いする理由」は俺には意味不明です。プーチンを「独裁者」などと否定的に評価するにせよ「2000年の大統領就任から2020年の現在に至るまで、20年間も政権を維持してきた男」が「核ミサイルを発射するほどのキチガイ」のわけもない。プーチンは良く言えば「もっと賢明」、悪く言えば「もっと狡猾」でしょう。
 仮に「リトビネンコ暗殺」などの無法行為にプーチンが関与していたとしてもそうした行為と「核ミサイル発射」との間には「かなりの違いがある」。
 そもそも「キューバ危機」以外に世界が「核戦争の危機」をリアルに体験した事件は正直ないでしょう。

常岡浩介がリツイート
◆桜木武史
 特別ではない僕が見た特別な世界を、漫画家・武田一義さん(@144takeda)のイラストと僕の文章で綴った記録です。
 シリアの民衆蜂起から10年という節目、
 「シリアの戦争で、友だちが死んだ」(ポプラ社
 よろしくお願いいたします。

常岡浩介がリツイート
◆ESHITA Masayuki(江下雅之*2
 Dalloyau銀座店のケーキバイキングで常岡が15皿(30個)食った光景を忘れることができぬ。

 「桜木の新刊刊行を紹介する前にお前の活動報告をしろよ?。新刊刊行も雑誌記事執筆も、テレビ、ラジオ出演も何も報告すべき活動はねえのかよ?」「ケーキバイキングで30個ケーキ食ったとかどうでもいいだろ?」と常岡には言いたくなりますが、おそらく「何もない」のでしょうね。常岡も哀れな男です。

常岡浩介がリツイート
 イエメンは世界でもっとも重大な危機。だから、現地取材しようとしたんだけど、わかってない外務省に意味不明な妨害を受け、今に至ります
◆Keiko INOUE
「この状態は惨状だ。時限爆弾だ。世界は今、動かなくてはならない」
 IRC*3が発表した2021年の世界が動くべき危機リスト、1位はイエメン、そしてアフガン、シリア、DRR*4エチオピアと続き、9位にベネズエラ、10位にモザンビーク。継続する危機に新型コロナが加わり、一刻を争う

 しかしこのリツイートの前後には「イエメンについて触れた常岡ツイートが全くないこと」で常岡の「イエメン取材したかったが外務省の妨害で」云々が口から出任せであることがモロバレとなります。常岡も「偽装行為がへぼすぎて」大笑いですね。
 本気で常岡がイエメン取材したいなら
1)現地ジャーナリストにイエメンの現状について、常岡が電話や電子メールなどで取材
2)(そうした取材が常岡に出来ない場合でも)、イエメン取材して記事を書いた日本や海外のメディアの記事の紹介
という形でいくらでもイエメンについて常岡は情報発信できるでしょう。
 それを常岡がしないと言うことは
ア)常岡には1)や2)をやる能力が無いか
イ)常岡は能力が無いどころかやる意思すらない
のどちらかであり、そんな人間がイエメンに行ったところでまともな取材が出来るわけもない。というか「二度の身柄拘束」で「外務省に旅券交付拒否されること」を見越しての売名の疑いがあり、そもそも常岡にイエメン取材などする気があったのかが怪しい。
 そもそも常岡の過去の著書は

◆『ロシア・語られない戦争:チェチェンゲリラ従軍記』(2008年、アスキー新書)
◆『イスラム国とは何か』(2015年、旬報社

でありどちらもイエメンとは全く関係ありません(ISの活動地域はイラクやシリアであって、イエメンはISの活動地域ではないし、常岡がイエメン入りの考えを表明した2019年2月においてISは衰退過程にあった)。今までイエメン取材などしていなかった常岡が「突然、イエメン取材意欲に目覚める」とは不自然の極みです。やはり「売名の疑い濃厚」ではないか。滑稽なのは「まるで売名になってない」ことですが。

*1:エリツィン政権大統領府第一副長官、連邦保安庁長官、第一副首相、首相などを経て大統領

*2:明治大学教授。著書『ネットワーク社会』(1994年、丸善ライブラリー)、『マンガ古本雑学ノート』(1998年、ダイヤモンド社)、『ネットワーク社会の深層構造』(2000年、中央公論新社)、『マンガ古書マニア』(2002年、インターメディア出版)、『レポートの作り方』(2003年、中公新書)、『監視カメラ社会』(2004年、講談社+α新書)、『マンガ古雑誌マニア』(2006年、長崎出版)、『ビンテージMacintosh』(2007年、長崎出版)、『リンク格差社会』(2007年、マイコミ新書)など(江下 雅之 | 明治大学参照)

*3:International Red Cross(国際赤十字)の略

*4:災害リスクの軽減(Disaster Risk Reduction)のことか?