島田洋一
バイデン政権下、日本が歴史戦を戦う環境は厳しくなると見ておかねばならない
やれやれですね。島田の言う「歴史戦」とやらにおいては「対米開戦した戦前日本は何一つ悪くない、ハルノートを出した米国が悪い」なんて代物です。
「トランプ共和党なら大目に見てくれるが、バイデン民主党は厳しい」なんてそんな話では全くない。
島田洋一
バイデン政権をオバマ第3期と評する人がいるが、オバマは和解と癒しをもたらす大統領との建前に即し、政敵に対する挑発的言辞は避ける傾向にあった。バイデンは一旦原稿を離れると口に抑制の効かないタイプである。すでに相手をナチ呼ばわりする言動を繰り返している。
「上院襲撃なんて無茶」をやれば「ナチ呼ばわり」されても当然でしょうよ。大体ナチ呼ばわりというなら島田らウヨだって「イラン政権をナチ呼ばわり」「トランプの女性差別言動を批判するフェミニストをナチ呼ばわり」など酷い言動を散々しているのによくもこんなことがいえたもんです。
島田洋一
「焼き音はするがステーキが出てこない男」バイデンは決断力のなさで定評がある。米国民あげての不倶戴天の敵オサマ・ビンラディンの除去*1作戦ですら「成功が保証されていない」と、副大統領の立場で最後まで先送りを主張した。結局、オバマが決行したが
ラディンの暗殺について「違法の疑い」はひとまずおくとしても、島田の物言いには呆れますね。
是非はともかく「リスキーなことは避ける」というのは「一つの決断」であって「決断力が無い」と言うこととは違います。
島田洋一
一部*2「トランプ支持者」の議事堂乱入*3をナチスの「水晶の夜」ユダヤ商店襲撃)にたとえ、責任は「最悪の大統領」トランプにあると非難したアーノルド・シュワルツェネガーのメッセージをバイデン*4がリツイート
ご存じの方も居るでしょうがシュワルツェネガー(一時、カリフォルニア州知事)は共和党支持者です。シュワルツェネガーやペンス副大統領がわかりやすい例ですが、共和党支持者ですら、ある程度良識があればトランプの扇動によって起こったトランプ支持者の暴挙「上院襲撃」を批判するわけです。その程度の良識も島田にはないようですが。
そして「共和党支持者」シュワルツェネガーの「トランプ批判ツイート」にリツイートすることでバイデンは「我々は共和党をいたずらに敵視する気は無い」アピールし、国内融和に彼なりに努めてるわけです。
島田洋一
イランの対外テロ責任者ソレイマニ*5の除去はトランプの最大功績の1つ。バイデンらリベラル派は「中東を大混乱に陥れる愚挙」と批判したが、実際はテロへの抑止力となった。
おいおいですね。国際法違反の問題はひとまず置くにしても「イランの対応」によっては戦争の危機があり得たのにどれほど脳天気なのか。
まあ、島田の場合「いっそ、イラク戦争のように米軍が地上軍でイラン政権を転覆すれば良い」なので「最初から話にならない」のですが。
島田洋一
与党自民党の外交部会長(佐藤正久*6議員)が「全然ダメ」と切り捨てるような人物がなぜ外相なのか。安倍前首相は自ら外交を主導していたが、菅首相の場合、外交は得意分野ではない。外相人事は重要だ
「レベルの低いウヨ」にすぎない「佐藤ひげ」が外交部会長とは心底呆れますがそれはさておき。
そりゃ茂木*7だって、領土問題、歴史認識問題などで「中国、韓国、ロシアを敵視する」佐藤ひげのような「レベルの低いウヨ」じゃあるまいし、中韓ロシアを批判する場合だって、それ相応の外交儀礼は示すでしょう。
「断交」だの「中韓ロシアの日本大使一時召還」だの「経済制裁(まあ韓国相手には安倍政権時代にホワイト国除外やフッ化水素水輸出規制を行いそれが継続されていますが)」だの「佐藤が叫ぶ強硬路線(?)」もおいそれと出来る話ではない。
「全然ダメ」なのはそうした常識がまるで無い佐藤の方です。
それにしても「第四次安倍内閣外相だった茂木が引き続き留任したのであって、菅が茂木を新たに外相に任命したわけではない」「菅は安倍内閣官房長官を務めた安倍の側近で、安倍も二階幹事長、麻生副総理・財務相等とともに菅の総裁就任を支援した」のに「菅、茂木は批判しても安倍は批判しない」とは島田の「無茶苦茶な安倍信者」ぶりも酷いものがあります。