高世仁に突っ込む(2021年1/14日分)

政府はノーベル賞受賞者4人の提言を聴け - 高世仁の「諸悪莫作」日記

 今は無症状の感染者が問題なので、とにかく早く見つけて隔離するという医学の教科書に書いてあることをやるべきだと本庶、大隅両氏は繰り返した。

 これは小生が愛読している浅井基文ブログも「中国、台湾、韓国などのコロナ状況が日本よりずっとマシなのは、PCR検査による感染者発見とそれによる隔離が日本よりずっと徹底しているからでは無いか」と指摘しています(例えば日本の新型コロナ・ウィルス対策の致命的問題点|コラム|21世紀の日本と国際社会 浅井基文のページ参照)。

 自宅待機は家庭内感染を広めるのでよくない。ホテルを借り上げて感染者を泊めればホテル業者の収入になるし、そこに食事を提供する飲食関連の事業者がうるおう。さらに食材を提供する生産者にもお金がいく。
 Go Toなんかで無理やり消費を煽るのではなく、感染対策で経済を回すことを考えるべき

 菅をかばう気はもちろん全くないのですがそもそも、軽症者とはいえ「コロナ感染者を引き受けたがるホテル」なんてそんなにあるんですかね?。何せきちんとした対策をしないとホテルが「クラスター化」しかねませんし。
 「コロナ感染者引き受け」より「GOTOトラベル」を望むホテルばかりだったからこその「GOTO」ではないのか。そしてその結果「宿泊療養施設が足りない」のではないのか(別にホテル業者を責めているわけでは無く単なる事実の指摘ですが)。
 しかしこうなるとTBSラジオ森本毅郎スタンバイ」でも指摘がありましたが、「民間施設の借り上げ」だけでなく「東京五輪の選手村」「国立大学の学生寮」(まあ例は何でも良いのですが)など「空いている公的施設を宿泊療養のために開放する事」も考えるべきでは無いか。
 なお、自宅療養者について言えば

自宅療養者の死亡相次ぐ 病床逼迫で入院調整難航の高齢者も(1/2ページ) - 産経ニュース
 7日には自宅療養中の50代女性が自宅で倒れているところを家族に発見され、救急搬送されたが死亡した。前日に感染が判明し、高血圧などの基礎疾患はあったものの、発熱や喉の痛みといった症状が軽かったため、自宅で療養していたという。

“自宅療養中に悪化し死亡”相次ぐ 東京 神奈川など4都県で7人 | 新型コロナウイルス | NHKニュース
新型コロナウイルスへの感染が確認された当初は入院の必要がないと判断され自宅で療養していて、急に症状が悪化して死亡する人が相次いでいます。
 NHKが関東地方の自治体に取材したところ、自宅療養中に死亡した人が、12月以降、東京、栃木、神奈川、群馬の4の都県で7人にのぼっていることがわかりました。
・東京都によりますと、これまでに都内で新型コロナウイルスの感染が確認されて、自宅療養中に容体が悪化して死亡したのは、80代の男性のほか、50代の女性、60代の男性です。
・(ボーガス注:60代の)男性の息子がNHKの取材に応じ「亡くなる2日前に連絡を取ったときは『だんだんとよくなっていて熱も下がってきているが、少し動くと息苦しさがある』と話していましたが、まさか亡くなるとは思わず、新型コロナウイルスが想像以上に怖いものだと実感しました。父は外出を控えたりマスクをしたりと、家族の中でもいちばん感染対策をとっていたので、その点でも驚いています。自宅で療養する人が多い中、今後、父と同じように体調が急に悪化する人が増えてしまうのではないかと心配です」と話していました。
新型コロナウイルスの急速な感染拡大に伴って、東京都内では自宅で療養している人が増え続け、13日時点で8000人を超えています。

という「物騒な報道」もあります。自宅療養の場合、『家庭内感染の危険』以前に『容体急変による死亡の危険』があるでしょう。そもそも「宿泊療養」が始まったのも「埼玉県内で続けざまに二人の自宅療養者が急死したから」です(とはいえその埼玉ですら今や「自宅療養者数>宿泊療養者数」であることはマスコミ報道で分かりますが)。


香港 国安法に屈しない人々2-日本で活動を続ける香港人 - 高世仁の「諸悪莫作」日記(2021年1月13日付記事)
 タイトルから分かるように今日の記事は香港 国安法に屈しない人々1 - 高世仁の「諸悪莫作」日記(2021年1月10日付記事)の続きです。
 (つづく)とないのでたぶんこれで終わりなのでしょう。
 なお、(つづく)としている拉致はなぜ見過ごされてきたのか6 - 高世仁の「諸悪莫作」日記(2020年12月7日付記事)が1ヶ月経っても終わらないのには本当に呆れます(事実上『終わってるらしい』拉致はなぜ見過ごされてきたのか6 - 高世仁の「諸悪莫作」日記についてはこれ以上は突っ込みませんが)。
 それはともかく

香港 国安法に屈しない人々1 - 高世仁の「諸悪莫作」日記
 香港 国安法に屈しない人々1

の文末に「つづく」はなかったのは「(つづく)と書くならきちんと続けた上で終わらせろよ!」つう俺みたいな批判を高世も気にしてるんでしょうか?

 私としては、香港問題への関心を広めるとともに、李さんたち香港人が安心して日本に滞在、自由に活動できるよう、日本人として応援していきたい。

 北朝鮮問題ではかなりお気楽に「打倒北朝鮮」を過去に叫んできた高世もさすがに「打倒中国」はもちろん

「国家安全維持法廃止」
「李氏のような反中国政府的な香港人が逮捕されること無く、無事に香港へ帰国できること」

すら言わないようです。
 高世が言うのはあくまでも「(高世がブログ記事を書くことによって?)香港問題への関心を広める」とともに「李さんたち香港人が安心して日本に滞在自由に活動できる(つまり日本政府が政治難民認定しろと言うこと?)」ように「日本人として応援していきたい(高世自身が難民認定を求める運動をしたり、彼らの運動に献金したりする?)」レベルの話です。
 まあ、「国家安全維持法廃止」など、無責任に楽観論を唱えても意味が無いですからね。
 しかし今や「ライフワークとしてたはずの北朝鮮拉致問題」から「ためらいなく(?)撤退した」高世ではこの発言が今後「どこまで貫徹されるのか」は疑問符が付くでしょう。