今日の中国ニュース(2021年1月21日分)(副題:楊海英のクズさ、馬鹿さに今日も呆れる)

【産経抄】1月21日 - 産経ニュース

 新型コロナウイルスの封じ込めに成功している台湾への称賛の声は高まるばかりである。同時に日本の統治下、児玉源太郎*1総督のもとで、民政長官として日本の衛生行政制度を導入した後藤新平*2の存在も改めて注目されてきた。

 「バカか」と心底呆れます。「今の台湾のコロナ対応」と戦前日本の台湾統治と何の関係があるのか。


リベラル21 主体性なきアメリカ依存では

 中国に対しては、ナイ氏*3も触れているが、アメリカが誘導すれば中国は民主主義国家になると夢見て「関与政策」を遂行した。これが誤りだったと気づいたのは、ようやく21世紀も数年すぎてからのことである。

 阿部治平とリベラル21の馬鹿さには心底呆れます。国益経済的利益)のために「蒋介石台湾」「朴正熙韓国」「ピノチェトチリ」といった数々の独裁政権すら過去に支援したのが米国です。そして今も「エジプト軍事独裁」などを事実上容認しています。
 「中国の民主化」なんか最初から考えてるわけがない。最初から目的は徹頭徹尾「中国市場での金儲け」でしょう。
 問題は「中国なんか経済大国になったところで米国の敵じゃない」となめていたところ「予想以上に経済大国、軍事大国、政治大国化」した上に必ずしも「米国言いなりでもない」ので焦った米国が締め付けをしているだけの話です。
 とはいえ、それを正直に言うと「中国が米国より格上になりそうだから締め上げるとか何だそりゃ?。ご都合主義だ」と批判されるのを恐れて「米国の期待を裏切った中国が許せない」と強弁してるだけのことです。なんで、阿部にはその程度の事も分からないのか。なんでリベラル21はこんなアホな文章を平気で載せるのか。

 現在の日本にとって最大の安全保障上の問題は米中の「軍事対立」である。それも尖閣海域ではない、台湾である。なぜなら台湾統一こそ、中共で最大の国家的課題だからである。

 馬鹿馬鹿しい。中国が台湾に軍事侵攻するわけが無いでしょう。
 国家安全維持法で締め付けてるとはいえ、ついに香港デモに「警察は投入しても人民解放軍は投入しなかった」中国政府が何で台湾侵攻すると思えるのか。
 とはいえ

 台湾危機を避けるために日本は今から何をしなければならないか。
 わたしは、中国を加えた東アジア・東南アジアの経済、政治上の多国間協調を構築することだと考える。
 菅政権は、日本人の嫌中感情を利用して、安倍政権よろしく「自由で開かれたインド太平洋」構想という「中国包囲網」の構築を試みるかもしれない。だがアジア諸国は、すでにかなり中国に絡み取られていて、日本のいうことなど簡単には聞かない。中国は、2020年末に日本など15カ国で構成する「地域的な包括的経済連携(RCEP)に参加し、さらに環太平洋連携協定(TPP)への参加に強い意欲を示している。情勢を見越して、中国包囲網を突破しようとする戦略なのである。

という結論(中国との一定の友好関係構築)に限れば「まとも」ではありますが。


◆楊海英*4のツイート

楊海英
 尖閣諸島で武器使用可能との海警法が中国で成立。

 そうした法制定の是非はともかくこれを理由に楊や産経など反中国ウヨのように「中国の尖閣侵攻」を云々するのは正気ではありません。あくまでもこれは「政治的アピール」と見るべき話です。

楊海英
 日本国内で、日本の土地を売るのに、中国語の看板を立てる必要あるか?友人によると、北海道のルスツをクルマで通ったら中国語で「土地売ります」との看板がいっぱいあってギョッとしたと言う。私の故国の内モンゴルでは草原が中国人に取られ、人口が逆転したので、文化大革命期に大虐殺された*5

 呆れて二の句が継げませんね。「日本国内に中国人が増えたら、中国人犯罪などの弊害が増える」などと不当なネガキャン、誹謗をしてる以外の何物でも無いでしょう。
 なお、中国人を「主要な買い手候補」と考えてるのなら中国語の看板はいるでしょう。
 というか都内だって今や駅や公立施設(図書館、博物館など)、デパートなどで「英語」「簡体字(中国本土で使われており中国人対応とみられる)」「繁体字(台湾で使われており台湾人対応とみられる)」「ハングル(もちろん韓国人対応)」の「4カ国語(?)表記」は珍しくありません。
 小生は群馬の太田市大泉町で「ポルトガル語表記の看板を見たこと」があります(太田市などは日系ブラジル人の出稼ぎが多くブラジルの公用語ポルトガル語)。太田市同様に日系ブラジル人の出稼ぎが多い静岡の浜松市などにもそうした看板はあるらしい。
 また「ロシア人」も観光客に想定している北海道や新潟県富山県ではロシア語の看板もあると言います。つまりは外国語看板があることなど今や珍しくないし何ら問題でも無い。

【参考:国際化する日本】

射水スタン カシミール : 僕らのことばがカレーであったなら
 射水(いみず)スタンという言葉を巷で聞くようになった。これは地名の射水(ボーガス注:富山県射水市のこと)とパキスタンの合成語で、射水パキスタン料理(カレー)屋さんを指す。

 どうも「射水スタン」の元ネタは「蕨(わらび)スタン」らしいですね。蕨(埼玉県蕨市)の場合はクルド人ですが。

『雑誌『dancyu』で「富山に行ったら、そこはパキスタンだった」と紹介された、射水スタンの有名店。』by イク蔵 : ザイカ・カレーハウス (ZAIQA CURRY HOUSE) - 中新湊/パキスタン料理 [食べログ]
 雑誌『dancyu』で知った知識ですが、富山県にはパキスタン出身の方が多くて、射水市周辺には沢山のパキスタン料理屋さんがあり、射水スタン(イミズスタン)と呼ばれているそうです。その記事が雑誌に載った時、僕は東京に住んでいて、雑誌『dancyu』に登場した飲食店を訪問したり、特集されていたレシピを実際に作ってみたりしていました。蕎麦ならともかく、カレーを食べるために富山まで行けないな、と残念に思った事を思い出します。今回訪問した『ザイカ カレーハウス』は『dancyu』で特集されていた『カシミール』で長年料理長をしていたムハンマド・サキラインさんが独立開業したパキスタン料理屋さんです。

コーラン廃棄事件 - Wikipedia
 2001年5月21日に富山県小杉町でイスラーム聖典であるコーランが破り捨てられた事件。
 当初は右翼団体による犯行が疑われたものの、後に個人的な恨みに基づく単独犯であることが判明した。しかし、事件発生直後から在日パキスタン人をはじめ全国でムスリムによる抗議運動が発生し、その結果、外務報道官が談話を発表し、国会では衆議院議員首藤信彦が事件について質問し、小泉純一郎首相が答弁を行うまでに至った。
◆事件の経緯
 2001年5月21日、富山県小杉町の中古車販売店の付近に、アラビア語で書かれてパキスタン公用語であるウルドゥー語の訳がついていたコーランが廃棄されているのを店舗の来訪者が発見した。
 事件発生の翌日である5月22日には富山県警小杉警察署前で全国から集まった約300人のムスリムが抗議集会を行い、その後、富山県警察本部に移動して事件の早期解決を訴えた。また、富山県外でも5月25日には東京都の東京ジャーミィで緊急集会が行われ、外務省に対して事件解決の要請行動が行われた。また、在日パキスタン大使館も犯人の逮捕を要望した。
 6月13日、第151回国会にて民主党の代議士である首藤信彦がこの事件について政府に対して質問を行い、7月10日に小泉純一郎首相は、以下のように答弁を行った。
「民族及び宗教の多様性を尊重することは大切であると考えており、平成十三年五月二十五日付けで「我が国政府としては、あらゆる国の国民の宗教的感情を尊重することは基本的な重要性を有するものと考える。富山県におけるコーランの破損事件において、イスラム教を信仰する人々の感情が大きく傷つけられたことは誠に残念なことであり、深い同情の念を有するものである。本件については、現在、警察当局によって法律に基づいて厳正に捜査が行われていると承知しており、早期に解決されることを期待する。」との外務報道官談話を発表したところである。
 政府としては、今後ともイスラム世界との人的交流、各種セミナーの開催等を積極的に行い、イスラム教及びイスラム社会に対する理解の増進に努めていく考えである。」
「平成十三年五月二十五日、ライス・シッディキ在日パキスタン人協会会長外八名が外務省を訪問し、富山県におけるコーランの破損事件は我が国及び世界のイスラム教徒の宗教的感情を損なうものであり、我が国が本件の真剣な捜査、再発の防止、犯人の発見と厳重な処罰等を行うことにより、信教の自由と尊厳を認める国としてイメージを回復してもらいたい旨の申入れを行った。
 これを受けて、外務省においては当該申入れの内容を警察当局に速やかに伝えるとともに、同日付けで外務報道官談話を発表したところである。」
小泉純一郎衆議院議員首藤信彦君提出コーラン廃棄事件(富山県)に関する質問に対する答弁書より)
 富山県警察は犯人と右翼団体との繋がりがあるとみて捜査をしていたが、事件から半年ほど経過した後、若い女性が犯人として逮捕され、裁判の結果、窃盗罪として処罰された。犯行の動機はイライラが高じてたまたまあったコーランを盗み出して破り捨てたというものだった。

https://www.fujitv.co.jp/b_hp/fnsaward/backnumber/12th/03-274.html
第12回FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品『摩擦~中古車輸出日本一の街で』(富山テレビ)<2003年9月26日(金)3時30分~4時25分放送>
<あらすじ>
 富山県を東西に走る国道8号線。10年ほど前から、道路沿いを自転車で移動するロシア人が見かけられた。富山は、北洋材の輸入量日本一。北洋材を運んできたロシア船の船員が、中古車を探しているのだった。
 2001年5月。イスラム教の聖典コーランを破られたとして、在日パキスタン人のイスラム教徒が、犯人逮捕と厳正な処罰を求めるデモを富山県警察本部前で起こした。集まった300人のすべては、パキスタン人中古車業者のイスラム教徒。彼らの人数の多さと、怒りの激しさ、そして日本語をすらすら話すことに関係者は驚きを隠せなかった。
 国道8号線周辺では、150以上の中古車販売店が軒を連ねている。パキスタン人が120店、日本人が経営するのは30店。中古車ビジネスの勢力図は、パキスタン人が日本人を圧倒していた。
 富山でロシア向けの中古車輸出が始まった14年前、早速1人のパキスタン人が富山に移住して商売の基盤を固め、同胞を呼んだという。事務所の中は、まるで、外国だ。彼らが見ているテレビ番組は、パキスタンの衛星放送。店を訪れるのは、客のロシア人と同胞のパキスタン人がほとんど。店内は、「ウルドゥー語パキスタン語)」と「ロシア語」のみが使われている。
 住民のパキスタン人への印象は良くなかった。付近住民のほとんどは、中古車販売店周辺で稲作や畑作を行っている。農作業のために、地元住民が土地を出し合って作った農道に、パキスタン人は売り物の中古車を止めるため、トラクターなどが通れなくなり農民は大きな迷惑を被っていた。
(後略)
<制作者コメント:プロデューサー 中西修
 旧ソ連の経済開放政策、いわゆるペレストロイカをきっかけに、ロシア船員によって廃車同然の日本車がロシアへ渡ったのは14年前、その後、富山県内の国道8号線沿いにロシア語の看板を掲げた中古車販売店が雨後のタケノコのように並んだ。経営者のほとんどはパキスタン人。そして、コーラン事件が起きた。その後、外国人と地域住民との摩擦、交通事故、強盗・傷害などの犯罪が相次ぐ。一方、全国規模で問題になっている盗難車の密輸出。富山が密輸出の基点になっているのでは…。その実態を探るため、取材はロシアに及んだ。
 地方の国際化が進み、富山からも毎日のように国際線旅客機が飛ぶ。しかし、地域住民の心はなにも変わっていない。外国人に対応する行政の動きも鈍い。この番組を通して「地方の真の国際化」とはなにかを問いたい。

共同経済活動で関係強化も 根室とロシア、人や物往来 - 読んで見フォト - 産経フォト
 昨年までサンマ水揚げ量6年連続日本一を誇る根室市の花咲港。日本語で「北方領土は日本固有の領土です」などと書かれた看板に、ロシア語と英語も併記されている。
 昨年の外国貿易船入港数は341隻で、うち340隻がロシア船だ。週2回入港するロシアの漁船からウニを輸入し、市内の運送業者が市場に運んでいる。
 ロシア人船員は停泊中、スーパーや電器店、飲食店などに立ち寄り、ロシア語の看板を掲げる店舗もある。

日本にロシア語の標識あるんだー | Licoのブログ
 ロシア語の道路案内標識があるのを発見。
 最北端の街の稚内市と最東端の街の根室市に多いらしい。
 夏期は稚内からサハリン航路が開設され、貨物船関係も含めロシア人も多く訪れるそうだ。
 根室は定期航路はないが、ロシア人が根室港・花咲港に船で多く訪れるそうだ。

密漁、密輸、産地偽装…作家が北海道で知ってしまった「食の闇」(原 宏一) | 現代ビジネス | 講談社(3/3)
 根室の町に入ったのだが、ここでもまた見慣れない看板に遭遇した。
 日本語にロシア語が併記された道路標識が立ち並んでいたのだ。沿道の店の看板にもロシア語入りのものがけっこう見られる。
 東京をはじめとする本州の公共の場では、英語、韓国語、中国語の併記が進んでいるが、北方領土問題で揉めている最前線の町で、まさかのロシア語が堂々と併記されていることに世情に疎い小説書きは驚いた。
 「意外とロシアと親交が深いんですね」
 その晩、たまたま入った郷土料理店の若女将に尋ねたところ、「そんなにめずらしい?」と笑われた。それほど現地の人には当たり前のことらしく、根室市街で何度かロシア人らしき人も見かけた。

https://twitter.com/socioling_tan/status/846680714854645760
社会言語学たん
 新潟、富山などの看板にはロシア語が見られることがあるの。これは、日本海沿岸の港からロシアへ中古車が輸出されるなど、ロシアとの行き来があるためよ。観光の看板にもロシア語があるのは、地理的に近いから観光客もよく来るのかもしれないわね。

新・しゅらくの独り言(改): 写真雑記その9~看板の下のロシア語
 富山市へ行ったときに見つけたものです。日本語、英語及びロシア語で書かれた標識を富山ライトレールの終点である岩瀬浜付近で見つけました。
 伏木ではありますが、富山とロシア極東の中心都市ウラジオストックとは定期船が就航しており、ロシア人がよく訪問しているようなので、このような標識があるものと思われます。大阪なら、日本語、英語、中国語及び韓国語となるところだと思います。

ブラジリアンタウン - Wikipedia
 1989年に日本の出入国管理法が改正され、3世までの日系ブラジル人とその家族を受入れ始めると、日本での高収入に着目した、もしくはブラジルで職を失った多数のブラジル人が日本へ出稼ぎにくるようになった。
 それに伴い、群馬県太田市群馬県邑楽郡大泉町、栃木県小山市茨城県常総市、愛知県豊田市豊橋市静岡県浜松市岐阜県美濃加茂市可児市大垣市などの、ブラジル人期間労働者期間工)を多数雇用する工場地帯とその周辺地域では、ブラジル人を主な顧客としたスーパーマーケットやレストランなどの各種商店が現れ、「ブラジリアンタウン」と呼ばれるようになった。

静岡県/ポルトガル語であいさつ
 現在、約5万人のブラジル国籍の方々が、静岡県内で生活されています。
 約5万人というの人口は、静岡県内の在住外国人の約50%を占め、県内で一番多いだけでなく、都道府県別で第2位にランクするほど多い数です。
 そのブラジルでは、主にポルトガル語が話されています。
 みなさんも、このサイトを利用して、 Jessika(ジェシカ) さんと Celina(セリーナ) さんと一緒にポルトガル語であいさつしてみませんか?

群馬県大泉町 | 動画で見るニッポンみちしる | NHKアーカイブス(この動画は、1997年に取材したものです)
 大泉町群馬県東南にあり、利根川をはさみ埼玉県熊谷市に接しています。町には電気、自動車、食品メーカーの主要工場が立ち並び、その働き手として外国人が多く住んでいます。特に、ブラジルなど南米地域の外国人が多く、町中にはポルトガル語スペイン語などの看板を見ることができます。

“群馬のブラジル”すでに移民と共生する町を歩く/古谷経衡 | 日刊SPA!
 群馬県邑楽郡大泉町は、総人口4万人のうち、実に約16%を外国人が占め、その大半はブラジル人であることから「群馬のブラジル」と称されている。起源はかつて三洋電機がこの地に国内最大の冷蔵庫製造工場を造った折、大量の日系ブラジル人労働者を雇い入れたことに始まる。
 街を歩くと、ポルトガル語の看板が氾濫している。ブラジルは世界最大のポルトガル語国家だ。ブラジル人向け雑貨店ではブラジルの雑誌と日刊紙が所構わず並べられている。まさに地球の裏側に遷移した感を受ける。町内にあるブラジル料理の店も繁盛している。私が行った店では、ちょうど地上波番組のクルーが取材中であった。大泉町=ブラジルのイメージは確実に定着しているようだ。

なぜ群馬県には多くの外国人が暮らしているの?~関東地方~ | 10min.ボックス 地理 | NHK for School
◆町の人口の2割近くが外国人
 群馬県大泉町(おおいずみまち)。関東地方の北部にある町です。町の様子を見てみると、目に飛び込んでくるのは緑・青・黄色の国旗、ブラジルの国旗です。さらに、ポルトガル語スペイン語ネパール語アラビア語などさまざまな言語で書かれた看板が町のあちらこちらに並んでいます。実は、大泉町の人口の2割近くが外国人。群馬県全体では、ブラジル人以外にもベトナム人やフィリピン人などが多く住んでいて、人口に占める外国人の割合は全国3位です。どうして群馬県にはたくさんの外国人が住んでいるのでしょう。そこで今回の疑問、『なぜ群馬県には多くの外国人が暮らしているの?』
◆北関東工業地域にある大泉町
 関東地方には日本有数の工業地帯があります。東京湾の沿岸には、京浜工業地帯や京葉工業地域があり、鉄鋼、石油化学などのさまざまな工場が建ち並んでいます。そして、群馬県、栃木県、茨城県などの内陸部には北関東工業地域があり、大泉町はこの地域に属しています。
日系人の積極的な採用
 工業が発展するにつれ、労働者の不足が問題になってきました。そこで企業が注目したのが、外国人。大泉町では地元70社以上が資金を出し合い、海外に住む日系人の働き手を集めるための組織を作りました。採用担当者をブラジルに派遣したり、現地の新聞に求人広告を掲載したり。こうした求人活動によって、大泉町に多くの外国人が住むようになったのです。
◆行政も外国人をサポート
 行政もさまざまなサービスを提供しています。外国人登録の窓口にブラジルの公用語であるポルトガル語の通訳を配置し、手続きがスムーズに行えるようにしました。大泉町の暮らしやルールに慣れてもらうため、ゴミの出し方などを解説したポルトガル語の『生活マニュアル』を配布しています。町の広報誌もポルトガル語に翻訳するなど、さまざまな行政サービスを行っています。町の教育委員会が主催する日本語の講習会では、外国人のために日本語の会話や文字を教えています。また、日本人のためのポルトガル語教室もあります。お互いの国の言葉を理解することで、コミュニケーションを深めているのです。

【参考終わり】

*1:陸軍次官(陸軍省軍務局長兼務)、台湾総督、第4次伊藤、第1次桂内閣陸軍大臣参謀総長など歴任

*2:台湾総督府初代民政長官、南満州鉄道初代総裁、第2次桂内閣逓信相(内閣鉄道院総裁兼務)、第3次桂内閣逓信相、寺内内閣内務相、外相、東京市長、第2次山本内閣内務相(帝都復興院総裁兼務)、東京放送局NHKの前身)初代総裁など歴任

*3:カーター政権国務副次官、クリントン政権国防次官補など歴任

*4:静岡大学教授。著書『草原と馬とモンゴル人』(2001年、NHKブックス)、『モンゴル草原の文人たち:手写本が語る民族誌』(2005年、平凡社)、『ユーラシア草原からのメッセージ:遊牧研究の最前線』(共著、2005年、平凡社)、『チンギス・ハーン祭祀』(2005年、風響社)、『墓標なき草原(上)(下):内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録』(2009年、岩波書店→後に2018年、岩波現代文庫)、『続・墓標なき草原:内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録』(2011年、岩波書店)、『中国とモンゴルのはざまで:ウラーンフーの実らなかった民族自決の夢』(2013年、岩波現代全書)、『植民地としてのモンゴル:中国の官制ナショナリズムと革命思想』(2013年、勉誠出版)、『ジェノサイドと文化大革命内モンゴルの民族問題』(2014年、勉誠出版)、『モンゴルとイスラーム的中国』(2014年、文春学藝ライブラリー)、『チベットに舞う日本刀:モンゴル騎兵の現代史』(2014年、文藝春秋→後に『モンゴル騎兵の現代史:チベットに舞う日本刀』と改題した上で、2020年、中公文庫)、『狂暴国家中国の正体』(2014年、扶桑社新書)、『日本陸軍とモンゴル:興安軍官学校の知られざる戦い』(2015年、中公新書)、『モンゴル人の民族自決と「対日協力」:いまなお続く中国文化大革命』(2016年、集広舎)、『フロンティアと国際社会の中国文化大革命: いまなお中国と世界を呪縛する50年前の歴史』(共著、2016年、集広舎)、『「中国」という神話:習近平「偉大なる中華民族」のウソ』(2018年、文春新書)、『「知識青年」の1968年:中国の辺境と文化大革命』(2018年、岩波書店)、『最後の馬賊:「帝国」の将軍・李守信』(2018年、講談社)、『モンゴル人の中国革命』(2018年、ちくま新書)、『中国人の少数民族根絶計画』(2019年、産経NF文庫)、『モンゴル最後の王女:文化大革命を生き抜いたチンギス・ハーンの末裔』(共著、2019年、草思社文庫)、『独裁の中国現代史:毛沢東から習近平まで』(2019年、文春新書)、『逆転の大中国史』(2019年、文春文庫) 、『中国が世界を動かした「1968」』(共著、2019年、藤原書店)、『世界を不幸にする植民地主義国家・中国』(2020年、徳間書店)、『モンゴルの親族組織と政治祭祀』(2020年、風響社)、『内モンゴル紛争:危機の民族地政学』(2021年、ちくま新書)など

*5:もちろん「人口が逆転したから」虐殺されたわけではないし、文革では漢民族も虐殺されました。