「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年2/4分:荒木和博の巻)

第2次朝鮮スパイ事件(日本における外事事件の歴史2)【調査会NEWS3393】(R03.2.4): 荒木和博BLOG
 そんなことが拉致被害者の帰国と何の関係があるのか。いつもながら荒木の馬鹿さには呆れます。


横田めぐみさん拉致と拉致問題全体について(2月4日のショートメッセージ): 荒木和博BLOG
 9分30秒程度の動画です。

 令和3年2月4日木曜日のショートメッセージ(Vol.308)。横田めぐみさん拉致があったから拉致問題は国民の問題となりました。しかし、めぐみさんだけに焦点が当たっている*1と今度は全体が見えなくなります。そんなジレンマについてお話ししました。

 昨日の荒木のトンデモ動画「自由」ってなんだろう(2月3日のショートメッセージ: 荒木和博BLOGを見て、ナチズムについて論じたエーリッヒ・フロムの古典『自由からの逃走』(邦訳は東京創元社)を思い出した、などととんでもない感想を荒木に送った馬鹿がいるそうです。呆れて二の句が継げませんね。
 「緊急事態宣言発令による外食産業の営業自粛」がナチズムだとでも言う気なのか。
 なお、「自由」ってなんだろう(2月3日のショートメッセージ: 荒木和博BLOGについては「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年2/3分:荒木和博の巻) - bogus-simotukareのブログで批判しました。
 それはともかく、荒木が言うように「北朝鮮と何の関わりもない15歳の少女」が暴力的に連行されたというめぐみ氏拉致事件はやはり「衝撃的」であり、荒木ら救う会も散々「めぐみ氏拉致」を北朝鮮叩きや「巣くう会の宣伝」に利用してきました。
 荒木の言う

横田めぐみさん拉致があったから拉致問題は国民の問題となりました

とはそういうことです。
 「話が脱線しますが」、めぐみ氏に限らず、「マララ氏*2」であれ「柳寛順*3」であれ、「ひめゆり部隊の少女たち」であれ、アニメ映画「火垂るの墓」の節子であれ、誰であれ「幼女、少女や若い女性が酷い目に遭うと(特に死ぬと)」、「俺もその一人ですが」大抵の人間はショックを受けます。「タリバンが許せない」「戦前日本の韓国植民地統治が許せない」「無謀な戦争によって、ひめゆり部隊や節子を死なせた昭和天皇ら戦前日本政府指導部が許せない」などと思う。おそらく韓国で一番有名な「三・一運動の殉死者」は「柳寛順」でしょう。
 ウヨ連中がソ連叩きに、やたら映画「樺太1945年夏_氷雪の門若い女性電話交換手9名が自殺した真岡郵便電信局事件)」を持ち出すのもそう言う話です。
 そしてウヨ連中が「若い女性(まあ若くない女性もいますが)を性奴隷にした慰安婦という戦争犯罪」を否定しようとして「河野談話(あるいは談話を発表した河野洋平*4)に悪口したがる」のも、いわゆる「平和の少女像」設置にマジギレするのもそういう話です。
 あるいは成人女性の誘拐殺人(例:大久保清事件など)よりも「幼女誘拐殺人(例:宮崎勤事件など)」の方がどうしても衝撃が強い(まあ、8人殺害で死刑執行された大久保レベルの鬼畜になると、それでもかなりの衝撃ですが)。
 ところがこうした「めぐみ氏への注目」が「拉致が風化していく」と荒木ら救う会にとって逆効果になります。
 「横田めぐみ氏以外の拉致被害者(例:有本恵子氏、田口八重子氏など)」を「インパクトがないから宣伝しても意味が無い」と放置したことで「拉致が風化」すると「横田めぐみ氏以外にアピールできるネタが無い」。今更、他の拉致被害者やその家族を宣伝してももはや大して話題にもならない。
 かつ「人の良さそうな横田滋氏」はともかく、「どう見ても思い上がってる横田早紀江と馬鹿息子」がめぐみさんの家族です。
 滋氏が死んだことで「謙虚な滋氏ならともかくあんな思い上がった母子なんか相手に出来るか(政治家や官僚、マスコミ記者など)」となってしまったのも当然でしょう。
 それにしても「めぐみさんのこと以外が知られてない」と言いながら「貧すれば鈍する」で結局荒木は

アニメ「めぐみ」や映画「めぐみへの誓い」の上映運動

など「めぐみ氏頼み」になってしまうのだから「どうしようもない」。 

*1:「焦点が当たってる」のではなく荒木ら救う会が「意図的にめぐみ氏ばかりを宣伝した」のによくも言ったもんです。

*2:1997年生まれ、2012年にタリバンに銃撃され負傷。2014年にノーベル平和賞受賞(マララ・ユスフザイ - Wikipedia参照)

*3:1902~1920年三・一運動参加を理由に投獄され獄中死(柳寛順 - Wikipedia参照)

*4:新自由クラブ代表、中曽根内閣科学技術庁長官、宮沢内閣官房長官、村山、小渕、森内閣外相、衆院議長などを歴任