「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年2/6日分:島田洋一の巻)

◆島田のツイート

島田洋一
 米ワイオミング州共和党中央委員会が、トランプ弾劾に賛成した同州選出のリズ・チェイニー下院議員(チェイニー*1元副大統領の娘)に対する譴責決議案を圧倒的多数で通した。74人中、反対したのは8人のみ。全米的なメッセージとなろう。

 「未だにトランプ信者であること」をためらいなく公言する「非常識な島田=日本版Qアノン」らしいですが、島田が言うのとは別の意味で「全米的なメッセージ」になるでしょう。おそらく島田は「トランプは未だ健在だと、世間に示せた。これからトランプの逆襲が始まるのだ。弾劾に賛成してトランプを裏切ったリズ・チェイニーらは思い知ればいい」と言いたいのでしょうが。
 つまり、このままでは「今だにトランプを擁護する連中が無視できない政治力を有するとは今の共和党は異常だ、支持できない」として穏健派保守が大挙し共和党支持を辞め、共和党が「トンデモ極右の集まり」と化し、衰退に拍車がかかるでしょうね。

1)リズ・チェイニーらトランプ批判派が、トランプ派との党内抗争に勝利し、共和党がまともになるか、
2)『トランプ批判派が共和党を離党し、新たな保守政党を作り、共和党に取って代わる』『共和党外の穏健保守派が新たな保守政党を作り、共和党に取って代わる(場合によってはその保守政党共和党離党組も参加する)』などで今の『トランプ色の強い共和党』に取って代わるまともな穏健保守政党が生まれる

か、どちらかが起こるかまでは、少なくとも短期的にはトランプ派の行為は民主党に有利に働くでしょう。
 おそらく島田はそうした事態を希望しないでしょうが、そうならざるを得ないでしょう。
 しかし「共和党もそこまでトンデモになったか」と絶句ですね。「父と娘は別人格」とはいえ、チェイニー元副大統領と言えばかなりの大物であり、未だ存命です。
 また娘リズのように「トランプ弾劾」に賛成したかまでは知りませんが、チェイニー元副大統領は「トランプ再選を支持しない」旨表明していました。
 そして、ネットの記事に寄ればリズ自身が「共和党下院ナンバー3の共和党下院議員会議議長」という党執行部幹部です。
 それで「これ」ですからね。

島田洋一
 「女は話が長い」趣旨の森発言は不適当だ。無駄に話が長い人間は男女を問わずいる。しかし謝罪にも拘らず(ボーガス注:男女平等という)「五輪精神」の蹂躙と騒ぎ立てるような話か。森氏*2は民主活動家の投獄やウイグル人のジェノサイドを命じたわけではない。森発言で五輪の開催資格が失われるなら(ボーガス注:2022年の冬期)北京五輪など論外だろう。叩きやすい森は叩いても怖い巨悪*3には沈黙する、がメディア倫理であり「五輪精神」か

 勿論そう言う話ではないですね。森氏は日本人なので日本国民が日本政府やJOCなどに対して強く抗議すれば「五輪組織委員会会長を辞任or解任される可能性が高い」。
 北京五輪に限りませんが、外国の五輪では日本人が抗議しても、そうした更迭などの可能性が低いので、日本国内において抗議の声が必ずしも大きくならない。「是非はともかく」それだけの話です。

*1:フォード政権大統領首席補佐官、ブッシュ父政権国防長官、ブッシュ子政権副大統領など歴任

*2:中曽根内閣文相、自民党政調会長(宮沢総裁時代)、宮沢内閣通産相、村山内閣建設相、自民党総務会長(橋本総裁時代)、幹事長(小渕総裁時代)などを経て首相

*3:もちろんこの場合は中国政府のこと