今日の中国ニュース(2021年2月7日分)(副題:楊海英のクズさ、馬鹿さに心底呆れる)

◆楊海英*1のツイート

楊海英
 ご注目ください。世界モンゴル人連盟が、過日、日本において成立しました。

 「日本モンゴル人連盟」「世界モンゴル人連盟日本支部」ならともかく「外モンゴルでなくてなんで日本で、『世界モンゴル人連盟』が成立するの?」ですね。
 まあ、どうせ「国際的広がりなど全くない」「外モンゴルとのつながりもない」楊ら「日本ウヨと野合して恥じない在日モンゴル人(楊のような内モンゴル人も含む)のアホ連中」によるくだらない泡沫政治団体にすぎないのでしょうが。

楊海英がリツイート
 日本の保護者の皆様、受験生の皆さん、ジェノサイドを否定する教授がいる大学には行かない選択が、人権と民主主義の基本の中の基本です
[深層NEWS]中国のウイグル人権抑圧、自民・佐藤外交部会長「一種のジェノサイド」 : 政治 : ニュース : 読売新聞オンライン
 自民党佐藤正久*2外交部会長と東洋学園大の朱建栄*3教授が5日、BS日テレの「深層NEWS」に出演し、中国の人権問題について議論した。
 新疆ウイグル自治区の人権抑圧が「集団殺害(ジェノサイド)」に該当するかどうかについて、佐藤氏は「ジェノサイド条約による定義は、大量虐殺から強制労働などと幅広い。一種のジェノサイドと言える*4」と指摘した。これに対し、朱氏は「2019年に各地から新疆に2億人が観光に行った。本当にウイグル族が抑圧されているところであれば、2億人が遊びに行けるだろうか」と反論した。

 「明治大学准教授のM谷氏*5」と違いウイグルが専門でない朱氏をこうした場に呼ぶことが適切かは疑問ですがそれはさておき。
 まあ、「受験者減少」などの実害も無いでしょうから、朱氏も東洋学園大も、楊なんか相手にしないでしょうが、実害が出れば、楊に「誹謗中傷は止めよ」と抗議するでしょうし、場合によっては静岡大学(楊の勤務大学)にも抗議するでしょうね。楊もいつもながら呆れたバカです。


【正論3月号】チャイナ監視台「台湾統一への新方式が浮上」 産経新聞台北支局長 矢板明夫(1/3ページ) - 産経ニュース

 中国がこの「智統」という言葉を打ち出したことは、非常に注目すべき動きです。トウ小平以来の平和統一の方針を、中国はかなぐり捨てたわけです。「智統」は実質的に武力行使も含めた台湾の統一方針だと理解すべきでしょう。

 よくもまあモロバレのデマが吐けると感心(?)します。矢板による「智統」の説明の紹介は省略しますが、彼の説明ですら「智統」とは「香港やマカオのような一国二制度方式による統一の一種」でしかありません。
 もちろんその場合「智統」は「香港国家安全維持法による香港締め付け」のような「台湾への強権(警察権力)発動」を「意味すること」はありうるでしょうが、それは少なくとも「武力行使」とはいえないでしょう。
 批判するなら「智統=第二の香港化」とでも言うべきでしょうにいつもながら言うことが無茶苦茶です。それとも矢板の「武力行使」定義は非常に「特異」で軍隊が投入されてるわけではない「警察による香港締め付け」も「香港への武力行使」なのか。
 もし「警察による香港締め付け」を「香港への武力行使」と矢板が表現するなら「台湾への武力行使一国二制度方式で台湾が中国入りした場合の、台湾への警察権力による締め付け)」は確かに「あり得る」でしょうが、それは一般的に論じられてる「台湾への武力行使」とはまるで意味が違います。

*1:静岡大学教授。著書『草原と馬とモンゴル人』(2001年、NHKブックス)、『モンゴル草原の文人たち:手写本が語る民族誌』(2005年、平凡社)、『ユーラシア草原からのメッセージ:遊牧研究の最前線』(共著、2005年、平凡社)、『チンギス・ハーン祭祀』(2005年、風響社)、『墓標なき草原(上)(下):内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録』(2009年、岩波書店→後に2018年、岩波現代文庫)、『続・墓標なき草原:内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録』(2011年、岩波書店)、『中国とモンゴルのはざまで:ウラーンフーの実らなかった民族自決の夢』(2013年、岩波現代全書)、『植民地としてのモンゴル:中国の官制ナショナリズムと革命思想』(2013年、勉誠出版)、『ジェノサイドと文化大革命内モンゴルの民族問題』(2014年、勉誠出版)、『モンゴルとイスラーム的中国』(2014年、文春学藝ライブラリー)、『チベットに舞う日本刀:モンゴル騎兵の現代史』(2014年、文藝春秋→後に『モンゴル騎兵の現代史:チベットに舞う日本刀』と改題した上で、2020年、中公文庫)、『狂暴国家中国の正体』(2014年、扶桑社新書)、『日本陸軍とモンゴル:興安軍官学校の知られざる戦い』(2015年、中公新書)、『モンゴル人の民族自決と「対日協力」:いまなお続く中国文化大革命』(2016年、集広舎)、『フロンティアと国際社会の中国文化大革命: いまなお中国と世界を呪縛する50年前の歴史』(共著、2016年、集広舎)、『「中国」という神話:習近平「偉大なる中華民族」のウソ』(2018年、文春新書)、『「知識青年」の1968年:中国の辺境と文化大革命』(2018年、岩波書店)、『最後の馬賊:「帝国」の将軍・李守信』(2018年、講談社)、『モンゴル人の中国革命』(2018年、ちくま新書)、『中国人の少数民族根絶計画』(2019年、産経NF文庫)、『モンゴル最後の王女:文化大革命を生き抜いたチンギス・ハーンの末裔』(共著、2019年、草思社文庫)、『独裁の中国現代史:毛沢東から習近平まで』(2019年、文春新書)、『逆転の大中国史』(2019年、文春文庫) 、『中国が世界を動かした「1968」』(共著、2019年、藤原書店)、『世界を不幸にする植民地主義国家・中国』(2020年、徳間書店)、『モンゴルの親族組織と政治祭祀』(2020年、風響社)、『内モンゴル紛争:危機の民族地政学』(2021年、ちくま新書)、『紅衛兵とモンゴル人大虐殺:草原の文化大革命(仮題)』(2021年3月刊行予定、筑摩選書)など

*2:第2次安倍内閣防衛大臣政務官、第4次安倍内閣外務副大臣など歴任

*3:著書『江沢民の中国』(1994年、中公新書)、『香港回収』(1997年、岩波ブックレット)、『中国2020年への道』(1998年、NHKブックス)、『朱鎔基の中国改革』(1998年、PHP新書)、『毛沢東ベトナム戦争』(2001年、東京大学出版会)、『中国 第三の革命:ポスト江沢民時代の読み方』(2002年、中公新書)、『毛沢東朝鮮戦争』(2004年、岩波現代文庫)、『中国で尊敬される日本人たち』(2010年、中経出版)、『中国外交:苦難と超克の100年』(2012年、PHP研究所)など

*4:この佐藤の物言いからは「殺戮」と言う意味での「ジェノサイド」は認定出来ないと考えてるらしいことがうかがえます。なお、この佐藤の定義ならば「明治新政府アイヌ同化」も「ジェノサイド」に該当するでしょう。

*5:著書『亡命者が語る政治弾圧:中国を追われたウイグル人』(2007年、文春新書)など