「珍右翼が巣くう会」メンバー・黒坂真に突っ込む(2021年2月11日分)

◆黒坂のツイート

黒坂真リツイート
 カクサン部長さん。自民党本部が、地方の自民党に資金を配分すること自体は普通の事です。

 自民党中央が「河井陣営による票の買収(公選法違反)」を事前承認していたとしか思えない「河井案里への1億5千万円もの選挙資金投入をしたこと(なお、溝手氏は1500万程度とのこと)」「しかもその1億5千万円に税金(政党助成金)が含まれていること」をカクサン部長氏が「自民党中央は河井夫妻が勝手にやったことだ、知らぬ存ぜぬで逃げまくっていて無責任だ、自民党の公認候補じゃ無いか、自民党本部のカネ(しかもその一部は政党助成金という税金)で買収がされたんじゃ無いか」と批判したら「候補者への資金配分の何が悪い、野党だってやっている」「自民党中央が河井案里の犯行を知っていた証拠があるのか?(河井被告は党本部の関与を認めてないし、検察も党本部からは起訴していない)」と「票の買収を容認していたとしか思えない溝手氏との常軌を逸した配分金額の違い(溝手氏の10倍の金額)」を無視して詭弁を放言するのだから黒坂の馬鹿さには心底呆れます。
 一方で北朝鮮拉致金正男殺害(北朝鮮)については「北朝鮮中枢も了承した犯行だ」とは北朝鮮が認めてないし、裁判などでそう認定されたわけでもない*1のに「中枢も関与した犯行だ」と決めつける。お仲間(自民党中央)なら「状況証拠が真っ黒」でも「検察が自民党中央から起訴してない」「自民党中央が犯行を認めてない」「自民党中央が犯行に関与した動かぬ決定的証拠があるのか」で擁護。
 敵対者(北朝鮮)なら「状況証拠」だけでも「状況証拠は真っ黒。拉致や暗殺は北朝鮮中枢の了承に基づく犯行に違いない」。どこまでデタラメなのか。

【参考:河井夫妻の公選法違反】

河井夫妻支部に1.5億円 自民党本部、溝手氏の10倍 参院選資金 - 毎日新聞2020年1月24日
 2019年参院選の広島選挙区(改選数2)を巡り、自民党議席独占を目指して擁立した*22人の公認候補への党本部の支援に明らかな格差があったことが判明した。当選した新人・河井案里参院議員側に約1億5000万円が振り込まれた一方、6選を目指し落選した溝手顕正・元防災担当相の陣営には1500万円。案里氏は、安倍晋三首相に近い河井克行前法相(衆院広島3区)の妻で、党本部の肩入れぶりが金額でも露骨に出たようだ。

河井前法相「安倍さんからです」と現金渡す 町議が証言 [河井夫妻の公選法違反事件]:朝日新聞デジタル
 河井夫妻の公選法違反容疑事件で、広島県府中町の繁政(しげまさ)秀子町議(78)が25日、報道各社の取材に応じ、昨年5月に前法相の河井克行議員(57)から現金30万円を受け取ったことを明らかにした。広島市内の河井案里議員(46)の事務所に行った際、「安倍(晋三)さんからです」と言われ、現金が入った封筒を手渡されたという。首相の名前を出されたため断りきれず、「現在も使わないまま持っている」と話した。

買収原資「自民本部からの1.5億円」会計担当者が説明 [河井夫妻の公選法違反事件]:朝日新聞デジタル2021年2月9日
 2019年7月の参院選広島選挙区をめぐり、公職選挙法違反(加重買収など)の罪に問われた元法相で衆院議員・河井克行被告(57)の公判が9日、東京地裁であった。会計担当者の供述調書を検察側が読み上げ、買収罪の対象とされた3人の陣営スタッフへの計約220万円は、自民党本部から支出された1億5千万円が原資だったとの説明を明らかにした。
 1億5千万円のうち、1億2千万円は税金が原資の政党交付金だった。党本部からの資金が買収に使われた可能性を示す証言が明らかになったのは初めて。

【参考終わり】

黒坂真
 日本共産党は、北朝鮮に拉致された日本人の救出運動*3に昔も今も参加していません。

 反共右翼の集まりである救う会拉致議連の方が、反共主義から共産党を排除してるくせによくもふざけたことがいえたもんです。
 大体「拉致の解決には憲法九条の改定が必要」と巣くう会集会で右翼連中が公言していて、それでなんで「護憲派日本共産党が参加できるのか。共産党が参加しづらい条件をつくりながら、ふざけるのも大概にしろという話です。
 大体、救う会拉致議連が何の役に立ってるのか。「拉致の解決には憲法九条の改定が必要」と放言するなど、拉致を右翼運動に悪用してるだけじゃないですか。だから蓮池透氏も救う会拉致議連の批判を開始した。

*1:この点では、犯人が逮捕され、犯人の自白などから刑事裁判で「北朝鮮の犯行」と認定されたラングーン事件や大韓機爆破とは拉致や金正男暗殺は違います。拉致について北朝鮮は「末端の暴走」として中央の関与を認めませんでした。正男暗殺では直接の殺害者が逮捕されましたが「だまされてイタズラ番組の撮影だと思っていた」と自供し、裁判でそれが認められ、その結果、不起訴処分(インドネシア人女性)や軽い罪(傷害致死で禁固3年4ヶ月、ベトナム人女性)で済んだ上に「だました連中」が逮捕されなかったため裁判では「北朝鮮の犯行」とは認定されませんでした(金正男暗殺事件 - Wikipedia参照)。

*2:もちろんそんなのは「二人擁立なんて無理」と地元が言っていたのを無視した安倍の強弁であり、「溝手追い落とし」が目的であることは言うまでもありません。

*3:救う会拉致議連のこと