常岡浩介に突っ込む(2021年3月8日分)(副題:常岡の馬鹿さにいつもながら呆れる&国際女性デーについて雑談)(注:新エヴァンゲリオンのネタバレがあります)

◆常岡ツイートに突っ込む

常岡浩介
 エヴァ見てきたけど、シンジが私戦予備陰謀の容疑者になるところと、最後に旅券を没収されるところがショックでした

 もちろんそんな場面は恐らくなく、「冗談のつもり」なのでしょうが少しも面白くない。というか、「旅券没収は不当」と行政訴訟を起こしてる奴が「訴訟の現状」について何ら説明しない上にこの「くだらない冗談」。呆れて二の句が継げません。「常岡と共著まで出した」高世仁が今は常岡から完全にトンズラしたのも当然と言うべきでしょう。

【追記】

シン・エヴァンゲリオンで碇シンジが宇部興産に就職した意味
 ラストシーンではシンジとマリがイチャイチャしたあとカメラがひいていくと宇部興産宇部興産専用道路(興産大橋)がドカーンと大写しになって終わり、というシンジくんが宇部興産に就職したことを強く示唆するものでした。
 これについて、多くの人が「宇部宇部興産の景色」が(ボーガス注:宇部市出身の)庵野秀明の原風景の一つであることを指摘しています

 どうも「『世界の破滅』云々など非現実的で、現実逃避を助長してる」つう庵野批判への「庵野による回答」のようですね。
【追記終わり】

常岡浩介
 (ボーガス注:フラッシュの上杉批判記事の後追い記事がない)やはり、たかしは過去の人だったってことか(号泣

 「フラッシュが上杉批判記事書いたけど、他の週刊誌は後追いしないんだね。やっぱり上杉が過去の人でニュースバリューないって判断なのか?」などと上杉のことを小ばかにできるほど常岡も「立派じゃない」んですけどね。むしろ上杉以上に「過去の人」なのが常岡でしょう。まあ常岡の場合、過去においても記事の内容が評価されたのではなく「武装勢力に身柄拘束されたお騒がせな人」として有名だったという無様な話ですが。

常岡浩介さんがリツイート
◆駒木明義*1
 プーチン大統領による #国際女性デー のメッセージ。
「あなた方はこの世界に調和、優しさ、美しさ、そして最も力強く純粋で無私な感情である無条件の母性愛をもたらします。惜しみなく子供たちの成長と育成に専念してください」
非常に保守的な女性観。

 たしかに保守的ではあるでしょうが、森元首相の例の暴言で分かるように日本も「大同小異」ですからねえ。
 つうか、いくら駒木が「元・朝日モスクワ支局長」とはいえ「国際女性デーのメッセージ」というときに「なんで日本のメッセージに全く触れないの?、日本人なのに?」ですね。
 そして常岡も「朝日記者のツイートにリツイートして『同感だ』とか、お前、他にやることねえのかよ?」「お前、自称ジャーナリストのくせに完全にオワコンだな。もう正式に引退表明しろよ」ですね。
 ちなみに「丸川男女共同担当相のメッセージ」が以下の通り(すべて引用ではなくポイントのみ引用)。

「国際⼥性の⽇」に寄せて(丸川⼥性活躍担当⼤⾂・内閣府特命担当⼤⾂(男⼥共同参画)メッセージ | 内閣府男女共同参画局
新型コロナウイルス感染拡⼤は、とりわけ、⼥性に対して⼤きな影響を与えています。非正規雇⽤労働者を中⼼に、⼥性の雇⽤者数は⼤幅に減少し、そして、雇⽤や⽣活⾯で大変厳しい状況にあります。また、DVの相談件数や⼥性の⾃殺者数が前年⽐で⼤幅に増加をしております。
 このように、新型コロナウイルス感染拡⼤の中で、ジェンダー平等の重要性が、改めて、強く認識されることとなりまし た。今ほど、男⼥共同参画が重要な、求められている時代はありません。
・昨年12⽉に、第5次男⼥共同参画基本計画が閣議決定されました。
 この5次計画では、「新しい目標」として、2030年代には、誰もが性別を意識することなく活躍できる社会を目指すこと、そして指導的地位にある⼈々の性別に偏りがないような社会となることを目指すこと、そのための通過点として、2020年代のできる限り早い時期に指導的地位にある⼥性の割合を30%程度になるよう目指して取組を進めることを掲げています。
・そして、3⽉11⽇には、あの東⽇本⼤震災から10年を迎えます。あの東⽇本⼤震災の教訓として、⼥性の視点に⽴った災害対応が、災害に強い社会の実現をするために⽋かすことができないということが明らかになりました。今後、全国各地で、この災害対応を含めて、⼥性の視点が地域の社会で活かされていくよう、心を尽くし、⼒を尽くしてまいります。

 是非はともかく「コロナに苦しむ女性の支援」「(東日本大震災から10年がらみで)災害に苦しむ女性の支援」「指導的地位にある⼥性の割合を30%」の3つが丸川の談話のメインであり、それ以外の内容がほとんどないことはわかります。

【参考:国際女性デー】
女性デーが許せない スウェーデン大使から見たニッポン:朝日新聞デジタル

 国際女性デーは嫌いです。1年は365日。1日だけでなく毎日が女性の日、男女平等の日であるべきだと思っているからです。
 女性デーを祝いましょうとか「Happy Women’s Day」という言い方も好きではありません。(ボーガス注:女性が差別されてるのに)何がハッピーなのでしょう?
 今年の女性デーは日本にとって特に、ジェンダー平等を考える重要な機会となるでしょう。東京五輪パラリンピック組織委員会森喜朗前会長の女性蔑視発言があったばかりだからです。

 「3/11だけ東日本大震災ガーておかしいやろ?。他の日は被災者のことは忘れ去るんか?」「8/15だけ『戦争の惨禍ガー』ておかしいやろ?」的な意味での「3/8だけ国際女性デーガーておかしいやろ?」つう話ですね。
 とはいえ「その種の記念日」がないと「運動が盛り上がらない」つうのも一つの真理ですが。


「婦人」という言葉の生成・発展・衰退と、その必然。 | ちきゅう座(澤藤統一郎)
 確かに近年「婦人」と言う言葉は「女性」に置き換えられることが増えています(例:国際女性デー、女性参政権)。
 「新日本婦人の会」「全国地域婦人団体連絡協議会」「日本産科婦人科学会」「日本婦人団体連合会」「婦人画報*2ハースト婦人画報社が発行する雑誌)」「婦人公論中央公論新社が発行する雑誌)」「婦人之友婦人之友社が発行する雑誌)」「婦人民主クラブ」など「婦人」が未だに使われる組織名などもあるにはありますが(ただし、それらの多くは昔からの団体で、最近の団体ではありません)。
 でそうなった理由は「婦人=中高年女性(若い女性を含まない)」「婦人=既婚女性(未婚女性を含まない)」「婦人=専業主婦(キャリアウーマンを含まない)」などのイメージがあるからでしょう。
 とはいえ、そもそも「婦人参政権運動」という言葉で分かるように「婦人」という言葉には「婦人=中高年女性」などの意味はもともとありません。「新日本婦人の会」などの婦人団体にしても「若手女性が入れない」わけでもなければ、「婦人画報」などの婦人雑誌にしても読者層は「中高年女性限定」でもないでしょう。
 イメージはあくまでも「イメージでしかない」。
 とはいえ、「愛国婦人会、国防婦人会」などによってそうしたイメージが出来てしまうと「婦人のイメージを改善する」と言う方向性とは別に「婦人という言葉をそもそも使わない」と言う方向性があって、現在は「婦人を女性に置き換える」方向性が主流のわけです。
 この点、「以前も別記事で書きました」が、俺的に面白いのが「革新と言う言葉のイメージ」ですね。革新と言う言葉はもともと「新しくする」と言う意味しかない。
 そして戦前において「革新」とは「外務省革新派(駐イタリア大使を務め、戦後、戦犯として訴追された白鳥敏夫など)」「商工省革新派(戦前、商工次官、東条内閣商工相を、戦後、自民党幹事長、石橋内閣外相、首相などを務めた岸信介など)」「陸軍革新派(陸軍大臣、首相などを務め、戦後、戦犯として死刑になった東条英機ら陸軍統制派)」など「右翼を意味すること」が多かった。例えば白鳥の場合「従来の外務省主流であった英米協調では無くドイツに接近」と言う意味で、岸の場合「従来の商工省主流であった自由経済では無く統制経済に接近」と言う意味で「新しかった」わけですが、それはもちろん「左翼」と言う意味ではない。
 戦前には、「犬養毅が党首を務めた革新倶楽部」と言う政党がありますがもちろん犬養は左翼ではありません。
 それが戦後になると「革新」は「革新自治体(東京の美濃部知事、京都の蜷川知事など)」「全国革新懇」など左派イメージに変わってしまうわけです。

*1:著書『安倍vs.プーチン:日ロ交渉はなぜ行き詰まったのか?』(2020年、筑摩選書)

*2:1905年創刊。婦人画報 - Wikipediaによれば「現在も刊行が続く日本最古の女性雑誌」。