「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年3/18日分:島田洋一の巻)

◆島田のツイート

島田洋一
 私も韓国の汁物は好きだ。へジャンクッ、ソルロンタンサムゲタン…。嫌がらせ*1に屈せず、慰安婦が日本軍に強制連行された性奴隷といった恥ずかしい嘘はやめよと堂々主張するイ・ウヨン氏*2のような韓国人も少数ながらいる。これは相当勇気のいる話だ。敬服し、応援したい。

 韓国人に
『私も日本料理は好きだ。うどん、そば、ウナギ、しゃぶしゃぶ、すき焼き、寿司、天ぷら…。嫌がらせに屈せず、慰安婦の違法性を指摘する吉見義明・中央大学名誉教授のような日本人も(少数ながら?)いる。これは相当勇気のいる話だ。敬服し、応援したい。』と皮肉言われても文句言えない、島田らしいいつものバカ発言です。
 そもそも
1)河野談話、国連のクマラスワミ報告、マクドガル報告、米国下院決議などで慰安婦は違法と評価
2)慰安婦は韓国女性が一番多いとは言え、韓国以外(インドネシア、台湾、フィリピンなど)にも存在し、アジア女性基金はそうした地域の元慰安婦にも金を払ってる
時点で「韓国」云々などデマにもほどがあります。

島田洋一
 私は五輪開会式やアメフトのハーフタイム・ショーは見ない。スポーツと関係なく、不快な演出も多いからだ。このトラブルを機に、ショー的開会式はやめたらどうか
式典責任者が渡辺直美さん侮辱 文春報道、辞意を表明―東京五輪:時事ドットコム
 東京五輪パラリンピックの開閉会式の演出を統括するクリエーティブディレクターの佐々木宏氏が、開会式に出演予定だった女性タレントの渡辺直美さんの容姿を侮辱したようなメッセージを対話アプリのLINEでメンバーに送っていたと、文春オンラインが17日に報じた。
 大会組織委員会は「事実とすれば不適切で大変遺憾」として確認作業を進めている。佐々木氏は組織委の橋本聖子会長に辞意を伝えたことを明らかにした。橋本会長は18日に記者会見する予定。
 文春記事によると、佐々木氏は大会延期が決まる前の昨年3月5日、開会式の演出を担うメンバーに、渡辺さんの容姿を侮辱したような*3内容の企画をLINE上で提案。メンバーからは反対意見が寄せられたという。

島田洋一
 スポーツと何の関係もない税金浪費ショーなど入れるから、こういう揉め事が起こる。

 吹き出しました。「つうことはリオ五輪閉会式の安倍マリオ(スポーツと全く関係ないし、俺のような安倍批判派にとっては不愉快でしかないショー)もくだらないんですか?」と「安倍信者」島田に聞いたらどう答えてくれることやら。
 ちなみに今回「辞任に追い込まれた御仁」が「安倍マリオ」の仕掛け人だそうです。
 しかし「リオ五輪で安倍マリオ*4」「東京五輪でオリンピッグ(渡辺さんの容姿を侮辱した内容の企画)」て「お前どんだけ親父ギャグが好きなんだよ(呆)」て話です。

参考

侮辱演出謝罪の佐々木氏が辞任 橋本会長が会見で説明 - 産経ニュース
 橋本会長は佐々木氏の女性タレントの容姿侮辱について「発言は不適切で大変遺憾。あってはならない」と語り、「大変申し訳なく思う」と陳謝した。

容姿侮辱演出の佐々木氏が辞任 五輪組織委、後任人事急ぐ - 産経ニュース
 佐々木氏は謝罪文で、式典の演出スタッフに昨年3月に送信したLINE(ライン)で、ブタを模した渡辺さんを登場させるアイデアを提案したことを認め、「どのようにおわびをしてもしきれない」などとつづった。
 組織委では2月、森喜朗前会長が女性蔑視と受け取れる*5発言で引責辞任したばかり。橋本氏は「組織委がジェンダー平等推進を重要施策として掲げている以上、辞意を受け入れることとした」と述べた。

渡辺直美さん「シンプルに面白くない」 五輪演出案で - 産経ニュース
 渡辺さんは令和元年末に出演依頼を受けたと説明。振付家MIKIKOさんらの当時の案は、報じられた内容と異なり「最高の演出だった」とした上で、「(佐々木氏の案なら)絶対に断っています。(ボーガス注:女性差別云々以前に)シンプルに面白くないし、意図が全く分からない」。却下された案が海外でも報じられ、正規の演出案のように受け止められることが「すごく悔しい」と語った。

 ネット情報によれば渡辺コメントに出てくる「振付家MIKIKOさんらの当時の案」というのが重要ポイントのようですね。
 つまり例の「批判を浴びたオリンピッグ」の前に既にMIKIKO氏なる「売れっ子振付師(MIKIKO - Wikipediaによれば「逃げるは恥だが役に立つ(逃げ恥)」のいわゆる「恋ダンス」が代表作)」がそれなりの案を持って渡辺氏の了承を得ていた。
 ところが、何があったのか、MIKIKO氏は担当から外され、あげく、彼女の作った案は不当にも潰され、出てきた案は「渡辺氏が参加をOKしたMIKIKO案」とは比べものにならない「渡辺氏が激怒」して「そんな物なら下りる!」「そもそも何故当初のMIKIKO案じゃ無いのか。そもそも何故MIKIKO氏が担当から外されたのか?。(私はMIKIKO案だから出演OKしたので)説明して欲しい」と言いかねない「オリンピッグ」だった。
 つまりは単に「女性差別が問題」なのではなく「既に存在していたまともな案をわざわざ潰して出てきた案」がまともでなかったわけです。
 かつMIKIKO氏更迭自体がどうも「まともな理由とは言いがたい代物」だったらしい(MIKIKO氏排除自体が「ある種の女性差別」の疑いがある)。だからこそ「MIKIKO案潰し」に反発した内部の人間から告発が出てきたのでしょう。他にも佐々木氏について「悪い噂(組織の私物化だのパワハラ、セクハラだの)がてんこ盛り」で、「オリンピッグぐらいで批判するな!」と居直ると、そうした悪評がどこまで(週刊文春の続報などによって)暴露されるか分からないという恐怖感がどうも「早い辞意表明」の背景にはあるようです。
 ネット上では「MIKIKO氏を正当な理由も無く外すなど、実績のある脚本家、例えば

◆TBS『池袋ウエストゲートパーク』(2000年)、『木更津キャッツアイ』(2002年)、『タイガー&ドラゴン』(2005年)、NHKあまちゃん』(2013年)などのヒット作を持つ宮藤官九郎を『大河ドラマの脚本家(宮藤は大河ドラマいだてん〜東京オリムピック噺〜』(2019年)を担当)』に採用しながら、最終的には正当な理由も無く大河担当から外したあげく、その後釜が宮藤とは『悪い意味で比較にならない』三流脚本家と言うような暴挙

◆TBSの大ヒットドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(2016年)のスペシャル版『逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類!新春スペシャル!!』(2021年)について「2016年版の脚本」を担当した野木亜紀子を正当な理由も無く外したあげく、その後釜が野木とは『悪い意味で比較にならない』三流脚本家と言うような暴挙

なんて指摘がありますね。
 業界ではかなりの有名人のようです。

*1:「暴力テロ」「無言電話」等ならともかく「慰安婦の違法性を否定するデマ」は批判されて当然だし、「礼節をわきまえた事実に基づく批判」は嫌がらせではありません。

*2:著書『反日種族主義』(共著、2019年、文藝春秋)、『ソウルの中心で真実を叫ぶ』(2020年、扶桑社)

*3:「ような」いらねえだろ、と思いますね。

*4:「アベマリア」にもかけてるようです。

*5:「女性の多い会議は時間が長くなる」なんて発言は「と受け取れる」いらねえだろ、明らかに女性蔑視だろ、他のマスコミ報道のほとんどは「と受け取れる」なんてつけてねえだろ、産経はどんだけ森に甘いんだ、て話です。