今日の産経ニュースほか(2021年3月22日分)(副題:黒井文太郎の馬鹿さに吹き出す、ほか)

日米主流メディアの腐敗と堕落 - 酒井信彦の日本ナショナリズム

 この事件はトランプ大統領の煽動によって引き起されたとされるが、そうだとしても一番の疑問は、なぜ「暴徒」がやすやすと侵入できたかである。客観的な状況から言って、警備を意図的に緩めていたと考えても、まったく不思議ではない。

 「おいおい」ですね。当時の大統領がトランプである以上「意図的に警備を緩めた人間」が仮にいるとしたらそれは、「トランプ」or「トランプの部下」ですが、それが何故「トランプは悪くない」になるのか。まさか、「バイデンが意図的に警備を緩めた」とでも強弁する気なのか。警官に対してその種の権限があるのは「当時はまだ現職大統領だったトランプ」であって「次期大統領のバイデンではない」でしょうに。


イランが米首都の陸軍基地攻撃を計画か 米報道 - 産経ニュース
 さすがに「ガセじゃね?」「そもそもそんなことが実行可能なの?」といいたくなる話ですよね。
 日本で言えば「横田基地北朝鮮がミサイル攻撃仕掛ける」みたいな話ですからね。
 イランに近い「サウジ辺りの米軍基地」ならともかくねえ。あるいは「米国の野郎、イランを舐めてる!。首都ワシントンの陸軍基地を軍事攻撃して米兵を大量にぶっ殺したら、気が晴れるだろうな!」という酒席での冗談*1とかならともかく。
 ちなみにこの件についての黒井ツイート。

黒井文太郎
 イラン軍幹部がワシントン襲撃を話し合ってたことをNSAが傍受していたとの報道。
 実現は難しいので具体的に計画化されたかは不明だが、彼らの選択肢に出てもおかしくはない。
 もちろんイラン軍による奇襲作戦などではなく、連中らしい正体不明に偽装するテロ作戦

 吹き出しました。「お前(黒井)はアホか(横山ホットブラザーズ風に)」ですよねえ。「正体を隠してアルカイダなど他の団体の犯行に偽装すれば、イランの犯行とバレないから米国の反撃は怖くない、そう思えばイランはやる」て「バレたらどうするんだ(勿論バレない保証はない)」「つうかバレるとかバレないとかそれ以前の話だろ、現実性皆無だろ」ですよねえ。よほど「イランが天才」か「米国が無能」と想定しない限り、ありうる話ではない。


【政治デスクノート】閑古鳥が鳴く「歴史戦」発信施設 - 産経ニュース

 東京都新宿区に、平成27年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に登録された「明治日本の産業革命遺産」を紹介する「産業遺産情報センター」がある。長崎市端島炭鉱(通称・軍艦島)など8県11市にある23施設について、先人の偉業を発信するため政府が開所を決め、昨年6月に一般公開された(運営は一般財団法人「産業遺産国民会議」)。
 「新宿区」というので、新宿駅周辺の繁華街や都庁界隈にあるのかと思いきや、場所を調べると同区若松町総務省別館内だった。若松町と聞いても都外の人にはピンとこないだろう。都営大江戸線・若松河田町駅を出て住宅街を歩くと、その建物はあった。まるで誰かに遠慮しているかのように目立たない。

 有料記事なのでここまでしか読めませんが、そりゃ閑古鳥も鳴くでしょう。日本人の多くはそれほど「歴史系博物館」に興味もないでしょう。
 しかも『「歴史戦」発信施設』なんてのは「日本は何も悪くなかった(今回は端島炭鉱での徴用工の違法性、不当性を否定)」なんてトンデモ施設です。歴史に興味のある人間はむしろそんなところは敬遠するでしょう。場所だけの問題ではない。
 まあ、国の側も「自民のウヨ政治家がつくれとうるさいからつくった。つくったら満足してるようだから、それ以上『集客のための宣伝』など、余計なことしたくない。下手に注目を集めれば中国、韓国、米国などから批判されかねない」であまり宣伝などをやる気も無いのでしょうが。

*1:まあ、冗談としてはかなりたちが悪いですが