「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」に突っ込む(2021年3月23日分)

朝鮮学校の恩師、韓鶴洙先生は拷問で殺された 光射せ!7号より
 新着記事(2021.3.10付け)として一番最初に出てくるのが『2011年6月』、つまり『今(2021年)から約10年前』に刊行した雑誌『「光射せ!」第7号』(2011年6月刊行)の記事の再掲で『最近(2021年)の活動報告』ではないのだからずっこけます。
 そもそも光射せ!によれば機関紙「光射せ!」は「第9号」(2012年6月刊行)で、かるめぎによれば別の機関紙「かるめぎ」も「第104号」(2014年7月刊行)で発行が止まっています。
 おそらく「資金難やマンパワー不足などから『光差せ!』は2012年6月で、『かるめぎ』は2014年7月で刊行を辞めた」のでしょう。
 そもそも、特定非営利活動法人 北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会の更新頻度自体も低い。また、朝鮮学校の恩師、韓鶴洙先生は拷問で殺された 光射せ!7号よりの他の記事も、同様の『過去記事の再掲のような古い記事』か、新しい記事でも『守る会の活動とは直接には関係ない記事』、たとえば

1)最近のマスコミの北朝鮮報道記事の紹介、たとえば

THE MOLE(モグラ) 北朝鮮武器取引 潜入ドキュメンタリー
 2021.02.08のNHK BS*1『キャッチ!世界のトップニュース』で、『北朝鮮の武器取り引き 潜入ドキュメンタリー』が特集されていました。

2)他のアンチ北朝鮮団体の活動紹介

などばかりです。特定非営利活動法人 北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会には、守る会の開催するイベントの「事前紹介(参加者募集)」も「事後報告」も、とにかく守る会の最近の活動についての記事は何もない。
 そもそも、「組織の活動能力の衰退(予算やマンパワーの不足)」から、そうしたイベントを何一つ開催していない疑いすらある。
 団体についてにはNPO法人「守る会」代表だという「佐伯浩明」の名前はあっても、他に誰が役員(理事、事務局長など)なのかさっぱりわかりません。
 任意団体ならまだしも、NPO法人のホームページで「代表以外の役員の名前がさっぱり分からない」というのも不可思議な話です。
 しかも任意団体時代のホームページでは「代表以外の役員(副代表、幹事など)の名前」も掲載されてるのだからなおさら不可解です。「代表以外の役員についてホームページに掲載したくない理由でもあるのか?」と聞きたくなります(追記:ただし北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会|東京都生活文化局を見れば一応他の役員も分かる*2ことが判明しました。興味深いのは役員の名前に『過去に副代表や事務局長を務めた』三浦小太郎の名前が無いことですね。事情が何かはともかく三浦は退会したんでしょうか?)。
 団体についてに掲載された「呼びかけ文」というのも「1994.2.20に任意団体として設立された当時の呼びかけ文」しか掲載されてないのだからびっくりです。NPO化の際にその種の「呼びかけ文」は「改めてはつくられなかった」ということなのか?
 NPO法人「北朝鮮の生命と人権を守る会」発足総会と特別講演会のご案内(2020-06-03)という記事もおそらくは「守る会の発展によりNPO化」ではなく、逆に「活動の衰退をNPO化で少しでも止めたい」と言う悲惨な話だったのでしょう(しかしどう見ても衰退は止まっていないようですが)。
 そもそも「総会開催のご案内」はあっても「総会開催の実施報告(誰が役員に選ばれたのか、どんな活動方針が採択されたのかなど)」はない惨状です。
 もはや「守る会」が運動体としてまともに活動できているのか、事実上、休眠状態では無いのか?、と疑いたくなる惨状です。こんな「守る会の活動の低迷振り」をさらすホームページならば正直「ない方がマシ」では無いのか。

*1:BSと言うのが興味深いですね。要するに地上波では放送しないわけです。当然大して話題にもならない。

*2:ただし、北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会|東京都生活文化局で分かるのは「役職と氏名だけ」でその人物の経歴などはまったくわかりません。