高世仁に突っ込む(2021年3/26日分)

入管収容施設で続く不審死 - 高世仁の「諸悪莫作」日記

 菅首相はいつものように、「事態を注視している、自治体と連携しながら総合的な対策をとっていきたい」というばかり。「国民の命と暮らしを守る」のお題目はもういいから、具体的なアクションプランを出してほしい。

 菅相手に新型コロナで偉そうなことを抜かす高世には

 「即時一括全員帰国」「北朝鮮への制裁続行」というお題目は良いので「拉致解決の具体的なアクションプランを出してほしい」って何故、救う会や家族会に言わないんですか?。利害関係の無い菅首相には悪口出来ても、「利害関係のある救う会や家族会」には何一つ苦言が呈せないんですね?

と悪口せざるを得ません。
 そもそも「菅を過大評価する気も無い」ですが、「拉致被害者帰国という意味では効果の無い経済制裁固執する家族会、救う会」に比べたら「ワクチン接種」など様々な手を打ち「一定の成果を上げてる」菅の方が余程ましでしょう(と言うと高世は激怒かもしれませんが)。
 そこには明らかに「やる気の有無」があるかと思います。
 救う会は明らかに「拉致を解決する気が無い」。拉致問題を「北朝鮮叩きのネタ」としか考えてない。「当事者のはず」の家族会もなぜかそんな救う会の言いなり。
 一方、菅は「GOTOトラベル、イートを実行し、その結果、コロナ蔓延を助長するほど一時はコロナを舐めてた」「外食産業などへの営業自粛の訴え、国民への『三密回避、外出自粛、マスク着用など』の訴え、ワクチン接種以外にはほとんど何もやってない(よほどマンパワーなどの面で実現困難なのかPCR検査拡充を求める声をずっと無視)」とはいえ、「それなりの対応はする」わけです。
 「コロナ蔓延で支持率が低下し菅政権が崩壊したら嫌だ」という私利私欲とは言え、菅はさすがに「コロナがどんなに蔓延してもいい」とは思ってない。一方「小泉訪朝(2002年)から18年経ってもその後、拉致被害者の帰国が無くても」「その18年の間に横田滋のような病死する家族が出ても」何とも思わない、危機意識の全くないバカが救う会と家族会です。そしてそんな救う会と家族会の「太鼓持ちだったバカ」が高世です。
 なお、俺の考えでは「拉致解決の具体的なアクションプラン」は「小泉訪朝での日朝平壌宣言」のような「経済支援とのバーター取引による交渉」ですね。それ以外に現実的な解決策はないでしょう。当然、現在実施している経済制裁は「一部でアレ」解除すべきですし、交渉の拠点として平壌に常駐事務所を設置すべきです。しかし、そうした主張を「北朝鮮シンパか?」「北朝鮮に対して弱腰」などと救う会や家族会が悪口し、政府がそれに迎合するからもはやどうにもならないわけです。

 入管施設のなかでは不審な死亡事件が何度も起きているのだ。

 場合によっては「入管職員に傷害致死や業務上過失致死が成立するのでは無いか」つう話のようです。

このニュースをキャスターがスタジオでこう締めくくった。
「日本が大好きだという人*1がなぜ不条理なこんな目に合わなければならないのかな、という思いがします。」
「日本は多様性を尊重し、人権を大事にしようという国。であれば一刻も早く、改善すべき課題だと感じました」。

 NHKのキャスターと高世には「朝鮮学校無償化除外、朝鮮幼稚園無償化除外で差別される在日朝鮮人のことですね、分かります」と嫌み、皮肉を言っておきます。
 それにしても

日本は多様性を尊重し、人権を大事にしようという国。

て(呆)。
 もちろん日本は「そんな立派な国ではありません」。そんな「立派な国ではない」からこそ「女性天皇導入」「夫婦別姓」「同性婚合法化」「卒業式での君が代斉唱拒否」(例は何でも良いですが思いついたものをあげました)などといった「多様性を尊重し、人権を大事にしようという動き」が政権与党「自民党」によって潰されてきたわけです。
 あるいは澤藤統一郎の憲法日記 » 甲子園に流れた韓国語校歌の感動も指摘しますが「そんな立派な国ではない」からこそ「京都国際高校の校歌」に因縁つける馬鹿がいるわけです。
 この入管の件も日本が「日本が多様性と人権を軽視してきたこと」の象徴です。
 むしろ

 日本は多様性や人権をずっと軽視してきた国。その典型が入管の無期限収容だと痛感しました。であれば一刻も早く、改善すべき課題だと感じました

と言うのが正しい。
 いくら「予算や人事面で、与党・自民党への服従を宿命づけられている事実上の国営テレビ=NHK」とはいえよくもまあ「モロバレの嘘」がつけるもんだとNHKキャスターには呆れますね。

*1:まあ揚げ足取りすれば「日本が大嫌いな人、憎悪してる人」だろうと「その措置が不条理」なら、そんな目に遭う理由はありません。