島田洋一
ソ連は(ボーガス注:1915年のロシア革命から1991年のソ連崩壊まで)74年で滅びた。中国共産党帝国は今年、(ボーガス注:1949年の建国から)誕生から72年目。ソ連より長生きさせないという文明側の意志がまず重要だ。
「天皇制は維持された」とはいえ、大日本帝国は「明治維新*1(1868年)から終戦(1945年)まで77年*2で滅びた(天皇主権国家、国家神道国家から、民主国家、政教分離国家への変化)」といったら「戦前礼賛ウヨの一人」島田が何というのか、気になるところです(苦笑)。
いずれにせよ「中国共産党」が下野することは当面考えられないことですね。旧ソ連は末期は経済がズタボロでしたが、現在の中国はそうではないですしね。
島田洋一
「喉が渇いた」と氷の入った処理水をグッと飲んで「うまい!」と発するくらいでなければならない。私ならそうする。
麻生の「飲んでも大丈夫」や中国外務省報道官の「それなら飲んで欲しい(もちろん皮肉)」に対する島田のこの非常識ツイートには心底呆れますね。
島田洋一
無害な処理水を危険なごとく言い立てる韓国や中国のデマに低姿勢で臨むと、相手はかさにかかり、事態を悪化させるだけ。
汚染水排出については、1)日本国内にも批判があることや、2)台湾の蔡英文政権(ちなみに蔡は脱原発派)も中韓と同様に「懸念」を表明していることを完全無視する辺り島田らしいデタラメさです。
「台湾は親日国で反日の中国、韓国とは違う」「中国、韓国による汚染水排出批判は反日による言いがかり」とするためにそうした汚い真似をするわけです。
なお、汚染水排出については「ロシアや北朝鮮」も懸念を表明していますが、それについて島田が触れないのが興味深い。
島田にとって「中韓」の方が「ロシアや北朝鮮」よりも「今、叩きたい敵」なんでしょう。
島田洋一
バイデン政権の国連大使(黒人女性*3)が「白人至上主義がアメリカの建国文書や原則に織り込まれている」と発言。中国共産党の反米宣伝に加担するものだとの批判が上がっている。
やれやれですね。批判するなら「そのような認識は適切ではない」であって「中国ガー」ではないでしょう。もちろん「そのような認識が正しい」のであれば「中国ガー」などという物言いはただの言いがかりでしか無く、何の反論にもなっていない。当然ながらそうした認識は「中国シンパ」と言う話では全くないからです。
島田洋一
トランプが大統領なら松山英樹選手の(ボーガス注:日本男子初のマスターズ優勝という)快挙で日米首脳会談が盛り上がるところだが、マスターズ会場のジョージア州を「人種差別的選挙法を通した」と非難し、大リーグ・オールスター戦の会場変更を支持したバイデンは、恐らくさらりと触れる程度だろう。
吹き出しました。トランプとバイデンで「松山の快挙」に対する態度がそんなに大きな違いがあるとも思いませんがそれはさておき。そもそも「ゴルフの話で盛り上がる」なんてことはどうでも良い話です。問題は対米外交において日本政府が「どんな成果を上げるか」でしょうに。
島田洋一
私のSNSにもつまらぬ連中がよく誹謗中傷を書き込んでくるが、最近は見つけ次第ブロックしている。鬱陶しいながら、蚊を叩きつぶすような快感もある
「具体的にどんな誹謗があった」のか書けない辺りが実に情けない。実際にはいいかげん家族会も、島田洋一に対して苦言くらいは呈したらどうか - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)が批判するような暴論に「当然の批判」がされてるだけでしょうが。
島田洋一
1980年モスクワ五輪ボイコットの際は、周りに慎重意見もある中、反ソ姿勢を強めたジミー・カーター大統領が先頭に立って国内の関係諸団体、同盟国、友好国に強力に働き掛けた。バイデンにそれができるかだ。
当然ながら「1980年代のソ連と今の中国、そして世界各国の関係」「1980年代の五輪と今の五輪」はまるで違うので「1980年代にボイコットできたから今回も出来る」「出来ないのはバイデンが無能だから」という話ではあり得ません。
大きな違いは
1)「ソ連とG7諸国の間に経済的関係は乏しかった」が欧米企業が中国市場に進出するなど「中国との間には深い関係がある」
2)当時のソ連は経済が落ち目だったが、今の中国は逆に上り調子
3)ロス五輪(1984年)以前は「五輪の商業化」が進んでいなかったが、ロス五輪以降、商業化(テレビ放映権料の高額化や、IOCの公式スポンサー制度など)が進展し、ボイコットすると五輪関係者の経済的ダメージが1980年代に比べ相当に大きい
→菅政権やIOC、JOCが今年の東京五輪を強行しようとしているのも3)と言う要素が大きい
ということでしょう。当然ながら今の方がボイコットのハードルは高いわけです。