今日の朝鮮・韓国ニュース(2021年4月17日分)

韓国で金日成主席の回顧録出版 「経緯把握後に措置検討」=統一部 | 聯合ニュース
 形式上は「国家保安法」に抵触する違法行為に当たるようですが、未だにそんな法律で「金日成*1回顧録の出版を禁止し続けようとすること」の方が異常でしょう。「中身に金日成美化のための誇張や虚偽がある」「今回の出版目的は金日成シンパによる彼の美化」なんてことは「たとえそれが事実でも」出版禁止にする正当な理由ではない。批判すれば良いだけの話です。
 できれば「国家保安法を即刻廃止して欲しい」ところですが、韓国野党(反共ウヨ政党「国民の力」)の反対でそれが難しいなら、せめて、この出版を刑事告発しない程度の良識を文政権には発揮して欲しいところです。ちなみに「どういう経緯か知りませんが」日本では「雄山閣」学術専門書籍出版社から邦訳が出ているようです。ただし、雄山閣 - Wikipediaも指摘していますが、雄山閣の本業は、主として「考古学や民俗学」ですが。「朝鮮半島関係の考古学、民俗学→いろいろな関係で金日成著作刊行」でしょうか。
 言わずもがなではありますが「日本の考古学、民俗学」については当然ながら「日本古代史」に影響を与えた古代中国、朝鮮の研究は不可避でしょう。


拉致問題作文で鹿児島の中学生が全国最優秀賞(MBC南日本放送) - Yahoo!ニュース

 北朝鮮による拉致問題について、国は若い世代に理解を深めてもらおうと作文コンクールを毎年行っていて、昨年度、鹿児島市の女子中学生が全国トップの賞に輝きました。
 鹿児島市の坂元中学校3年・山口心結さんです。
 コンクールでは1977年、新潟県で拉致された横田めぐみさんを題材にしたドキュメンタリーアニメの感想を作文にまとめました。

 ばかばかしくて吹き出しました。こんな作文コンクールと拉致の解決と何の関係があるのか(そもそもこの作文コンクール、マスコミがほとんど報道しないこともあって、まるで話題になっていませんが)。まあ、こんな作文コンクールに応募する人間の気もしれませんが。


拉致被害者家族 塩田知事と面会 |NNNニュース
 頭痛がしてきますね。「外交権限がある国政与党の政治家(首相、外相、与党三役など)」に面会して要望するならともかく、外交権限がない知事に何をしろというのか?。「知事が首相や外相に訴える」なんて回りくどいことをするくらいなら、直接、首相や外相に要請すれば良いでしょう。


慰安婦却下判決、韓国で評価二分 「反日なら国際法無視」に一石 - 産経ニュース
 その法解釈を否定的に理解するにせよ「韓国最高裁」は「反日なら国際法無視」等とは言っておらず「それなりの法理論を展開している」のでデマ中傷も甚だしい。いつもながら産経&「韓国の産経新聞朝鮮日報のデマ、誹謗体質には心底呆れます。


元慰安婦の請求却下 韓国地裁、1月の判決と異なる判断:朝日新聞デジタル
韓国地裁、日本政府の資産差し押さえ認めず 慰安婦訴訟:朝日新聞デジタル
 これらについては「日本政府に対する裁判所の政治的忖度による不当判決ではないか(場合によっては、文政権による政治的圧力の可能性もあるのでは無いか)」との疑念を感じますがそれは今後、各方面からの批判、評価を元に考えたいと思います。
 もちろん原告は控訴するでしょうし、まだ判決は確定していませんが。


自民拉致対策本部会合 鷲尾外務副大臣「米国と連携し全力で取り組む」 - 産経ニュース
 米国と何をどう連携して拉致を解決するのかと問いただしたくなりますが、もちろんまともな答えなど返って来ないでしょう。


日米首脳会談 拉致解決へ認識共有は「大きな成果」 被害者家族会らが感謝の声明発表 - 産経ニュース
 米国が「何か具体的なこと」を約束したわけでもないのに、ただのリップサービスをここまで高く評価するのだから家族会の馬鹿さには心底呆れます。
 むしろ感謝すべきは「小泉元首相」「田中均・元外務省アジア大洋州局長」など小泉訪朝の関係者でしょうに。あるいは米国のキューバへの対応から、日本の北朝鮮への対応を考えてみる - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)も指摘していますが「小泉首相に会うべきだ」と金正日に助言したという金大中元大統領でしょうに。
 「米国ポチ右翼」救う会の悪影響で、家族会が「常軌を逸した米国崇拝」に汚染されてるようにしか見えません。
 なお、日米首脳会談でググれば分かることですがマスコミが専ら報道してるのは「日米共同声明で台湾問題について触れたことによる日中関係の悪化の恐れ」、「日米共同声明をてことした日米軍事協力の懸念」、「菅がファイザーにワクチンの早急な提供を要請したこと」などであり、拉致問題云々なんてほとんど話題になっていません。拉致の風化を改めて実感します。