「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年4/19分:荒木和博の巻)

千葉ライブ(古川了子さん・峰島秀雄さん・関谷俊子さん・遠山常子さん・江藤健一さん R3.4.16): 荒木和博BLOG
 24分30秒程度の動画です。ぶっちゃけ見る価値は全くありません。正直、あまりにも無内容で馬鹿馬鹿しいので途中で見るのを辞めました。
 まず第一に「特定失踪者が北朝鮮拉致だ」と見なすまともな根拠がない。「自発的失踪」「交通事故や自然災害」「北朝鮮拉致以外の犯罪被害」でないと見なす根拠はどこにもない。実際、国内で既に40人もの特定失踪者が発見されている。第二に仮に北朝鮮拉致だとしても「何10年も経ってから失踪場所を調査した」ところで新事実が分かるわけもない。
 例えば「三億円事件(1968年)」「国松警察庁長官狙撃事件(1995年)」の現場を今調べれば犯人逮捕に繋がる新事実が得られるかといったら得られるわけが無いでしょう。特定失踪者だって話は同じです。
 それにしても荒木等特定失踪者問題調査会の連中と言い、特定失踪者家族会の連中と言い、よくもまあこんな無意味なことが出来るもんです。まともな人間にとっては「何の意味も無いこと」ほど、やる気がそがれる物はないのですが。こんなことに「失踪者の今の居場所を知る」「(失踪が犯罪被害だとして)犯行実行者を突き止める」などで意味があると思ってるのなら正気の沙汰ではありません。まあ「意味が無い」と思いながら「何らかの理由」で無意味なことをしている場合でも「正気の沙汰ではない」話ですが。


韓国の4.19学生革命から61年(R3.4.19): 荒木和博BLOG

 令和3年4月19日月曜日のショートメッセージ(Vol.382)。韓国で李承晩政権が倒れるきっかけになった1961年4月19日の「学生革命」から61年。あの時代は韓国にとってどんなときだったのかを振り返ってみました。

 5分50秒程度の動画です。「拉致に関係ねえだろ」と見る気が失せます。ぶっちゃけ見る価値は全くありません。
 いわゆる「4月革命」については四月革命 (韓国) - Wikipediaを紹介しておきます。
 さて、朴正熙独裁を美化する「反共ウヨの荒木」です。もちろん「4月革命」を好意的に評価しないことは言うまでもありません。
 確かに「朴正熙に軍事クーデターを起こす口実」を与えた「尹潽善大統領、張勉首相」らの政治的力不足は批判されて当然ですが、それは「4月革命が無意味だった」「朴正熙のクーデターが正しかった」という話ではありません。
 それにしても荒木が「全斗煥独裁を打倒したものの、その後の混乱を考えれば、単に独裁打倒だけではダメだと思う。難しいことだが打倒した後のプランが必要だ。そういう教訓が得られるのでは無いか?」「日本の細川、羽田非自民政権や鳩山、菅、野田民主党政権の短命もそう言う話だと思う」等と言い出したのには、吹き出しました。「打倒北朝鮮」を「打倒してどうするのか?」も無視して叫ぶ輩が良くも言ったもんです(もちろん、それ以前に『中露の北朝鮮への支援』を考えれば、打倒は現実的ではないですが)。大体「非自民政権、民主党政権」には「民社党」「民主党内の旧民社党グループ(鳩山、菅、野田政権時代は川端達夫がリーダー)」も参加していて

【細川内閣】
◆厚生相:大内啓伍
 民社党政策審議会長、書記長、委員長を歴任
【羽田内閣】
◆厚生相:大内啓伍(細川内閣からの留任)
防衛庁長官:神田厚
 民社党衆院議員・神田大作の息子。民社党国対委員長
◆法相:中井洽
 社会党衆院議員・中井徳次郎の息子(ただし中井徳次郎は右派であり、民社党には参加しなかったものの、政治スタンスは旧民社に近かった)。徳治郎の死後、社会党執行部が(右翼性を嫌って?)洽を擁立しようとしないため、親の地盤を継いで民社党に移籍。民社党副委員長
鳩山内閣
経産相直嶋正行
国家公安委員長(防災担当相、拉致担当相兼務):中井洽
文科相川端達夫
菅内閣
経産相直嶋正行鳩山内閣からの留任)
国家公安委員長(防災担当相、拉致担当相兼務):中井洽鳩山内閣からの留任)→中野寛成
◆法相:柳田稔
文科相川端達夫鳩山内閣からの留任)→高木義明
【野田内閣】
総務相川端達夫
◆法相(拉致担当相兼務):田中慶秋

として「民社党グループから閣僚も出てる」のに「元民社党職員の荒木」が「非自民政権などでの民社党の行為の反省」でもするならともかくそうじゃないのがねえ(苦笑)。他人事みたいによくもまあ「細川、羽田非自民政権や鳩山、菅、野田民主党政権の短命は、政権交代後のプランが不十分だったのでは無いか」なんて言えたもんです。
 特に柳田稔田中慶秋なんて
国会と国民を愚ろう/法相発言 穀田氏が批判2010.11.18
主張/柳田法相発言/「思慮不足」ですまされない2010.11.18
柳田発言、「法相の資格なし」/穀田氏会見、問責決議案に賛成2010.11.19
柳田法相 資質なし 辞任が一番の道/NHK討論 市田書記局長が主張2010.11.22
柳田法相が辞任/国会愚ろう発言/謝罪・反省ないまま/「補正予算を通すため」2010.11.23
主張/柳田法相辞任/菅首相と政権の責任問われる2010.11.23

柳田稔 - Wikipedia
 2010年11月14日、柳田は広島市での国政報告会で「皆さんも、何で柳田さんが法相と理解に苦しんでいるんじゃないかと思うが、一番理解できなかったのは私です。私は、この20年近い間、法務関係は1回も触れたことはない」「法務大臣は良いですね。二つ覚えときゃ良いんですから。 個別の事案についてはお答えを差し控えますと、これが良いんです。 わからなかったらこれを言う。で、後は法と証拠に基づいて適切にやっております。この二つなんです。まあ、何回使ったことか」などと発言した。
 この発言について自民党河井克行は、11月16日の衆議院法務委員会で「法相という職を汚している発言*1」として謝罪と撤回を要求。審議が止まったため柳田が「委員会の審議では真摯な答弁を心掛けたい」と陳謝し再開した。
 11月17日、柳田は国会軽視ととられる発言をしたとして仙谷官房長官から厳重注意を受けた。そして、11月22日に首相官邸菅直人首相に辞表を提出した。

田中慶秋 - Wikipedia
 法相に就任した直後、1980年頃に暴力団関係者との交際があった、と産経新聞に報道された。また、産経新聞の報道によると、2008年12月、旧厚生省OBの美容外科医師が、診療報酬の不正請求を行った詐欺の疑いで逮捕・起訴され、懲役1年8月の有罪が確定したが(後に医師免許取り消し)、田中が代表を務める民主党神奈川県第5区総支部は2005年12月にこの医師が代表を務める医療法人社団「天道会」から104万円の献金を受けていた。田中は「(サニークリニック事件に関する)テレビ報道があって3年ほど前に返金した」と釈明した。また、暴力団疑惑についても田中は「交際はいずれも事後に暴力団関係者だとわかった」と10月12日の記者会見で釈明し、辞任を否定した(しかし、批判に抵抗しきれず10月23日に辞任)。

ですからねえ。「柳田や田中が民社党出身で、荒木は恥ずかしくないのか?」て話です。

*1:この河井が後に「法相という役職を汚す行為(公選法違反)」を下のが実に皮肉です。