◆中国のアニメ産業
「日本人なら中国人の3分の1で使える」 クールジャパンどころではないアニメ業界、中国が才能ある人材爆買い | カルチャー | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
日本のアニメスタジオが、中国企業の下請けになるケースが増えている。新聞記者の中藤玲さんは「中国の求人サイトによると、アニメーターの平均月収は杭州では3万4062元(約52万円)。一方、日本では月収17万5000円でも業界平均よりずっと高い。中国と日本の関係が逆転しつつある」という。
※本稿は、中藤玲『安いニッポン』(2021年、日経プレミアシリーズ)の一部を再編集したものです。
東京都町田市の住宅街にある雑居ビル。
ここはカラード・ペンシル・アニメーション・ジャパンというアニメ制作スタジオだ。
実は彼らが描いているのは、中国のヒット作品「マスターオブスキル」などの作画。そう、カラード社は中国重慶市のアニメスタジオ・彩色鉛筆動漫の日本拠点であり、中国アニメの制作をサポートするために2018年に設けられた。
最近では彩色鉛筆動漫のように、日本に拠点を作って日本人アニメーターを抱え込もうとする中国企業の動きが増えている。
彩色鉛筆動漫には、中国ネット大手プラットフォーマーである騰訊控股(テンセント)傘下の閲文集団(チャイナ・リテラチャー)が出資している。
中国企業が日本人アニメーターを採用できるのは、市場の拡大を背景に待遇が良いからに他ならない。
調査会社帝国データバンクでアニメ業界の動向を調べる飯島大介氏は「市場が拡大する中国にとって、日本のアニメーターは喉から手が出るほどほしい。日本の年収の3倍でも軽く出せるので、今後も中国勢からの人材引き抜きは激しくなるだろう」とみる。
実際に、カラード社と日本の制作会社では、従業員の扱いに大きな違いがある。カラード社はアニメーターを正社員として雇用し、新卒給与は業界平均より高い約17万5000円。通常時はフレックス勤務で、業務が集中する時期は残業もあるが、その分ちゃんと代休を取れるなど働きやすい環境にした。住宅手当や交通費も支給する。
カラード社の江口文治郎最高経営責任者(CEO)は「優秀な人材を囲い込むためにも、アニメーターの待遇や環境を整えることが最優先だ」と語る。
その背景には、日本人アニメーターの給与が安すぎるという現実がある。
アニメ産業は「日本のお家芸」と言われるが、その労働実態は長時間・低賃金がはびこる。
一般社団法人日本アニメーター・演出協会(東京・千代田)の2019年の調査では、日本で正社員として働くアニメーターは14%。大規模な一部の制作会社を除き、半数以上が委託契約のフリーランスだ。
アニメーターの平均年収は440万円で、1カ月の休日は5.4日。新人は年収が約110万円という調査もある。
現在の収入に満足するアニメーターは3割弱で、8割が老後の心配や精神的疲労を訴えた。
カラード社の江口CEOには苦い思い出がある。
「このクオリティーだと配信できない」
ある時、カラード社の人手が足りずに日本の制作会社に作画を外注したところ、中国本社から厳しく突き返されたのだ。江口CEOは「中国は豊富な資金力でデジタル作画の設備がそろい、アニメの質が格段に向上している。日本の待遇の悪さは質の低下、最終的には業界の停滞につながりかねない」と指摘する。
既に「日本のトップ級以外のスタジオは、単価が安いけど質が悪いので発注できない」(中国の配信大手)という声も出始めている。中国の求人サイトによると、アニメーターの平均月収は杭州が3万4062元(約52万円)で、北京では約3万元(約45万円)だった。
「これまでは中国が日本アニメの下請けだったが、もはや逆転している」(江口CEO)
中国のアニメ産業 急成長、市場規模“3兆円超”|TBS NEWS2021.5.4
浙江省杭州市*1の中心部から車でおよそ2時間半の場所に、1日、オープンした中国アニメ初のテーマパーク。
仕掛け人は、中国IT大手の「テンセント」。日本にも輸入された中国アニメ「縁結びの妖狐ちゃん」は、テンセントが運営する動画配信サイトで人気が出ました。
収益拡大に向け裾野を広げようと新たな事業に打って出たテンセントのビジネスは、日本でもすでに拡大。これまでに少なくとも6つのアニメ作品を日本企業と共同制作し、アニメ制作会社に出資もしています。
面白い記事だと思うので紹介しておきます。
【参考:テンセント】
テンセント - Wikipedia
テンセント・ピクチャーズは漫画やゲームの映画化も手掛けて日本のアニメも製作・配信しているビリビリ動画や日本の漫画を翻訳出版している広州天聞角川動漫にも出資し、絵梦を通じて日本のアニメスタジオの買収や日中合作アニメの制作も行っている。
絵梦 - Wikipedia
◆日本法人
2015年10月に日本で、上海絵界文化伝播有限公司の子会社として、日本法人である絵梦が設立された。2017年4月放送開始の『銀の墓守り』で日本法人として初の本格制作を行う。2017年7月から9月まで、日本コンテンツの初制作元請作品となる『セントールの悩み』を放送した。公式サイト絵梦株式会社
◆テレビアニメ(日本で放送された作品のみ*2)
2016年1月:霊剣山 星屑たちの宴
2016年7月:一人之下 the outcast
2016年9月:Bloodivores
2016年10月:CHEATING CRAFT
2016年10月:TO BE HERO
2017年1月:Spiritpact
2017年1月:霊剣山 叡智への資格
2017年3月:銀の墓守り
2017年4月:喧嘩番長 乙女 -Girl Beats Boys-
2017年7月:縁結びの妖狐ちゃん
2017年7月:セントールの悩み
2017年7月:THE REFLECTION
2017年10月:EVIL OR LIVE
2018年1月:一人之下 羅天大醮篇/全性篇
2018年1月:銀の墓守りII
2018年2月:SPIRITPACT -黄泉の契り-
2018年5月:TO BE HEROINE
◆アニメ映画(日本で上映された作品のみ)
詩季織々(2018年公開)
テレビ放送が東京MXと言うこともあって、俺が知ってる作品は一つも無いですね。
【参考終わり】
中国と台湾が入れ替わる「逆ニクソンショック」の可能性を考える(大原 浩) | 現代ビジネス | 講談社(1/5)
吹き出しました。「逆ニクソンショック=バイデンの台湾訪問と、台湾との国交樹立(中国との国交断絶)」でしょうが、そんなもんあるわけがないでしょう。「月刊HANADA」「WiLL」ならまだしも、これが仮にも講談社の記事なのかと思うと頭痛がしてきます。
◆楊海英のツイート
楊海英
日本*3を批判するよりも、中国は自国のジェノサイド五輪*4を自主返上した方が人類への最低の責任になる*5。
【東京五輪】中国も報じた「安倍前首相〝オールジャパン発言〟で総叩き」(東スポWeb) - Yahoo!ニュース
安倍前首相は3日放送の「BSフジLIVE プライムニュース」で、「菅義偉首相や東京都の小池百合子知事を含め、オールジャパンで対応すれば何とか開催できると思う」「日本だけではなく、世界が夢や希望が持てる、そういう大会にしていきたい」と発言。根性論ともとれる言葉に、ネット上では「何をいまさら」「無責任だ」などと批判の嵐となった。
「人民日報海外網」は「安倍氏のこの発言は日本の多くのネットユーザーが世論を無視した発言と非難」と報道。
この報道に対し、中国のネット上でも「安倍はまだ夢を見ている。変異種が日本に絶対に入ってこないと誰が保証できるのか。入ってきたら大変なことになる」と、安倍前首相に対して厳しいコメントが付いている。
「自民党支持層にすら批判者がいる」安倍の「東京五輪開催できる発言」なんか普通擁護しないでしょうにねえ。楊もどこまで日本ウヨに媚びれば気が済むのやら。しかし楊の周囲(静岡大学の同僚、著者の共著者や担当編集者など)にはこいつに苦言する人間はマジで一人も居ないんですかね?。もはや楊の馬鹿さは「でも、研究能力はある人間です」で擁護できるレベルをとっくに超えています。
楊海英
対中非難は国名なし、主語なし。公明党はヒトラーを擁護するみたいな巨悪の幇助犯に成り下り、自民党もこのままでは共倒れ。この前の選挙から学ばないのか?
“中国非難”の国会決議 「全会一致」へ苦肉の策 人権改善を優先(1/2ページ) - 産経ニュース
新疆ウイグル自治区など中国の諸民族が直面する人権侵害行為を非難する国会決議に向け、与野党の有志議員が調整を進めている。決議文の原案には(中略)中国の国名は明記されていない。“対中非難”の色合いが薄れることを懸念する声もあるが、全会一致が求められる国会決議の実現を優先した苦肉の策との見方もある。
伝統的に中国共産党政権と結びつきが深い公明党は中国批判には慎重な立場だ。
人権外交に関わる法整備の「土台」となる決議は原則、全会一致が条件だ。