「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年5/6分:荒木和博の巻)

北朝鮮軍は南侵するか?という話(Vol.400): 荒木和博BLOG

 令和3年5月7日金曜日のショートメッセージ。今日のお話は北朝鮮の人民軍が南侵するかという話。結論から言えばしません。ただし挑発をする可能性はあります。そのからみで見てみていただきたいのがたびたび紹介した韓国映画「ノーザン・リミット・ライン」です。コメントで(ボーガス注:お薦め映画ですし、GyaOで5/14まで無料で見られるので是非見て欲しいと)書いて下さった方がおられて知ったのですが動画配信サイトのGyaOで5月14日まで無料で見られます。これと、可能であれば拙著『靖國の宴』を読んでいただくと私の申し上げたいことは分かるのではないかと思います。

 7分20秒程度の動画です。そりゃそうでしょう。国力の差が違いすぎてそんなことは出来るものではない。
 まあ、そもそも「北朝鮮」でなくても「国際的非難」等考えたら、今時そうそう侵攻なんてできるもんではないですが。「世界最強の軍事強国」米国だって「どこの国」であれ、そうそう侵攻なんかできはしない。
 それにしても「北朝鮮が南侵するかどうか」なんてことと拉致の解決と何の関係があるのか。たまには「拉致解決に繋がるまともな話」をしたらどうなのか。まあ、拉致の風化でもはや荒木も「拉致解決を目指す」振りをすることさえできないようです。
 しかし荒木も「挑発行為しかできない北朝鮮は無様」と悪口していますが、「拉致解決」を建前としていた荒木が「動画」でこのように拉致と関係ないことばかり言うことの方が余程「無様」じゃないのか。
 まあ『靖國の宴*1』なんて駄本は読みませんが、韓国映画「ノーザン・リミット・ライン」は見ても良いかもしれない。
 第2延坪海戦 - Wikipedia(2002年)を題材にした劇映画で、「ノーザン・リミット・ライン」とは第2延坪海戦 - Wikipediaの舞台となった北方限界線 - Wikipediaのことのようです。
 北方限界線 - Wikipediaによれば「ノーザン・リミット・ライン(北方限界線)」付近では第2延坪海戦 - Wikipedia(2002年)の他にも

第1延坪海戦 - Wikipedia(1999年)
大青海戦 - Wikipedia(2009年)
天安沈没事件 - Wikipedia(2010年)

が起こっています。


英文での情報発信にご協力を【調査会NEWS3432】(R03.5.6): 荒木和博BLOG
 「米国下院で慰安婦決議が可決され」、完全に逆効果になった例の「慰安婦違法性否定の英文広告」がわかりやすいですが「特定失踪者は北朝鮮拉致」などの「おかしな内容」「間違った内容」を英語で海外に宣伝したところでよくて「無視」、悪けりゃ「批判や嘲笑」の対象にしかなりません。


周囲が拉致の話を聞いてくれないときどうするかという話(R3.5.6): 荒木和博BLOG

 令和3年5月6日木曜日のショートメッセージ(Vol.399)。いただいたコメントで「周りの人が拉致問題についての話を聞いてくれない」というのがありました。答えにはなってませんがそれについてお話ししました。

 6分30秒程度の動画です。まあ、一般論として「就職試験での面接(会社に採用してくれとアピール)」であれ、「政治活動、社会運動への勧誘」であれ、「宗教の勧誘」であれ、「商品のセールス」であれ、「高校の部活、大学サークル、社会人サークルへの勧誘」であれ、「婚活パーティー(結婚相手としての自分の宣伝)」であれ、自分について「相手に興味を持ってもらうこと」は難しい。
 相手が自分が宣伝したいことに興味があるとは限らないし、興味をかき立てることもなかなか難しい。
 まあ、「わかりやすい説明」につとめることぐらいしかないんじゃ無いか。
 さて荒木によると、「旧民社党の人間(荒木は元民社党職員)」や「拓殖大の人間(荒木は現在、拓殖大教員)」ですら、拉致が今ほど騒がれていない時期*2に「北朝鮮拉致疑惑」を荒木が話したときは「そんなことあるわけないだろう」「冗談も大概にしろよ」「気でも狂ったのか?」と大爆笑されたそうです。
 旧民社党拓殖大という、北朝鮮シンパではあり得ない「ウヨの巣窟」ですらそれです。拉致問題が「安明進証言」以前は世間にほとんど相手にされなかったのも当然でしょう。
 しかし、荒木が「こうすれば話を聞いてくれるんじゃ無いか」というアドバイスをせずに「私にも妙案はない」「あればもっと拉致問題もマスコミに報じられてる(拉致の風化を事実上、認めてる)」「とにかく諦めずにやるしかない」としか言わないのには吹き出しました。
 まあ、どう見ても今の荒木には何の展望もないですからねえ。
 まあ、一応お断りしておけば、「最低限、常識的なまともな話をすること」が大事ですね。
 荒木のように「自衛隊拉致被害者救出(居場所もわからないのにどこに自衛隊を送るのか?)」「小泉訪朝以降も北朝鮮拉致があった。いやそれどころか今後もあるかもしれない」「松岡伸矢君(失踪当時4歳)の失踪も北朝鮮拉致」「山梨県警による特定失踪者・山本美保さんの遺体発見発表は故意の捏造(遺体は別人)。美保さんは北朝鮮で生きてる。捏造の黒幕は恐らく首相官邸幹部。県警の一存ではない」(以上、全て、根拠レスのデマカセ)なんて馬鹿なことを言っていれば相手にされないのは当たり前です。

*1:版元が高木書房という辺り、荒木の本を過去に複数出版しているトンデモウヨ出版社・草思社(荒木『拉致救出運動の2000日』(2002年)、『内なる敵をのりこえて、戦う日本へ』(2006年)、『日本が拉致問題を解決できない本当の理由』(2009年)、『山本美保さん失踪事件の謎を追う:拉致問題の闇』(2012年)、『北朝鮮の漂着船』(2018年))ですら出す気が失せる代物だったのでしょう。

*2:荒木がいつなのかはっきり言わないので明確な時期は不明です。可能性としては「橋本敦参院議員(日本共産党)の質問に対する梶山国家公安委員長、宇野外相の答弁以前(1988年以前)」「安明進証言以前(1997年以前)」でしょうが