池江璃花子選手の意見も聞いてみたい - 高世仁の「諸悪莫作」日記
タイトルで分かるように今日は珍右翼・高世仁に突っ込む(2021年5/6日分)(注:松本清張『砂の器』のネタばらしがあります) - bogus-simotukareのブログで取り上げた全体主義の人間観は右と左で正反対 - 高世仁の「諸悪莫作」日記の続きではありません。
俺は
珍右翼・高世仁に突っ込む(2021年5/4日分)(追記あり) - bogus-simotukareのブログ
いろいろ脇道に入りながら、これから書き続けてみたい。
だそうですから「高世には良くあること」ですが「脇道に入りまくって」、つまり「短期集中連載」ではなく、「不定期連載」で「高世本人はともかく読み手には、高世が何が言いたいのか、訳が分からなくなる可能性大」です。
と書きましたが早速「そうなりました」。
さて俺は「救う会の太鼓持ち・幇間」「人間のくず」「偽善者」高世を「人間としてかけらも評価してない」し「反吐が出るほど大嫌い」なので基本的に高世には「悪口しかしません」。今回も悪口です。これから後は「高世の親族、知人友人」などは読まない方がよろしい。
いま母の思い出話をビデオに収録している。
自分の「なりわい」の一つとして、「自分史ビデオ」の制作(発注者の人生を30分ほどの映像作品にするプロジェクト)を手掛けているが、自分の母親の記録もやってみようと思い立ったのだ。
つまりは「母の自分史ビデオ」は仕事では全く無いわけです。
なお「なりわい」云々と高世はかっこつけてますけど、単に「収入を得るための仕事」のことです(失笑:高世の「なりわい」云々については拙記事高世仁に突っ込む(2021年2/22日分)(副題:高世の虚勢と強がりに心底呆れる) - bogus-simotukareのブログ参照)
仕事だという「自分史ビデオの制作」は「結婚式や葬儀などのイベントの場」で最近は良くある「新郎、新婦のこれまでをビデオで振り返ります」「故人の人生をビデオで偲びたい」云々などと言う奴でしょう。
全然、ジャーナリズムではない。「結婚業者や葬儀業者とかイベント業者がやってる奴やん、自称ジャーナリストが会社潰したらそういう方向に行ったのかよ(苦笑)」ですね。まさか高世とて「最初からそういう方向に行きたかった」わけでもないでしょうに。
「会社潰さないためには、ジンネットがそういう方向に行けば良かったのと違うの?。ああ、でも行こうとしたけど失敗して、今は『イベント業者の雇われ』としてそう言う仕事をしてるわけですね?。やっぱ高世さんて経営能力は無かったわけですね」ですね。
なお、「無駄にプライドが高いらしい*1」高世も恐らく「恥ずかしくて」この件について詳しいことを語りたがらない。
◆いやー、この間、『本当に良い結婚式(あるいは葬儀など)でした。ビデオが大変良かった』と言われて、仕事冥利に尽きた
◆もう、俺もジャーナリストとしてはジンネットを潰して完全に終わったしさ(自嘲)。『電波ニュースから独立して失敗だった』『自分一人ならともかく会社なんか作って他人の人生まで不幸にしてしまった』と今は後悔してる(苦笑)。とにかく、今後はそういう方向で生きていくよ。それで『本当に良い結婚式(あるいは葬儀など)でした』と言われるなら充分だよ。
と言えるほど高世も開き直れないのでしょう。
まあ、最近は「自分史」て流行ってるみたいですね。「自分史」でググると
【刊行年順】
◆齋藤孝*2『いますぐ書きたくなる 齋藤式 自分史の書き方』(2007年、どりむ社)
◆工藤美代子*3『読ませる自分史の書き方』(2016年、幻冬舎新書)
◆立花隆*4『自分史の書き方』(2020年、講談社学術文庫)
など色々ヒットします。
話が脱線しますが、立花隆で思いついたことですが、しかし昔は「芦田均(昭和電工疑惑)」「田中角栄(金脈疑惑)」「竹下登(リクルート疑惑)」「細川護熙(県知事時代の佐川ヤミ献金疑惑)」「鳩山由紀夫(鳩山氏自身の故人献金疑惑&小沢幹事長(当時)の西松建設疑惑)」と「疑惑で辞めた総理」がいる一方「安倍がモリカケ、桜でも辞めないのか」と思うとげんなりします。まあ、1)直接の辞任理由はコロナ蔓延とは言え、モリカケ、桜が全く関係ないわけではない、2)「社会党*5と民主党(芦田が総裁)の連立政権(特に社会党左派と保守政治家である芦田の対立)であることによる内部対立(また社会党連立であることからGHQが敵視していた)」「いわゆる狂乱物価(田中)」「消費税問題(竹下)」「国民福祉税騒動での武村官房長官(新党さきがけ代表)との対立(細川)」「社民党の連立離脱を招いた沖縄基地問題(鳩山)」など「カネの疑惑」以外にも辞任理由はあったという点は指摘しておきますが。
「話を元に戻しますが」最近は流行ってるらしい「終活(エンディングノートなど)」も自分史の一種ですよねえ。
まあ、「死後の葬儀、財産処分などについての希望」だけでも「終活」ですが多くの場合は「自分史」も書かれるのでしょう。高世の母親(高世が68歳なので、当然、かなりの高齢)のビデオもそうした「終活」でしょう。
何せ高世曰く
9日は2回目で、女学校を出てから結婚するまでをカメラに向かって語ってもらった
ですからね。女学校というのが「女子校の意味」ではなく、「戦前に存在した女学校」なら「もう90歳を超えてる」んじゃないか。
池江璃花子も、私に言われても困ります・・と逃げるのではなく、一人の20歳の大人として、また五輪代表選手として、(ボーガス注:五輪開催に否定的な意見を述べた大坂なおみや錦織圭のように)自分の意見をはっきり言う方がかっこいい。
コロナの死者数が東日本大震災の犠牲者数に近づいている状況のもと、何も発言しない方がむしろ不自然ではないか。
もし開催するなら、最低限こういう対策を求めますなどと政府やIOCに働きかける方が、代表選手としての責任を果たすことになると思うのだが、どうだろうか。
ここだけ取り上げれば正論です。
しかし
高世も都合が悪いからと逃げるのではなく、68歳の大人として、また「自称ジャーナリスト」として自分の意見をはっきり言う方がかっこいい。
小泉訪朝から18年(いわゆる「拉致敗戦」)。もはや「その年数」が「いわゆる15年戦争(1931年の満州事変から1945年の敗戦まで)」の年数を超えてる悲惨な状況のもと、拉致で散々名前を売ってきた高世が何も発言しない方がむしろ不自然ではないか。
拉致解決のためにこういう対策を求めますなどと政府や外務省に働きかける方が、「自称ジャーナリスト」としての責任を果たすことになると思うのだが、どうだろうか。
ということで池江よりも高世こそがそうした「道義的責任」があるくせに、そしてそうした責任から逃げてるくせによくもふざけたことがいえたもんです。「高世はふざけるな」「恥を知れ」「黙れ、カス野郎」と罵倒しておきます。
しかし「15年戦争」て昔は「やっぱ、長いなあ」と思いましたが、今や拉致敗戦は「18年」ですからね。しかも「ポツダム宣言による降伏」のような「終わる見込みがない」のがつらい。
今朝、朝刊を開いたら、見開き全30段の広告にびっくり。
中央にでかいコロナウイルス。それに薙刀と思しき棒で立ち向かう少女ら。
「このままじゃ、政治に殺される。」
「ワクチンもない。クスリもない。タケヤリで戰えというのか。このままじゃ、政治に殺される。」に続いて
「私たちは騙されている。この一年は、いったい何だったのか。いつまで自粛をすればいいのか。我慢大会は、もう終わりにして欲しい。ごちゃごちゃ言い訳するな。無理を強いるだけで、なにひとつ変わらないではないか。今こそ、怒りの声をあげるべきだ。」とある。
右上には赤で「緊急事態」の文字が―。
出版社「宝島社」の企業広告だった。今の政府のコロナ対策を批判している。
ツイッターでは、朝日新聞の三浦英之記者がこの広告をほめたのに対して、映画評論家の町山智浩氏が、信用ならねえ、と一喝。町山智浩
さんざん在日韓国・朝鮮人に対するヘイト本を出してきたヘイト出版社、社長の社員に対する鉄拳制裁は当たり前のファシスト出版社が今さらイイ子ぶっても騙されないよ。町山智浩がリツイート
◆ナスカの痴情ェ
宝島社がコロナ対応で政治批判をした新聞広告にジャーナリストと呼ばれる人らも称賛するのを見る。ちょろいなの感想。宝島社は近隣国家や民族への差別扇動本を出し社会の分断を担ってきた会社で、批判広告も今はこれがウケるから程度のもんだろ。なるほどと同感。
ちなみに町山(1962年生まれ、現在は映画評論家、コラムニスト)は
町山智浩 - Wikipedia
◆早稲田大学在学中からアルバイトで出入りしていた編集プロダクション、スタジオ・ハード(早稲田大学漫画研究会の先輩・高橋信之が創設)でケイブンシャの大百科シリーズ(『怪獣ものしり大百科』)ほか多くのアニメ書籍を執筆。そこで紹介されたJICC出版局(現宝島社)において学生バイトでありながら編集デスクを任された別冊宝島「ゴジラ宣言」が早々に増刷、その評価により、1985年、JICC出版局(現宝島社)に入社。
◆1989年に『別冊宝島』に異動。1989年12月、浅羽通明らを起用した『おたくの本』を企画編集。同書がベストセラーになったことや、同年の7月に宮崎勤事件が起きていたことなどで「おたく」という言葉が一般に認知される。
◆1995年 宝島社の子会社・洋泉社に出向。『トンデモ本の世界』をベストセラーにして、と学会を売り出した。また『映画秘宝』シリーズを創刊した。
◆1996年、『映画秘宝・底抜け超大作』に載った中原昌也の原稿の事実関係の間違いを、老舗の映画雑誌『キネマ旬報』の副編集長が「こんな映画いじめの本はダメだ」と批判した。これに激昂した町山はキネ旬編集部に乗り込み、シェービングクリームで作ったパイを副編集長にぶつけるという暴挙に出た。キネマ旬報は弁護士を通じて洋泉社に抗議文を送り、町山はキネマ旬報に謝罪するとともに依願退職し、アメリカの大学院で勉強し直したいという妻とともに渡米した。
◆その後、日本人のあまり知らないアメリカ映画の動向やアメリカの人気テレビ番組、B級文化、政治状況などを、『映画秘宝』『TVブロス』『サイゾー』『週刊現代』『週刊文春』など、日本の新聞・雑誌・ラジオ・テレビなどで紹介している。TBSラジオの人気番組『たまむすび』で現在、レギュラーコラムニストを務めており、仕事でたまに日本へ渡航している。
ということで「宝島社元社員」で高世の紹介したツイートの前後には
◆町山智浩
宝島社で十年働いた社員として言ってるんですよ。実際に社内で勤務時間中に、衆人環視の下で、会社の経営と社員の待遇について意見したら、社長から鉄拳で頭部を殴打されてるんですよ。
ただ、今でもよかったと思っているのは、その時、おれがすぐに殴り返すために椅子を振り上げたことだ。その場にいた今は亡き(ボーガス注:上司の?)宮永さんに羽交い締めにされて止められたけど、もし殴られてそのまま心を折られていたら、今のおれは無かった。
なんてツイートがあるので余程宝島社に恨みがあるのでしょう。1997年の依願退職も「パイ投げが理由」というよりはおそらく「パワハラ常習など会社の異常な体質にほとほと愛想が尽きて何かの機会に辞めたかった(高世や福島香織がそう思ったように辞めてもやっていけると思っていた*6)」のでしょうし、パイ投げも「どうせ辞めるんだから怖い物はない。むしろこの際、話題になるようなことをしてやる。ビートたけしのフライデー襲撃ならまだしも『シェービングクリームのパイ投げ』くらいなら、会社退職で片が付くだろ。ほとぼりがさめれば、活動再開できるだろ」という話だったんでしょうねえ。
というか、町山ツイートが事実なら宝島社は「デマ右翼出版社」以前のごろつき出版社です。
社長が社員相手に暴力沙汰(パワハラ)なんてまともな会社じゃない。
そりゃそんなクズが社長ならためらいなく「カネのためにデマ右翼商売」をするでしょう。
まあ、それはともかく。高世が
◆宝島社の広告自体はまともだと思うが、町山批判にも共感する
という趣旨のことを書いてるのには「目が点」ですね。
俺から言わせれば
◆ボーガス
(慰安婦問題は反日デマなど)さんざん在日韓国・朝鮮人に対するヘイトを煽ってきた西岡、島田、荒木等救う会一味が「北朝鮮拉致問題」でイイ子ぶっても騙されないよ。
であり
◆ボーガス
さんざん救う会のヘイト行為を容認してきた高世が今さらイイ子ぶっても騙されないよ。そんなことより高世は拉致敗戦への反省を語れ
ですね(ちなみに俺が『ウヨ連中の中国批判』を評価しないのも町山と同様の理由です)。
明らかに拉致問題は『さんざん在日韓国・朝鮮人に対するヘイトを煽ってきた西岡、島田、荒木等救う会一味』のせいで「彼らに批判的な俺のような人間」が距離を置いたことで風化してしまい、今の拉致敗戦ですが、そうした事態に高世は何一つ慚愧の念が無いのか。いつになったら高世は反省や謝罪をするのか。
さて
「ワクチンもない。クスリもない。タケヤリで戰えというのか。このままじゃ、政治に殺される。」
「私たちは騙されている。この一年は、いったい何だったのか。いつまで自粛をすればいいのか。我慢大会は、もう終わりにして欲しい。ごちゃごちゃ言い訳するな。無理を強いるだけで、なにひとつ変わらないではないか。今こそ、怒りの声をあげるべきだ。」
つうのはまさに「拉致敗戦」に該当することですよねえ。
俺は
「交渉パイプもない。平壌に常駐事務所もない。小泉訪朝から18年経っても何の展望もない。このままじゃ、拉致被害者は政治に殺される。」
「家族会は救う会に騙されている。この18年は、いったい何だったのか。いつまで制裁をすればいいのか。拉致敗戦は、もう終わりにして欲しい。救う会はごちゃごちゃ言い訳するな。制裁を続けるだけで、なにひとつ変わらないではないか。今こそ、家族会は怒りの声をあげるべきだ」
と思いますがそう言う認識は高世には無いのか。
【参考】
自分史 - Wikipedia
「自分史」という言葉に市民権が与えられるようになったのは、歴史家・色川大吉*7の『ある昭和史:自分史の試み』(1975年、中央公論社→後に中公文庫)の出版以後だろうといわれている。
*1:しかしそのプライドの高さは「特定失踪者なんてデマに加担できるか!」という救う会批判の方向にはついに行きませんでした。
*2:明治大学文学部教授。ベストセラーになった『声に出して読みたい日本語』(2001年、草思社)の著者として知られ、マスコミ出演も多い。(齋藤孝 (教育学者) - Wikipedia参照)
*3:夫・加藤康男とともに『関東大震災・朝鮮人虐殺否定論』『張作霖暗殺コミンテルン陰謀論』を垂れ流すデマ右翼として悪名高い。過去に「新しい歴史教科書をつくる会」副会長や国家基本問題研究所評議員を歴任(工藤美代子 - Wikipedia参照)。
*4:月刊文春1974年11月号に発表した『田中角栄研究』(後に『田中角栄研究』(1976年、講談社→1982年、講談社文庫))で、1974年12月の田中首相辞任のきっかけをつくり、一世を風靡した例の方。(立花隆 - Wikipedia参照)
*5:社会党からは芦田内閣には「加藤勘十(労働相)」、「鈴木義男(法務総裁(現在の法相)、後に専修大学長)」、「冨吉榮二(逓信相、後に洞爺丸沈没事故で不幸にも事故死)」、「永江一夫(農林相、後に民社党副書記長)」、「野溝勝(地方財政委員会委員長 (現在の総務相))」、「西尾末広(副総理、後に民社党委員長)」、「水谷長三郎(商工相、後に民社党国会議員団長)」、「森戸辰男(文相、後に広島大学長)」が入閣した(芦田内閣 - Wikipedia参照)。
*6:実際、無能な高世や福島と違い、有能な町山は、退社後、TBSラジオ『たまむすび』の常連コメンテーターとして活躍してますし、著書も『USAカニバケツ:超大国の三面記事的真実』(2011年、ちくま文庫)、『キャプテン・アメリカはなぜ死んだか』(2011年、文春文庫)、『底抜け合衆国:アメリカが最もバカだった4年間』(2012年、ちくま文庫)、『アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない』(2012年、文春文庫)、『トラウマ映画館』(2013年、集英社文庫)、『99%対1%:アメリカ格差ウォーズ』(2014年、講談社文庫)、『教科書に載ってないUSA語録』(2014年、文春文庫)、『トラウマ恋愛映画入門』(2016年、集英社文庫)、『〈映画の見方〉がわかる本:ブレードランナーの未来世紀』(2017年、新潮文庫)、『最も危険なアメリカ映画』(2019年、集英社文庫)など大手(講談社、集英社、新潮、ちくま、文春)から複数出してるわけです。
*7:東京経済大学名誉教授。著書『民権百年』(1984年、NHKブックス)、『自由民権の地下水』(1990年、岩波同時代ライブラリー)、『昭和史と天皇』(1991年、岩波セミナーブックス)、『民衆史』(1991年、講談社学術文庫)、『歴史の方法』(1992年、岩波同時代ライブラリー→2006年、洋泉社MC新書)、『自分史』(1992年、講談社学術文庫)、『日本人の再発見』(1996年、小学館ライブラリー)、『近代日本の戦争』(1998年、岩波ジュニア新書)、『明治精神史(上)(下)』(2008年、岩波現代文庫)など