今日の中国ニュース(2021年5月22日分)(ボーガス注:産経の詐欺的タイトルに呆れる、ほか)

いま中国の若者が「昭和の日本」に激ハマりしている…! その意外なワケ(中島 恵) | 現代ビジネス | 講談社(1/5)

 日本への留学経験があり、日中双方のサブカルチャー事情に詳しい中国人男性、王一凡氏に連絡を取ってみると、彼からはこんな返信が返ってきた。
「中国でも大ヒットしたアニメ『鬼滅の刃』の時代設定は昭和の前の大正時代でしたね。中国で大人気となっている日本のアニメ『ゾンビランドサガ』には昭和生まれのアイドルの話が出てきます。」
 ちなみに、私は王氏への取材で初めて『ゾンビランドサガ』というアニメの名前を知った。ご存じの方が多いかもしれないが、この作品は2018年に放送されたテレビアニメで、不慮の事故などで亡くなった少女たち7人が、ゾンビとして生き返り、プロデューサーに導かれながら、佐賀県を救うご当地アイドルグループとして活躍する、というストーリーだ。
 この中で、「伝説の昭和アイドル」として登場するのが「紺野純子」。1964年生まれで、1980年代にアイドルとなって一世を風靡したが、19歳で死去し、ゾンビになったという設定だ。紺野は昭和生まれであるため、ライブのことを「コンサート」、テレビのことを「ブラウン管」と呼んでしまったりする。
 奇しくも今年5月上旬、昭和から平成に元号が変わったばかりの1991年に大ヒットした日本のドラマ『東京ラブストーリー』(中国語タイトル:東京愛情故事)が中国でリメイクされる、と発表された。

 ノーコメントで紹介だけしておきます。


◆楊のツイート

楊海英
 そもそも北魏漢化政策なんかしていなかった。これは、日本の歴史学者が権威ある雑誌「東洋史研究」に最近公開した論文で立証済み。日本の教科書での記載も間違いと指摘。いわゆる北魏漢化政策は、後世の作った虚言。
【コラム】「異民族の皇帝」を持ち上げる中国の胸中(朝鮮日報日本語版) - Yahoo!ニュース
 中国国営メディアの「新華社通信」韓国語版が少し前、河南省洛陽市で開かれた歴史再現イベントを紹介した。西暦5世紀ごろ北魏を治めた孝文帝と夫人の文昭皇后が、竜門石窟で侍従らに手伝われつつ焼香し、仏を礼拝する場面を再現したものだ。
 この行事を、単に中国の地域文化行事とはみなし難い理由がある。孝文帝という人物についての歴史的評価のためだ。北方遊牧民族鮮卑出身で皇帝の位に就いた彼は、漢化政策を積極的に展開したことで有名だ。北方地域にあった首都を南方の洛陽へ移し、鮮卑族の言葉や服装など固有の習俗を禁止した。文物と制度を全て漢族のものに変えた。これにより、北魏五胡十六国南北朝時代の大国として君臨できたが、彼が属する鮮卑族アイデンティティーを失い、漢族に吸収されていった。漢族文化の優越性と支配の正当性を主張するための素材として、孝文帝はまたとない良い材料というわけだ。
 中国が新疆ウイグル自治区内モンゴルチベットなど独立傾向が強い少数民族地域で押し付けている強圧政策のせいで国際社会から指弾されている昨今、中国当局が望む「少数民族ロールモデル」として孝文帝が1500年ぶりに「召喚」されたのではないだろうか。

 朝鮮日報の記事については特にコメントしません。もちろん「北魏の孝文帝」についても無知なのでノーコメントです。
 ここで「問題にしたいこと」はいつもながら「楊のツイッターが具体性皆無で怪しすぎること」ですね。

 日本の歴史学者が権威ある雑誌「東洋史研究」に最近公開した論文で立証済み。

という「日本の歴史学者」とは一体誰なのか。「最近」とはいつのことなのか。雑誌「東洋史研究」の何号に掲載されたのか。
 論文名は何というのか。などといったことを「何故か」何一つ具体的に書かないのだから信用性に欠けることも甚だしい。
 雑誌名「東洋史研究」以外には何一つ具体的な言葉は皆無なのだから呆れます。学者名も何号かも、論文名も分からないのでは、「余程、この問題に詳しい人間」以外は論文を直接確かめようがない。
 「日本の歴史学者」が楊本人だったりしたら「私が、て書けよ(苦笑)」て話ですが、楊だとそういう詐欺的な行為があっても全くおかしくない。

楊海英
 満洲国時代のモンゴル人が、野球試合を行ったことに関するニュース。日本とモンゴルは共に歴史を作ってきた。

 日本の満州国建国(中国侵略)を美化してるとしか理解できないツイートとはいつもながら常識外れです。
 大体そんなことが「日本とモンゴルは共に歴史を作ってきた」のなら「中国と内モンゴル人」も「共に歴史を作ってきた」し「中国人と内モンゴル人」の関係も「支配と弾圧」オンリーでもないでしょうに。野球試合くらいなら「新中国建国後の内モンゴル人」もやってるでしょうよ。


孔子学院の情報公開促す 「中国のスパイ機関」 文科相、設置大学に - 産経ニュース
 まるで萩生田が孔子学院をスパイ組織扱いしているかのような記事タイトルですが、本文を読めばさすがにそこまで萩生田も無茶苦茶で無いことは分かります。詐欺的なタイトルと言って良い。
 萩生田が言ってることはあくまでも一般論として「情報公開すべきだ」つう話でしかないですからねえ。
 まあ、

自民党有村治子*1に対する答弁。

ということで、「中国のスパイ機関」とは有村の発言であって萩生田の発言ではない。萩生田は「そう言う批判があることは承知している」としか言っておらず、有村批判もしない一方で彼女のスパイ機関呼ばわりにはさすがに賛同していない。
 萩生田も、「同じ政党の有村」をむげに扱うわけにも行かなかったんでしょうが、孔子学院に無茶苦茶なことをすると本当に日中関係がやばくなるし、答弁もどうとでも解釈可能な「あくまでも一般論でしか無かった」ようだし、そう言う馬鹿なことはさすがに菅首相、萩生田文科相もしないでしょう。
 しかしなんでウヨ連中もここまで孔子学院を敵視するのやら。

*1:第二次安倍内閣消費者問題等担当相、第三次安倍内閣行革等担当相など歴任