「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年6/3日:島田洋一の巻)

島田のツイート

島田洋一リツイート
 酔っ払いと論争する気が起きないように、余りにおかしな事ばかり脈絡なく並べられると反論する気になれない*1。これは鳩山氏の手なのだろうか。この人がよく中学を卒業できたと思う。
◆鳩山友紀夫(由紀夫)
 韓国の大統領選の候補が竹島の日本領の表記を変えない限り韓国の五輪ボイコットもあり得ると発言したそうだ。可愛げのない発言だが、アメリカの地図では竹島は韓国領(独島)となっていることをご存知ですか。保守派のみなさんは親米なので抗議できないのですか。(孫崎さん*2とのUIチャンネルより)

 鳩山氏の主張については「米国の地図にそんな表記はない!*3」「仮にそんな表記があっても日本政府の主張に問題ない」「それが事実ならもちろん米国に抗議する!」など「是非はともかく」いくらでも反論自体は可能でしょうに「鳩山なんか相手にしない」で逃げる辺りが島田は無様です。鳩山氏がからかうように「保守派のみなさんは親米なので抗議できない」のか?。
 つうか「相手にしない」というなら最初からリツイートするなという話ですが。
 そして、むしろ島田の方が「良く京都大学を入学、卒業できたと思う」。

島田洋一
 尾身氏を始め感染症原理主義者らは生涯で初めて当たったスポットライトにしがみつこうとするだろう。もう彼らの主張を聞いてはならない。

 「島田は感染して死ねば良いのに」と心の底から思います。島田は「ワクチン&自らの健康についての過大評価」が酷すぎでしょう。つうか「生涯で初めて当たったスポットライトにしがみ」ついてるのは、むしろ手前等「救う会だろ」としか。まあ、拉致敗戦(拉致の風化)でそのスポットライトも一時的な物に終わりましたが。

島田洋一
 状況が見えず*4、明治半ばになっても「ところで攘夷はどうなったんでしょうか*5」と聞く人があったという。いまだに、外国人*6が来る五輪はやめろと攘夷*7を唱えている野党議員を見ると、その例を思い出す。

 おいおいですね。新型コロナ初期に「感染予防のために中国人の入国を制限すべきだ!」と「攘夷(?)」を叫んでいたのは島田等ウヨですが、「その過去はなかったことになった」のか?
 あるいは産経の「対馬が危ない(韓国が狙ってる)」「佐渡(北海道)が危ない(中国が狙ってる)」は島田等にとって「くだらない攘夷」ではないのか?。
 何せ「ホニャララが危ない」は明らかな排外主義デマ(反中・嫌韓デマ)ですからね。しかし「以前も書きました」が「救う会副会長」の肩書きを持つ男・島田が拉致についてまるでツイートしないのだから心底呆れます。まあ、拉致についてツイートしていても荒木のような寝言でも困りますが。
 なお、島田らウヨ的に「ハルノートなど飲めるか!」で米国相手に戦争した当時の日本は「愚かな攘夷」なのか、そうではなく「米国が悪い、日本は悪くない」なのか。

島田洋一
 台湾をたまたま国と呼んだことを中国語で必死に謝罪する俳優John Cena。まるで人質の強制告白ビデオのよう、と揶揄されている。競ってトランプを罵倒する一方、中共には迎合する「左海岸」ハリウッドの体質を戯画的に表す。みじめだ。

 今の「微妙な米中関係」でそんなことを言えば「政治的な思惑(反中国、台湾ロビー的な思想、「一つの中国」否定の考え)があるのか?」と疑われても仕方が無いでしょうし、「単なる言い間違い(?)にすぎない」のなら、そして「中国進出も考えてる」のなら「サーセン、単なる言い間違いでした」「政治的な思惑など有りません」という謝罪発言になるでしょう。その程度の話(もちろん中国の政治的見解を全面支持しているわけではない)の何が問題なのか。
 もちろんそうした中国ビジネス重視は「左」と言う話ではないし、トランプ批判も「左」ではない。共和党内部からもトランプ批判が出ているのに何を馬鹿なことを言っているのか。

島田洋一
 自由主義世界の科学者、情報機関は、新型コロナは、武漢ウイルス研究所で人工的に作られたものが漏れ出たという結論に向かいつつある

 「デマも大概にしろ」ですね。
 新型コロナが「おそらく自然界の産物であること(人工ではないこと)」にほとんど争いはありません。人工物と疑う根拠はどこにもない(そもそも「ペスト菌」など、731部隊の細菌兵器が「人工細菌」でないことからわかるように「細菌兵器=人工細菌」でもない)。
 「研究所から流出」説が主張しているのは「研究用のウイルス(もちろん人工ではない)がずさんな管理で流出した」と言う話であって、島田のいうような話ではない(そもそも人工物かどうかはコロナウイルスを調べて「人工的な加工の痕跡があるかどうか」を確かめれば分かる話であり、研究所を調べる必要はありません。その結果「そんな痕跡はない」が通説です。もちろん「流出の有無」を知るには研究所の調査が必要ですが)。
 しかも「流出説」は現時点では「一つの可能性」にすぎず、争いのない話などでは全く無い。
 現在においても一番有力な説はやはり「流出否定説(野生のコウモリ食などを原因とみる)」でしょう。

*1:むしろそれは「特定失踪者・山本美保さんDNA鑑定捏造疑惑」「小泉訪朝以降にも北朝鮮拉致は存在する」などというデマや寝言を放言して恥じない荒木和博に該当します。

*2:駐カナダ公使、外務省国際情報局長、駐イラン大使など歴任。著書『日本外交 現場からの証言』(1993年、中公新書)、『日米同盟の正体』(2009年、講談社現代新書)、『日本人のための戦略的思考入門』(2010年、祥伝社新書)、『日本の国境問題:尖閣竹島北方領土』(2011年、ちくま新書)、『不愉快な現実:中国の大国化、米国の戦略転換』(2012年、講談社現代新書)、『これから世界はどうなるか:米国衰退と日本』(2013年、ちくま新書)、『日本の「情報と外交」』(2013年、PHP新書)、『カナダの教訓:超大国に屈しない外交』(2013年、PHP文庫)、『日米開戦の正体』(2019年、祥伝社文庫)、『アメリカに潰された政治家たち』(2021年、河出文庫)など(孫崎享 - Wikipedia参照)

*3:実際どうなのかは俺は知りません。

*4:状況が見えないのは「慰安婦=性犯罪」が国際社会の共通認識なのに居直ろうとする島田等日本ウヨの方でしょう(まあ島田等ウヨの時代錯誤は慰安婦問題に限りませんが)。

*5:おそらく大老井伊直弼ら幕府開国派を国賊として暗殺や襲撃していたくせに、倒幕し、政権を獲得するや「攘夷」を反故にした薩長への皮肉、嫌みであってさすがに本気で「攘夷を要求」ではないでしょう。当然「状況が見えない」わけではない。首相になった安倍に「実現しなかったorできなかった公約」について「首相靖国参拝(あるいは尖閣への自衛隊常駐、河野談話撤回、拉致被害者帰国、日露平和条約締結、希望出生率1.8実現など)はどうなったんでしょうか?」と嫌みを言うようなもんです。

*6:正確には「外国人選手、コーチ、報道陣」ですね。感染予防のために外国人観客を入れないことは既に決まっています。

*7:むしろ「感染リスクを無視して開催強行」を主張する方が余程「幕末の攘夷論者」に精神構造は近いでしょう。