珍右翼・黒坂真に突っ込む(2021年6月4日分)

◆黒坂のツイート

黒坂真リツイート
 憎しみを超えて、さん。スポーツには心を鍛える力はない事がよくわかった、という呟きですが、スポーツ選手の中で憎い方がいますか。激しいトレーニングをやり抜くには、相当な精神力が必要ですよ。
拉致問題 憎しみを超えて
 (ボーガス注:未だに「コロナ禍での五輪開催を主張する山下JOC会長(元柔道選手)、橋本五輪組織委員会会長(元スピードスケート選手)を見て)スポーツには体はともかく心を鍛える力はないことが、最近よく分かりました。

 未だに「コロナ禍での五輪開催を主張する山下JOC会長(元柔道選手)、橋本五輪組織委員会会長(元スピードスケート選手)などスポーツ選手たち(山下のようなOBを含む)」への皮肉が黒坂には「山下らへの憎悪」に見えるようです(呆:ただしスポーツ選手の名誉のために断っておけば、山口香(元柔道選手)や有森裕子(元マラソン選手)は開催論に批判的です)。
 まあ、別に「山下らの五輪開催論」を上げなくても、例えば

里谷多英の引退にちょっと感じたこと - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
それはちょっと違うんじゃないのと思う。また、JOCも全柔連も、内柴を注意しなかったろ - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
あるスポーツ選手による性犯罪事件の判決について - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)(元ソフトバンクの堂上(どううえ)隼人)
女子柔道指導者関係が連続して踏んだりけったり、そして体罰のこと - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
小久保裕紀って前科者じゃなかったっけ(再度のアップロード) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
いまの時代にちょっと信じがたい不祥事だと思う - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)(巨人の福田聡志
清原和博は、蟹工船にでも乗りこめば更生できるかもしれない - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
人間落ちぶれれば落ちぶれるものだ - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)(テニスのボリス・ベッカー
人間落ちればここまで落ちる(元プロ野球選手の少女買春および対価不払い)(3月15日更新) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)(元オリックスの奥浪鏡)
犯罪傾向がかなり進んでいるようで、けっこうほんとにやばい気がする(元オリックス バッファローズ所属の野球選手奥浪鏡の犯罪) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
プロ野球界を去った後、素行不良がひどくならないか心配だ - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)(西武の佐藤龍世と相内誠)
おそらく球団から見捨てられたのだと思う(埼玉西武ライオンズの相内誠) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
どんだけ無法地帯・治外法権なんだか(大学の野球部) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
この期に及んで、またまた不祥事を起こすかという気はする(特に清田育宏はなんらかの依存症ではないか) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)(朝乃山とロッテの清田育宏
さすがにこれは「おいおい」だ(プロ野球2軍投手コーチの失踪と、競輪の大物選手の性犯罪事件) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

などで「スポーツ」と「精神の健全性」に関係はないことは明白ですが。
 山下についてはJOC会長の山下泰裕という人物も、実にチキンな野郎だと思う - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)を紹介しておきます。
 つうか、その理屈なら黒坂の「日本共産党や中国、北朝鮮などへの非難」も憎悪が動機なのか。「憎悪」云々という誹謗が黒坂にとって「完全にブーメラン」になっていることにはいつもながら呆れます。
 そして「こんな状況でも五輪開催論って山下や橋本はバカだな」という指摘に「山下、橋本氏はバカじゃない!」「開催しても問題ない」といえないのが滑稽です。正直「憎悪」云々なんてアホなこと言うくらいならまだ「山下、橋本氏はバカじゃない!」「開催しても問題ない」の方が「まだマシ」でしょう。

【参考】
「有森裕子さんが会長だったら、東京五輪はどうする?」|読むらじる。|NHKラジオ らじる★らじる2021.2.26
有森裕子さん、岡山県聖火ランナー辞退 コロナ感染拡大で - 聖火リレー - 東京オリンピック2020 : 日刊スポーツ2021.5.17
「五輪に意義ない」 JOC理事・山口香氏、可否判断憂慮 | 毎日新聞2021.5.19
山口香理事「IOCも日本政府も大会組織委員会も声を聞く気がない」 - 東京オリンピック2020 : 日刊スポーツ2021.5.20
有森裕子さんに続く「レジェンド」の反乱 柔道の山口香さん「東京五輪に意義ない」: J-CAST トレンド【全文表示】2021.5.20
【単独インタビュー】橋本聖子会長が断言「五輪中止、再延期はない」<1> - 東京オリンピック2020 : 日刊スポーツ2021.6.2
JOC山下泰裕会長が断言「安心安全に開催できる」「再延期は不可能」東京五輪まで50日(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース2021.6.3

黒坂真
 左翼はナチスユダヤ人にした事を日本人が朝鮮人にやったと宣伝

 「何のことだ?」ですね。もしかして「関東大震災での朝鮮人虐殺」否定のことか?。もし、そうならば「あの虐殺はホロコーストとは大分性格が違います(ホロコーストユダヤ人絶滅が目的だが朝鮮人虐殺はそうではない)」が勿論デマでしかありません。
 勿論「関東大震災での朝鮮人虐殺」否定は「左右」の問題でも無い。右派でもまともな人間ならそんなデマは言いません。正直、大阪経済大学もこの男をいい加減懲戒処分したらどうなのか。

畑中 DHCの商品は買いません@赤木俊夫さんを忘れない
 チェコミラン*1北朝鮮大使が来日した際、「北朝鮮への経済制裁は効果をあげているか」という質問に、「全く効果はない。4年間の駐在中、今が一番経済環境が良い」と答えた。
ミラン・フプツェイ駐在朝鮮民主主義人民共和国チェコ大使と拉致問題対策本部・合同部会が意見交換 - 立憲民主党

 こうした指摘に対して、「ミラン氏の認識は間違ってる」というならともかく、ろくな反論もせずに「制裁は今後も続けるべきだ」とリツイートするのだから黒坂には「ボットか」と言いたくなります。

黒坂真
 日本共産党は株式会社をいずれは廃止したい。

 赤旗内部留保還元でコロナ危機打開/労働総研が春闘提言

https://twitter.com/shiikazuo/status/1237314709038088192
志位和夫
 2020年3月10日
 連合の神津里季生会長は、「大企業では、将来の危機を理由に、内部留保を積み上げてきた。今回の新型コロナ拡大という危機にその内部留保を活用すべきだ」と。その通りだ。

などといった、いわゆる内部留保活用論(内部留保を企業はもっと社員に給与などの形で還元すべきだ)を主張しただけで「株式会社制度廃止」云々と「共産党が言ってもいないこと」を言ったことにするのだから黒坂のアホさにはいつもながら心底呆れます(ひとまず内部留保活用論の是非についてはここでは論じません)。まともな人間なら黒坂を相手にする気など「これだけでなくします」し「実際、黒坂に対するツイッターブロックも多数ある」ようですが、そういう常識は黒坂には無いようです。

黒坂真リツイート
 中野顕さん。共通する言語、文化、習慣を持つ集団が一つの地域に長年、複数居住していたらどうしますか。ある民族がこれまでと別の国家をその地域に作ろうとしたとき、他の民族がそれを拒否したら内戦に発展しうる。日本共産党民族自決権論は多民族国家をどうするか、という問題を考えない。

 アイヌ文化保護の重要性を中野氏が指摘したらこれです。呆れて二の句が継げませんね。自民政府ですら黒坂ほどのアイヌ差別ではない(そもそも英国スコットランドやスペインのバスク、カナダのケベック州などならまだしも北海道においてアイヌ独立などあり得ませんが)。少数民族文化の保護をしたら「内戦になる」のか。そもそもこの理屈なら黒坂が「同化政策」「民族文化抹殺」と非難する中国の「ウイグルチベット統治」も「チベットウイグルで内戦になったら欧米が責任取れるのか」で中国が居直れるのですがねえ(まあ中国の主張「チベットウイグルでは過激派のテロ取り締まりをやってるだけ」はそうした居直りに近いですが)。実際、チベットでは一時期「CIAの支援を受けたチベットゲリラ」が内戦をしていたわけです(米中国交正常化でCIAの支援が打ち切られたことでゲリラ行為は中止されますが)。黒坂の理屈なら、チベットゲリラの存在を理由に「ダライラマが全否定できる」でしょうにねえ。

【参考:ウイグル問題での中国の『反論』】

外交部が米「2020年ウイグル人権政策法」成立について声明--人民網日本語版--人民日報2020.6.18
 新疆ウイグル自治区に関する問題は完全に人権や民族、宗教の問題ではなく、反暴力テロと反分裂問題だ。新疆はかつて過激主義や暴力テロ、分裂活動の被害を受け、人々の生命と財産の安全が深刻に脅かされていた。
 米国の上記法案は事実を顧みず、是非を転倒し、新疆の反テロや反分裂、過激化防止の措置に汚名を着せ、反テロ問題においてダブルスタンダードをむき出しにしており、米国が中国の主権と安全を損ない、中国の各民族間の関係にひびを入れ、新疆の繁栄と安定を損ない、中国の発展を阻止しようとする悪辣なたくらみをいっそう露呈している。
 中国は米国に対し、新疆の事は完全に中国の内政であり、いかなる外国の干渉も許さないと厳正に告げる。

【参考:CIAのチベットゲリラ支援】

ダライ・ラマ派とCIAの関係
 中国少数民族問題の概説書である王柯*2多民族国家 中国*3』(岩波新書)には以下の記載がある。
出典:王柯『多民族国家 中国』(岩波新書)のP141

 すでに一九五七年から、アメリカCIAは中国政府に不満を抱くチベット族住民に対する軍事訓練をおこない、無線連絡の技術を教えて機材も提供しはじめた。一九五八年からはアメリカで訓練を受けたチベット族の人、および武器と生活物資などを飛行機でチベット現地へ運び、空中投下した。しかしニクソン大統領が一九七二年に中国を訪問し、アメリカがチベットに対して実施してきた経済支援と武器の空中投下、無線連絡機材の提供などを全面停止した。それから、アメリカ政府はまるでチベット問題を忘れたかのように口にしなくなったのである。

[温故知新] ダライ・ラマとCIA - 大阪日日新聞
 ダライ・ラマの活動を資金援助してきたのはCIAだったということは以前から「陰謀説」のように取り上げられてきたが、最近になって一般紙だけでなく米国の政府機関までもがそれを事実であると認めている。
 単なる宗教指導者ではなくチベット政府の首長であったダライ・ラマは、1959年、インドに亡命政府を設立してから少なくとも1970年代まで、CIAから毎年18万ドル(約2千万円)を受け取っていた。ノーベル平和賞を受賞した1989年に、非暴力的な手段での中国政府からの解放と世界に印象づけたが、その活動資金はCIAが中国に対するゲリラ作戦の対価としてダライ・ラマに与えたものだったのである。
 CIAは米国にとって利益となることをさせる、または不利益となる人や組織を抑圧したり、時には破壊するためにダライ・ラマを雇っていた。さらに中国共産政権の影響力や軍事力に対抗するために、CIAは中国に対するチベット人抵抗組織にも軍事的支援を行った。これらはすべて、ソ連と中国の共産主義政権を弱体化させるために行われたことだった。
 観音菩薩の化身の生まれ変わりの精神指導者ダライ・ラマとCIAの関係を信じたくない人は多いかもしれない。しかしその実像は中国を弱体化させるために米国に利用された宗教指導者であったといえる。

【参考終わり】

黒坂真リツイート
 中野顕さん。日本語を母語にしたのは親の選択ですから。何世代か前の親が子供にアイヌの言葉を母語として教えなかった。
◆中野顕
 アイヌ語母語として話す人は極めて少なくなっています。しかし自然消滅にまかせるのではなく、それを守り、維持することが、民主主義の発展にとって大切だという認識が、今日の世界の到達点です。
アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化事業 | 文化庁

 「明治以来の日本政府の同化政策」を無視してよくもふざけたことがいえたもんです。「自由意志で、アイヌ語ではなく日本語を選択したのだ」と強弁する気らしい。
 この男が一方では中国の少数民族統治(チベットウイグルなど)を「民族文化抹殺」、「同化政策」と非難してるのだから、そのデタラメさには絶句しますね。
 そして中野氏がアイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化事業 | 文化庁という文化庁の事業を紹介していることで分かるように自民党政権ですら、黒坂のような「アイヌ差別」ではありません。

*1:2014~2019年まで駐北朝鮮大使。2019年から駐マレーシア大使(ミラン・フプツェイ - Wikipedia参照)

*2:神戸大学教授。著書『東トルキスタン共和国研究:中国のイスラムと民族問題』(1995年、東京大学出版会)、『20世紀中国の国家建設と「民族」』(2006年、東京大学出版会)、『近代日中関係の旋回』(2015年、藤原書店)など

*3:2005年刊行