初代松本白鸚と「今の中村吉右衛門」て親子だからやはり似てるんだなと思った

 今年は蚊帳を買おうかと思う(鬼平犯科帳の最初のテレビドラマを見ていてそう思った) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)に張られている、初代松本白鸚演じる『鬼平火付盗賊改方長谷川平蔵)』の画像を見てそう思いました。
 吉右衛門もフジテレビの時代劇で『鬼平』を演じたことがありますので、一瞬「あれ、吉右衛門?」と思いましたが、白鸚に触れた記事なのだから白鸚でしょう。親子でも似てない人はいますが、初代松本白鸚と「今の中村吉右衛門」は似ているように思います。
 ちなみに、今年は蚊帳を買おうかと思う(鬼平犯科帳の最初のテレビドラマを見ていてそう思った) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)によれば

 この第3話を演出したのは、このドラマのレギュラーでもあった平田昭彦*1の兄である小野田嘉幹*2です

だそうですが小野田は「フジテレビ、吉右衛門版」の鬼平でも監督をしています
(例えば鬼平犯科帳 (中村吉右衛門) - Wikipedia参照)。
 なお、
鬼平犯科帳 - Wikipedia幸四郎「鬼平」、トヨエツ「梅安」 新作映画化、23年から公開:朝日新聞デジタル鬼平犯科帳:松本幸四郎が5代目長谷川平蔵に 「仕掛人・藤枝梅安」は豊川悦司が主人公・梅安 - MANTANWEB(まんたんウェブ)鬼平、梅安 銀幕で再び 池波正太郎の名作を映画化 生誕100年の2023年以降に順次公開:東京新聞 TOKYO Web「鬼平犯科帳」映画化決定 5代目は松本幸四郎 - シネマ : 日刊スポーツなどによれば2024年公開予定で「映画版・鬼平」が作成されるそうです。
 時代劇専門チャンネルを放送する『日本映画放送(鬼平を以前、放送していたフジテレビが筆頭株主)』の企画で、監督は『現在、日本映画放送社長』でフジテレビ時代は『北の国から』シリーズのディレクターとして活躍した杉田成道
 そして、映画の鬼平は『初代白鸚の孫』『現在の白鸚(二代目白鸚:初代白鸚の息子で、現在の吉右衛門の兄)の息子』である現在の松本幸四郎だそうです。
 ということで、鬼平は「祖父、子、孫」と三代にわたって演じられるという面白いことになったわけです。

*1:1927~1984年。本名・小野田昭彦。1969年に放送された鬼平犯科帳テレビドラマ第一シリーズ(八代目松本幸四郎主演)で長谷川平蔵鬼平)の部下である火付盗賊改与力・天野甚蔵を、1975年に放送された第三シリーズ(丹波哲郎主演)、1980年から放送された第四シリーズ(萬屋錦之介主演)で鬼平の理解者である若年寄・京極備前守高久を演じた。鬼平の原作者・池波正太郎は、自身のエッセイ「池波正太郎の銀座日記」(新潮文庫)に次のように書いている。 「(第四シリーズで)主役の平蔵が替っても、この人の備前守は私が変えさせなかった。この人の身についた気品が、当時の大名にふさわしかったからだ。この次の鬼平は誰が演るか未定だが、平田さんの京極備前守はうごかぬはずだったのである」(平田昭彦 - Wikipedia参照)。

*2:1947年(昭和22年)に新東宝助監督部に入社。助監督を経て新東宝で監督。1960年(昭和35年)には当時、新東宝所属だった女優・三ツ矢歌子と結婚。1961年(昭和36年)の新東宝解散後はフリーの監督として活動(小野田嘉幹 - Wikipedia参照)