珍右翼・高世仁に突っ込む(2021年6/16日分)

あなたは日本のために戦えますか? - 高世仁の「諸悪莫作」日記

 子どもは分からないことは遠慮なく「分かんなーい!」と言う。そこはつらいが、勉強になる。これからも話をする機会を見つけて挑戦しよう。

 ばかばかしい。高世もこんなくだらないことはやめたらどうなのか。

 「自国のために戦うか」という質問の国際アンケート調査で、「はい」と答えた人が96.4%ともっとも多いのはベトナムで、わが日本は「はい」の答えが世界最低、しかもダントツの最下位だ。

 この調査の信用性を疑えば疑えるかもしれませんが、1)疑う根拠がない、2)疑うと以下の話が出来なくなると言うことで一応「日本最下位は信用できる調査結果」という前提で話をします。
「沖縄での集団自決強要」「いわゆる戦争マラリア問題」「外道の戦術・神風特攻や人間魚雷回天」「兵站無視によるインパール作戦などでの餓死者」「敗戦後の戦争孤児(映画『火垂るの墓』の主人公のように餓死する孤児も少なくなかった)」など、日中戦争、太平洋戦争での「日本国政府の酷さ」を知っていれば、普通に考えて「国のために戦える」と答える日本人は少ないでしょう。
 しかもそうした無謀な戦争の「当事者」である昭和天皇は「近衛文麿元首相のような自殺」どころか、退位すらしませんでしたし。
 「国のために戦え」という国(戦前日本)の命令に従ったら「死んだり(米軍の空襲などで殺されたり)」「大けがさせられたり」したあげく、後で「ハルノートを受諾すればそもそも開戦せずに済んだ」「開戦前からまともな人間は米国相手には敗戦必至と予想していた」ということが「判明した」、また戦争の結果「日本が持ってる植民地(台湾、朝鮮など)は全てぱあになり、一時は日本が米国の支配下にあった」なんて経験を経てどこの世界に無邪気に「国のために戦える」といえる馬鹿がいるのか。
 これが、そうした酷さがまだ表面化してなかった「日清、日露戦争(日清では賠償金と台湾植民地化、日露では南樺太などリターンもあった)」の頃などなら、まだしも。
 しかも「現在、日本侵略する国があるとはとても思えない」のだからある意味、当たり前の回答でしょう。「巣くう会と野合して恥じない珍右翼」高世だと「あり得る日本侵略」として「中国の尖閣(あるいは沖縄)侵略」「ロシアの北海道侵略」と言い出すのかもしれませんが、まあそんなことは現実的にあり得ませんね。実際問題、日本侵略の危機があると「日本人の多く」が思えば「戦う」という回答はもっと多くなるでしょうし「戦わない」「その時にならないと分からない」「無回答」のほとんどは「日本侵略の危機が今ある」とは思ってないでしょう。「戦わない」「その時にならないと分からない」「無回答」と回答するであろう俺も思っていませんが。
 なお、ここでの「国のための戦い」とは

◆政治闘争(明治時代の自由民権運動、『モリカケ、桜など、日本国を私物化する自民党政権打倒』など)
◆外交交渉(佐藤栄作沖縄返還、小泉訪朝による拉致被害者帰国など)
◆外国との経済競争(海外自動車市場でのトヨタなど)
◆スポーツや芸術、学問分野での日本人の活躍(湯川秀樹ノーベル物理学賞受賞、羽生結弦ソチ五輪金メダルなど)

といった「広い意味での戦い」ではなく「日清、日露戦争」「日中、太平洋戦争」のような「戦争」限定です。
 しかし「ベトナムが一番多い」つうのは意外ですね。もはやベトナム戦争(1975年に終結)も「過去の歴史」だと思うんですが。これは「ベトナム戦争の影響が今も続いてる(ベトナム戦争を利用した愛国教育の影響など)」ということなのか、はたまたベトナム戦争とは別の話なのか(今、ベトナムが侵略を受ける危機にあるとはとても思えませんが。南沙諸島問題での中国との対立はそれほどの話ではないでしょう)。
 いずれにせよ、こういうのは「個人の価値観」より、その国の置かれた状況が大きいでしょう。
 たとえば

終戦直後の日独伊

なんかで聞けば敗戦ショックから「戦えない」回答がかなり多いでしょう。
 一方

◆第二次大戦中の日独伊
◆第二次大戦中及び「勝利直後」の「勝利の歓喜にわく」連合国(米英仏中ソなど)
ソ連フィンランド戦争当時のフィンランド
ベトナム戦争中のベトナム
◆イラン・イラク戦争中のイランやイラク
◆今もアラブ諸国と激しく対立するイスラエル
イスラエルの攻撃を受けるパレスチナ自治政府
◆ロシアにクリミアを併合されたウクライナ

などで聞けば「戦う」回答が多いでしょう。
 つまりは「戦争の危機に直面している」わけでもないのに「戦う」回答なんか普通多くないでしょう。「戦う回答」が少ないことは俺的には「良いこと」ですね。だって「戦争の危機がない」わけですから。
 また

質問文は「もう二度と戦争はあって欲しくないというのがわれわれすべての願いですが、もし仮にそういう事態になったら、あなたは進んでわが国のために戦いますか」と慎重なニュアンスだ。

と言う質問文だというのも「日本人最下位」の一因ではないか。
 こういう聞き方をされると日本人というのは「俺もそういう傾向だと思います」が「良く言えば穏健、悪く言えば優柔不断」で「その場の空気を読もうとする人間」が多いので

◆「そう言う事態が仮にあったら」て言われても「仮定の質問には答えられない」。つうか、そう言う事態はないと思う。「ある」つうならどういう事態か教えて。
◆「そう言う事態」が「日本から戦争を始める太平洋戦争パターン」か「日本が侵略されるパターン」かどっちかによって話が変わるから答えられない。後者なら戦うが、前者なら戦えない。だからどっちとも言えない。分からないか、無回答しか答えようがない。あんたの質問が良くない
◆「もう二度と戦争はあって欲しくない」つうならそもそも「戦うべきじゃない」んじゃないの?。前半の前振りと後半の質問が矛盾してる
◆つうか、その「もう二度と戦争はあって欲しくない」云々つう前振り、何なの?。戦うって答えたら嫌なの、良くないの?
◆「戦う」て答えて「タカ派」「極右」と思われるのも嫌だけど、「戦わない」て答えて「腰抜け」扱いされるのも嫌だし。分からないか、無回答しか答えようがない。

で「最下位」なのではないか(一方外国人はそういう点で優柔不断ではない)。
 これが単に

戦争が起こったらあなたは進んでわが国のために戦いますか

つう簡単な質問文だと、あるいは

「外国の侵略(例えば戦前日本の中国侵略)や軍のクーデター(例えばフランコ・クーデターに対するスペイン内戦)があった場合、自国の民主主義や独立を守るためにあなたは戦いますか」

という質問(戦争を正義の戦争のケースに限定)だと「戦う」回答が若干増えるかもしれない。「戦わない」「その時にならないと分からない」「無回答」にはもちろん「自分は命が惜しいので積極的に戦うか分からない」という回答もあるでしょうが、それオンリーではない。
 「質問文の『戦争』において自国が正義の立場か分からない(『侵略への反撃』などのような限定はされてない)ので答えようがない。不正義の戦争には加担できない」という人もいるでしょう。
 ちなみに高世の紹介するグラフを見れば分かりますが「戦う回答は日本最下位」ですが、実は「戦わない回答が日本トップ」かというと違います。
 日本は「わからない」「無回答」がかなり多い。
 「戦わない回答」で比べると日本より多い国・地域はあって、例えば「マカオ」「アンドラ」がそうです。