「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年6/21日:島田洋一の巻)

◆島田のツイート

島田洋一
 パンダは中共の外交武器の一つ。ひたすらパンダ愛一色の日本のメディアは、危うい
「母子で見たい」「涙出る」 双子パンダ、ファンら祝福―東京:時事ドットコム
 上野動物園(東京都台東区)でジャイアントパンダ「シンシン」に双子の赤ちゃんが生まれ、同園を訪れたファンらは23日、「母子で見たい」「涙が出る」と口々に喜びの声を上げた。
黒柳徹子が上野動物園でパンダの双子誕生を祝福「一頭でもうれしいのに」 - 社会 : 日刊スポーツ

 「うん、知ってる」「1972年の田中訪中、日中国交正常化後に送られたカンカンとランランとかな」で終わる話です。昔あった「象のインドからの贈呈」なんかも同じ話です。
 ちなみに

日中戦争から一帯一路まで「パンダ外交」の呪縛|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
 欧米の動物愛護精神にいち早く気付き、パンダを外交の道具に仕立て上げたのが中華民国蒋介石主席・総統夫人だった宋美齢だ。日中戦争中の41年に宋がアメリカにペアを寄贈し、パンダは外交デビューを果たした。

ということで蒋介石時代がいわゆる「パンダ外交」のスタートのようです。

島田洋一
 五輪を中止しろと叫んできた共産党立憲民主党幹部は、ワクチン接種が進み、五輪報道が増えるほどに賛成世論が強まるという簡単な先読みすらできない「動体視力」ゼロの存在である。とても国政など任せられない

 まず第一に、そもそも立民も共産も「世論調査だけを中止論の根拠」にしてるわけではなく「蔓延の危険性」を問題にしている。
 第二に世論調査結果は「蔓延の危険性の適切な評価」とは限らない。一般市民は勿論、感染症の専門家ではない。例えば「当初は世論調査ではGOTOトラベル、イート支持」が多かったため、政府は実施に踏み切りましたが、その結果、コロナが蔓延。世論も「トラベル、イート反対」に意見が大きく変わり、結局、今トラベル、イートは中止です。五輪も「開催強行→コロナ蔓延→批判意見増加」という「トラベル、イートの二番煎じ」にならない保証はどこにもない。
 ワクチン接種が進んだとはいえ、今の接種ペースでは五輪開催までに全ての接種が済むわけでは全くありません。正直、賛成論は「無観客開催」「観客数・制限開催」であっても俺は「考えが甘すぎ」「中止が無難」と考えています。
 第三に賛成論もさすがに「無観客開催」「観客数・制限開催」であり「通常開催」ではありません。
 第四に「女性天皇導入論(世論調査では支持者が多数だが、島田らウヨは『伝統に反する』として反対し、元皇族の皇族復帰を主張)」がわかりやすいですが、島田らウヨは必ずしも「世論調査に従っていない」。
 第五にその島田の物言いなら、例えば「世論の反対意見を読み間違え(甘く考え)」、法案(検察庁法改定案、今回の入管法改定案)を提出したものの、結局廃案に追い込まれた自民は「動体視力ゼロ」ではないのか。まあ、島田のような輩はこの場合は「反対意見が間違ってる」で片付けるから呆れますが。
 以上の意味で島田の物言いは全く馬鹿げています。

島田洋一
 (ボーガス注:体力が男性並なので、女性が勝てるとは思えない、男性から女性に性転換した)トランスジェンダー「女性」のスポーツ女子部門参加が問題となっている。有力な解決策は、女子と男子でなく、女子と無差別部門に分けること。無差別には男子、トランスジェンダー、女子いずれも参加できる。女子部門は生来の女子のみ。無差別部門を設けることを、左翼活動家も差別だとは言えないだろう

 『トランスジェンダー「女性」のスポーツ女子部門参加』について最近話題になった
NZのローレル・ハバードがトランスジェンダー初の五輪代表 重量挙げ女子87キロ超級に出場― スポニチ Sponichi Annex スポーツ2021年6月21日
五輪=トランスジェンダーのNZ重量挙げ選手、東京大会へ 史上初 | ロイター2021年6月21日
トランスジェンダー選手が東京五輪代表に、五輪出場は史上初 「不公平」と物議も - BBCニュース2021年6月21日
ローレル・ハバード選手、トランスジェンダー初の五輪出場へ。けが乗り越え「暗闇から抜け出した」 | ハフポスト2021年6月21日
を紹介しておきます。
 島田が何をどや顔してるのかさっぱり分かりませんが、「そうした解決法」が選手など関係者の多くが賛同する望ましいものであれば「それがいい」でしょう(ただし東京五輪においてはそうした措置ではないようですが)。誰も反対しない。一方で「反対者が多ければ」採用されず、「もっと賛同者の多い案」が採用される。それだけの話です。俺はこの問題については無知なのでこれ以上はコメントしません。
 問題は「多くの人間が納得する、ベターな解決策」であって、まともな人間なら、この問題について「俺の解決策が一番正しいんだ」などと勝ち負けを競ってるわけではない(島田は勝ち負けを競ってると誤解したあげく『俺の勝利』と自慢したいようで呆れますが)。
 まあ、島田案が「結果的にベターな策」だとしても、島田の場合「まともに検討して出てきた」案とは思えない辺りが何ともかんともですが。