黒井文太郎&常岡浩介に突っ込む(2021年6月30日分)

常岡浩介
 警察組織でこういう手合いは全然珍しくない*1
「過去の万引きを旦那にバラすぞ」AVの鉄板企画を模倣し強制わいせつ未遂…元警察官が証言した身勝手すぎる“犯行理由” | 文春オンライン
 万引をした女性が店舗のバックヤードに連れて行かれる。店員や警備員は「家族や警察にばらされたくないなら、分かっているよな」などと言い、密室で嫌がる女性にわいせつな行為に及ぶ。
 多くのアダルト作品で使用される「鉄板の企画モノシチュエーション」(AVメーカー関係者)だ。
 フィクションでしか許されないその状況を、現実にしようとしたトンデモ警察官がいた。埼玉県警の元警察官、池田高秀被告(34)である。
 7月1日にはさいたま地裁で判決公判が行われ、菅原暁裁判官は「犯行は執拗で卑劣だ」として懲役2年、執行猶予4年(求刑懲役2年)の有罪判決を言い渡した。

 「常岡って本当に哀れだな」ですね。「ライター廃業状態の奴」にとっては「俺も長崎放送時代は県警裏金問題の報道で話題になったんだ」という「過去の栄光」しかすがるものがない。「だったら今からでも警察報道に復帰しろよ」と思いますが、その意思も能力もどちらもないのでしょう。こういうツイートで「お茶を濁すこと」しかできない。
 ちなみに以前、広末涼子が出演した松本清張原作のテレビドラマ『地方紙を買う女』は、だいぶ原作とテイストが違うようだ、ほか(注:ネタばらしがあります) - bogus-simotukareのブログで触れましたが松本清張『地方紙を買う女』の設定(犯人が万引き依存症の主婦で、被害者が『万引きをネタに肉体関係や金銭を要求した警備員』)がこの事件に似ていますね。

常岡浩介
 日本において気候変動は原発より遥かに深刻で被害甚大

 原発推進しなければ「気候変動(温暖化)」に対応できないという関係にはないのでデマも甚だしい。それにしても

◆『ロシア 語られない戦争:チェチェンゲリラ従軍記』(2008年、アスキー新書)
◆『イスラム国とは何か』(2015年、旬報社

などという著書しかなく、「原発報道」や「温暖化問題」をライフワークにしてるわけでもない常岡がこんな「原発推進派にこびるツイート」をする理由が全く謎です(というか今の常岡は明らかにライター廃業状態ですが)。まあ、こうしたツイートも「原発反対派」である高世仁が常岡と縁切りした理由ではあるでしょう。

黒井文太郎*2がツイート
 日本外務省*3が「権威主義諸国とも敵対しない」という政策を選択するのはまあそれはそれとして、世界が民主主義陣営VS権威主義陣営の構図になってきていること自体を「そう見ない」という選択はちょっと如何なものかな

 馬鹿馬鹿しくて吹き出しました。黒井にとって「反体制派ジャーナリスト殺害疑惑」で「親米国家」のサウジは果たして「民主主義陣営」なのか「権威主義陣営」なのか。
 もちろんサウジは「米国陣営(とはいえ反中国、反ロシアというわけでもないですが)」ですが明らかに「独裁国家(いわゆる権威主義国家)」であり、このこと一つとっても黒井の言う「民主主義陣営VS権威主義陣営の構図」なんてもんは存在しません。
 日本政府を「人権にあまりにも無関心」と批判するのは黒井の自由ですが「民主主義陣営VS権威主義陣営の構図=単純な勧善懲悪の構図」という黒井の主張はデマでしかない。
 そもそも過去において「蒋介石台湾」「朴正熙韓国」などの「独裁国家(いわゆる権威主義国家)」を「反共親米」を理由に支持してきたのが米国です(まあ例はサウジ、「蒋介石台湾」、「朴正熙韓国」でなくてもいいですが)。
 米国が「一応」民主国であること、中ロが独裁的国家であること、米国と中ロが政治的に対立していることは事実ですが、それは「民主主義陣営VS権威主義陣営の構図」なんて話ではない。
 中ロが「冷戦時代のソ連(共産陣営の盟主)」のような「権威主義陣営の盟主」の地位にあるなんて事はない。日本外交を批判するのは黒井の自由ですが「明らかなデマ」はやめたらどうなのか。 

*1:さすがに「珍しい」でしょうし、常岡の発言は「警察への誹謗」でしょう。

*2:著書『イスラムのテロリスト』(2001年、講談社+α新書)、『世界のテロリスト』(2002年、講談社+α文庫)、『北朝鮮に備える軍事学』(2006年、講談社+α新書)、『日本の情報機関』(2007年、講談社+α新書)、『ビンラディン抹殺指令』(2011年、洋泉社新書y)、『イスラム国の正体』(2014年、ベスト新書)、『イスラム国「世界同時テロ」』(2016年、ベスト新書)、『教養としての「軍事戦略家」大全』(2020年、宝島社新書)、『超地政学で読み解く! 激動の世界情勢 タブーの地図帳』(2021年、宝島社)など。当初は大手「講談社」から著書を出していた黒井が「宝島社」と明らかに「格落ち」してるのには吹き出しました。

*3:外務省の上には勿論自民党がいるのに「自民党が」と書かないあたり「自民信者の黒井らしいアホさ」です。