今日の産経ニュース(2021年7月11日分)

【産経抄】7月11日 - 産経ニュース

東京五輪の無観客開催が決まり、ある競技の代表選手*1が他紙の取材に「悲しい」と胸の内を明かしていた。ネット上ではなぜか、非難の十字砲火を浴びた。
▼記事によれば、その選手は観衆の前で「感動させる走りをしたい」と願っていたという。

 この程度で選手に悪口するのも個人的には「いかがなものか」と思いますが「なぜ非難か」は産経にも解ってるでしょうに。
 「有観客開催で感染が蔓延したらどうする気なのか!」と言う話です。
 ちなみにこの選手は「感動させる走り」云々と言うことから

選手「悲しい」チケット保有者「望み消えた」…五輪無観客(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース
 陸上男子110メートル障害代表の泉谷駿介選手(21)(順大)は「感動させる走りをしたいと思っているので、直接見てもらえないのは悲しい」と話した。

でしょうか。
 なお、一方で

山県、走れることに感謝 無観客「寂しい」「仕方ない」〔五輪〕:時事ドットコム
 日本選手団で主将を務める陸上男子短距離の山県亮太セイコー)は、競技と開閉会式で国立競技場を舞台とする。観客のいない晴れ舞台には「本来と少し違う形にはなるが、走る場所を与えてもらったことにまず感謝し、ベストを尽くしたい。そうした姿勢が日本チーム全体にいい影響となる」と受け入れた。同じ100メートル代表の多田修平(住友電工)は「仕方ないこと。競技に集中して良い走りをお見せできれば」。小池祐貴(同)は最近のスポーツ界に触れ、「世界的に無観客試合をこなしている。しっかりパフォーマンスを出すことに、みんな慣れているのでは」と話した。

と言う選手もいます。


【主張】無観客五輪 中高生観覧の拡大検討を - 産経ニュース

 茨城県カシマスタジアムで行うサッカーについて、昼間の試合のみ、県内の学校連携チケットによる観戦を可とした。大いに参考にすべき決断である。
 この方式であれば、県外移動を伴わず、引率教員による直行直帰の徹底も図ることができる

 『県外の客も入れるらしい宮城県』よりはマシでしょうが、はっきり言って、茨城県も産経もコロナをなめてると思います。もちろん宮城県が「茨城県以上にコロナをなめてる」ことは言うまでもありません。


【世界裏舞台】日本共産党、危険な宗教観 作家・佐藤優 - 産経ニュース

 4日に投開票が行われた東京都議会議員選挙について「勝者はいなかった」との見方があるが、それは間違いだ。公明党日本共産党が勝者だ。

 「議席を維持しただけの公明」を勝者としながら、「議席を倍増させた立民」を「勝者としない」あたり「どんだけクズなんだよ」と呆れます。「立民を否定的に評価する場合」でも「議席を倍増させた」以上、立民は当然「勝者」です。
 結局、この男は「共産党の脅威ガー」「公明党創価学会万歳」をやりたいだけのクズの訳です。
 この男の最近の著書が

佐藤優 (作家) - Wikipedia参照
◆『「池田大作・大学講演」を読み解く:世界宗教の条件』(2015年、潮出版社
◆『創価学会を語る』(松岡幹夫*2との共著、2015年、第三文明社
◆『いま、公明党が考えていること』(山口*3公明党代表との共著、2016年、潮新書)
◆『地球時代の哲学:池田・トインビー対談を読み解く』(2016年、潮出版社
◆『佐藤優の「公明党」論』(2017年、第三文明社
◆『21世紀の宗教改革:小説『人間革命』を読む』(2018年、潮出版社
◆『希望の源泉・池田思想:『法華経智慧*4』を読む(1)、(2)』(2019年、第三文明社
◆『希望の源泉・池田思想:『法華経智慧』を読む(3)』(2021年、第三文明社
◆『公明党その真価を問う』(山口公明党代表との共著、2021年、潮新書)

と「公明党創価学会万歳*5」ばかりなのには「どこまで恥知らずなんだよ」と心底呆れます。つうか「ここまで公明党万歳」な佐藤が反共演説したところで、まともな人間からは「ポジショントーク乙」「公明党創価学会から、著書を組織購入してもらってるの?。その恩義で反共演説ですね、解ります」と馬鹿にされるだけなのに。
 しかし「創価高校、大学OB*6」でも、学会員*7でもないくせによくもまあ、ここまで創価学会公明党にみっともなくへいこらできるもんです。
 また、今回、反共に励む佐藤が過去には

佐藤優 (作家) - Wikipedia参照
◆『復権するマルクス』(的場昭弘・神奈川大教授(マルクス経済学)との共著、2016年、角川新書)

と言う著書を出してることにも呆れます。未読ですが、題名や共著者名から考えて、反共本のわけもない。
 ちなみに角川って昨今

内田樹*8石川康*9『若者よ、マルクスを読もう:20歳代の模索と情熱』(2013年、角川ソフィア文庫)
宇野弘蔵『経済学』(2019年、角川ソフィア文庫)

など、マルクス関係著書が他にも何冊か刊行されてますが「編集者の中にマルクス好きがいるのか」。
 それはともかく「佐藤、お前、2016年時点ではマルクス経済学者の的場氏と一緒に『マルクス復権』を言ってるやないか?。それが今は『産経で反共』かよ?(呆)」ですね。まあ、率直にいって佐藤は「誠実でない」のは勿論ですが「頭も悪い」ですよね。多分、そう言われたら「プライドが高いらしい」佐藤は怒るのでしょうが。
 佐藤は「長期的な視点でものが考えられない」。目先の利益しか考えてない。なお、ここで俺が言う「頭が悪い」というのは「学歴的な話」では勿論全くありませんが、学歴的な意味でも『一浪で同志社大学神学部進学(佐藤の母校・浦和高校というのは相当の進学校なので『現役で東大法学部進学』とかは勿論ざらにいます)』(佐藤優 (作家) - Wikipedia参照)つうのははっきり言ってそんなに「頭は良くない」ですよね。結局、佐藤が『同志社大学大学院神学研究科博士前期課程を修了し、神学修士号を取得』しても「研究者にならなかった(なりたくてもなれなかった?)」のも「頭が悪いから」でしょう。実際、退官後の佐藤も『神学研究への本格的復帰』なんかしないわけです。
 多分、そう言われたら「プライドが高いらしい」佐藤は怒るのでしょうが。
 それはともかく、多分、「的場氏と2016年に共著を出した頃の佐藤」は

不破哲三氏の著書】
◆『私の戦後六〇年:日本共産党議長の証言』(2005年、新潮社)
◆『マルクスは生きている』(2009年、平凡社新書)
◆『不破哲三 時代の証言』(2011年、中央公論新社

◆上田七加子(不破哲三氏の妻)『道ひとすじ:不破哲三とともに生きる』(2012年、中央公論新社

【佐藤と共著を出した的場氏の著書】
◆『マルクスだったらこう考える』(2004年、光文社新書)
◆『ネオ共産主義論』(2006年、光文社新書)
◆『超訳資本論』』(2008年、祥伝社新書)
◆『大学生に語る資本主義の200年』(2015年、祥伝社新書)
◆『マルクスを再読する:主要著作の現代的意義』(2017年、角川ソフィア文庫)

などを見て『マルクスブームが来てるようだ。マルクスで一発当てよう』などと薄汚いことを考えたのでしょう。ところが、的場氏との共著は「佐藤が思ったほどにはおそらく儲からなかった」。で、今は「儲かるらしい産経での反共」に鞍替えしたわけです。しかしこんな不誠実なことをすれば、まともな人間は佐藤とは付き合わなくなります。長期的な視点では「デメリットは大きい」。まあ、人間として、佐藤のような「クズ」にはなりたくないもんです。


立憲・枝野代表が村山元首相と面会「もう一回、リベラルな政治を」 - 産経ニュース

 立憲民主党枝野幸男代表は11日、大分県を訪れ、社民党初代党首で元首相の村山富市氏と面会した。社民党は昨年11月、臨時党大会で希望する国会議員や地方組織が立憲民主党へ合流することを容認する議案を可決。同県選出の国会議員では吉田忠智参院議員、吉川元衆院議員の2氏が立憲に入党していた。この日の面会で、両党間にしこりがないことを演出し、衆院選での共闘協議に向け、弾みをつけたい狙いだ。この日午前、枝野氏と吉川氏が大分市内の村山氏の自宅を訪ねた。

 赤字部分には「おいおい」ですね。「合流論に賛同しなかった人間(社民党党首の福島氏など)」ならともかく、賛同者の村山氏とあって何で「しこりがないこと」になるのか。


【花田紀凱の週刊誌ウォッチング】(830)無観客にする必要なし - 産経ニュース
 花田のウヨ仲間は皆「コロナを甘く見ている」ので予想の範囲内ですが、心底呆れますね。

*1:競技名も個人名も産経が出さないあたりが実に怪しい。「悲しい」レベルではなく「有観客開催してほしい」とまで言っていたのではないか?

*2:1984年、創価大学教育学部卒業。『公開問答10の破折:破綻した阿部日顕の教学』(2011年、第三文明社)、『平和をつくる宗教:日蓮仏法と創価学会』(2014年、第三文明社)、『新版・日蓮仏法と池田大作の思想』(2018年、第三文明社)、『創価学会の思想的研究』(2020年、第三文明社)などの著書がある創価学会シンパ(信者かどうかはググった限りでは不明)。(松岡幹夫 - Wikipedia参照)

*3:細川内閣防衛政務次官新進党副幹事長、公明党参院国対委員長公明党政調会長などを経て公明党代表山口那津男 - Wikipedia参照)

*4:池田大作の著書の一つ

*5:何せ、佐藤著書の版元が「創価学会系列」潮出版社第三文明社ですからね(苦笑)。

*6:佐藤優 (作家) - Wikipediaによれば、佐藤は「大宮市立大砂土(おおさと)小学校(現:さいたま市立大砂土小学校)、大宮市立植竹中学校(現:さいたま市立植竹中学校)、埼玉県立浦和高校同志社大学神学部卒業」(つまりは元埼玉県民)

*7:少なくとも表向きは佐藤は「学会員」を公言していません。まあ、「信者(学会員)のくせに第三者ぶってる」としたら「完全な詐欺行為」ですがたぶん、佐藤の場合「金目当ての媚びへつらい」であって実際、信者ではないでしょう。

*8:神戸女学院大学名誉教授(フランス哲学)。著書『レヴィナスと愛の現象学』、『他者と死者:ラカンによるレヴィナス』(以上、2011年、文春文庫) など(内田樹 - Wikipedia参照)

*9:神戸女学院大学教授。全国革新懇代表世話人石川康宏 - Wikipedia参照)