「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年8/5分:荒木和博の巻)

8月21日に切浜事件ライブ・22日神戸で集会【調査会NEWS3477】(R3.8.5): 荒木和博BLOG

 昭和49年(1974)9月19日、兵庫県竹野町(現豊岡市)の切浜海岸から密出国しようとしていた工作員密入国しようとしていた工作員が逮捕された、いわゆる切浜事件の現場でライブを行います。

 呆れて二の句が継げませんね。そんな密入国事件と拉致の解決と何の関係があるのか。何の関係もない。大体「約47年前(1974年)」に起こった事件について今更「現地調査」など行っても解ることがあるわけもない。
 例えば

三億円事件(1968年:約53年前)
◆国松警察庁長官狙撃事件(1995年:約26年前)

の犯行現場で今更調査しても何も解ることはないのと話は同じです。


オリンピックを見ていて北朝鮮について思ったこと(R3.8.5): 荒木和博BLOG
 6分13秒の動画です。タイトルだけで「五輪(東京五輪に限らない)と拉致解決と何の関係があるのか*1」と呆れて視聴する気が失せますが一応見てみます。

 大変な状況の中で開かれたオリンピックですが、やはりやって良かったと思います。

 「柔道でのメダルラッシュ」など、「日本の五輪史上最高のメダル取得」を理由に「多くの国民に夢と感動を与えた。やってよかった」と「菅政権の五輪開催正当化」や「 五輪開催は成功だ、皆喜んでいる 」 | 櫻井よしこ オフィシャルサイト(初出は週刊新潮8月5日号)と似たり寄ったりを言い出すアホの荒木です。俺は「今の感染爆発状態を考えると五輪をやって良かったのか。やはり五輪が感染を助長したのではないか」「せめてパラは辞めるべきではないか」と思いますが「コロナはただの風邪」が持論の荒木にはそんな躊躇は何一つありません(この点は桜井や、桜井の文章を掲載した週刊新潮なども同じでしょうが)。何せ「五輪が感染拡大に影響したエビデンスはない」「経済への悪影響を考えたら緊急事態宣言はすべきではない」「今日も都内の電車は混んでいた。居酒屋だけ営業制限しても意味がない(一理はあるでしょうがそこから『居酒屋は通常営業でOK(荒木)』とはキチガイの沙汰です)」「政府や知事会は『帰省自粛』を主張するが、東京からお盆に帰省して何が悪い。感染対策すれば問題などない。俺たち東京人は病原菌か!。東京人への差別じゃないのか!」が荒木ですから。
 各地の知事にこの動画を見せたら「帰省して何が悪い!、とはどういうことか!」荒木に対してマジギレじゃないか。さて、この動画で何を荒木が何を言い出したか。

今日の産経ニュースほか(2021年8/3、4日分) - bogus-simotukareのブログのコメント欄
 なお、8時~8時10分頃までの10分程度のコーナー「話題のアンテナ 日本全国8時です」にも伊藤氏*2が登場。
東京五輪柔道男子81キロ級で銀メダルを獲得*3したモンゴル代表、サイード・モラエイ - Wikipedia選手(元々はイラン代表だったが、イラン政府と対立したことで国外亡命し、モンゴルに帰化
・陸上女子ベラルーシ代表のクリスツィナ・ツィマノウスカヤ - Wikipedia選手(今回、ポーランドへの亡命を申請)
を取り上げ*4「お祭りムードで浮かれるばかりではなく、こうした政治問題にもこの機会に目を向けて欲しい」と言ってましたね。

と、小生は別記事のコメント欄でコメントしましたが、荒木がこの動画で言ってるのは「こうした亡命劇をネタにした北朝鮮への悪口雑言」です。
 「北朝鮮に比べれば経済的に豊かで、独裁性も弱いとされるイランやベラルーシでも選手の亡命が出た、いわんや北朝鮮をや」「北朝鮮はコロナ感染の危険性を理由に東京五輪に参加しなかったが、本当の不参加理由は亡命劇を恐れたことじゃないか」。
 で、そこからいつもの「北朝鮮崩壊するする詐欺」です。
 まあ、実際「不参加理由の本音」が何か知りませんが、仮に「荒木の邪推が正しい」として、それが拉致の解決と何の関係があるのか。何一つ関係ない。
 そして、荒木曰く「コロナ禍でも我々は五輪を開催できた。そんな我々が拉致を解決できないことがあるだろうか(『いや、できる』という反語)」。
 「コロナ禍での五輪開催の是非」はひとまずおくにしても「ただの『やればできる』の精神論じゃねえか?。『こういう方法で解決する』という具体性がまるでない。2002年の小泉訪朝から18年が経っても何の成果も出ないのに何抜かしてるんだ?」「コロナ禍で五輪開催したことと拉致解決と関係ねえだろうが」「バカは黙ってろ」という話です。 

*1:東京五輪北朝鮮が参加し、「五輪外交」での日朝交渉で拉致解決の進展という可能性は「一応」ありましたが、その可能性は「北朝鮮の不参加発表時点」で消滅しましたし、「五輪外交がないと拉致が解決しない」と言う話でもない。

*2:1950年生まれ。毎日新聞カイロ支局特派員、ジュネーブ支局特派員、ワシントン特派員、外信部長、編集局長、専務・主筆、論説特別顧問など歴任。著書『アラブ:戦争と生活』(1991年、三一新書)、『ボスニアで起きたこと:「民族浄化」の現場から』(1996年、岩波書店)など(伊藤芳明 | パーソナリティ一覧 | TBSラジオ FM90.5 + AM954~何かが始まる音がする~参照)

*3:なお、モラエイ選手に勝利し、金メダルを獲得したのは日本の永瀬貴規です。今回、日本柔道は「男子81キロ級」永瀬以外にも「金メダル(男子60キロ級の 髙藤直寿、男子66キロ級の阿部一二三(阿部詩の兄)、男子73キロ級の大野将平、男子100キロ級のウルフ・アロン、女子52キロ級の阿部詩、女子70キロ級の新井千鶴、女性78キロ級の濵田尚里、女子78キロ超級の素根輝)」「銀メダル(女子48キロ級の渡名喜風南&柔道団体混合)」「銅メダル(女性57キロ級の芳田司)」とメダルラッシュでした。

*4:モラエイ選手らについての記事は紹介しませんが、ググればいろいろとヒットするかと思います。