「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年8/10日:島田洋一の巻)

島田洋一
 グラハム・アリソン『戦争に運命づけられて』が数年前話題になった。米中紛争を扱った著書で、参考になる部分もあるが日本に関する歴史記述は相当論外だ。例えば日中戦争で日本が中国人2000万人を虐殺*1したという。義和団の乱で8カ国軍が「略奪の饗宴」に浸ったというが、少なくとも日本軍の軍紀は厳正だった。

 吹き出しました。本当に「義和団事変鎮圧(1900年)」において「日本軍の規律が厳正だったか」、俺は無知なので知りません。
 しかし、「仮に事実、そうだとしても」、「南京事件などの虐殺」が起こった「日中戦争(1931~1945年)」は「義和団事変から30年後のこと」なのだから「義和団事変では規律は厳正だった」なんて言っても何の説得力もない。

島田洋一
 アフガン崩壊を受け、米の進歩派評論家たちも急いでバイデン無能論に舵を切り出した

 1)アフガンからの撤退は「島田が絶賛」のトランプが決めたこと(バイデンはそれを踏襲しただけ)、2)従って今回バイデンを批判する人間の多くは「島田と違い」トランプも批判してるのに、よくもまあ、こんなことが言えたもんです。

島田洋一
 「国民に人気の高い石破茂氏」という表現をメディアでよく目にする。「次期首相」世論調査でしばしば1位になるかららしい。
 しかし所詮15%前後の支持率であり、85%の国民は支持を表明していない。

 吹き出しました。その理屈だと「支持率で石破に負ける安倍」を島田が絶賛してることはどうなるのか。

島田洋一
 新著の刷り上がり見本が届きました。本音以外、書いていません。8月23日発売です。
 島田洋一アメリカ解体』(ビジネス社)

 新著が

◆ホニャララ大学出版会(出版局、出版部)
 具体例として、東京大学出版会中央大学出版部、法政大学出版局など
笠間書院
 日本文学関係の著書刊行で知られる。
汲古書院
 中国史、中国文学関係の著書刊行で知られる。
◆金剛出版
 心理学、精神医学関係の著書刊行で知られる。
日本評論社
 『法学セミナー(法学部生向け)』、『経済セミナー(経済学部生向け)』、『数学セミナー(理学部生向け)』の版元として知られる。
有斐閣
 「判例百選シリーズ(別冊ジュリスト)」など法律分野の著書刊行で知られる。
吉川弘文館
 日本史関係の著書刊行で知られる。

などの学術出版社(あるいは学術出版に一定の評価がある出版社)ではなく「ウヨ御用達のビジネス社」と言うあたり全く無様な話です。
 過去の島田の著書も『アメリカ・北朝鮮抗争史』(2003年、文春新書)など「まともな研究著作とは言えない物」ばかりです。

島田洋一
「自分の選挙区の代議士を誇れるか」という世論調査はないのだろうか。(特A)最高(A)大いに誇れる(B)まあまあ誇れる(C)普通(D)余り誇れない(E)全く誇れない(特E)最低
 ちなみに私の場合、かつてはAだったが、今は哀しいことにEだ。

 「LGBT法案の件」だけで、かつては「右翼運動の同志」「安倍前首相の子飼い」として持ち上げていた稲田朋美*2に、今やここまで悪口する島田です。島田の「異常なLGBT差別者ぶり」が露呈されています。勿論稲田が賛同した法案は「別に過激なところなど何もない」法案です。極左(?)でもない稲田がそんな法案に賛同するわけがない。

島田洋一
 過去に6、7回は訪中し、特に食事は大いに楽しんだが、共産党政権が倒れるまで「次」はあり得ない。

 吹き出しました。1957年10月生まれ(現在63歳)の島田だと仮に「100歳」まで生きるにしても、「後37年」ですがその間に「中国共産党が下野する保証」はどこにもないでしょうに。もしかして「お茶断ちのような話(念願が叶うまでは、自分の好きなことをあえてしない)」「反中国ウヨとしての抗議意思表明」ではなく「北海道教育大の袁克勤教授*3(現在スパイ容疑で身柄拘束中)」などのように「訪中して身柄拘束されたくない」つう話か。島田もそれほどの「大物」でもないでしょうに。
 「俺は身柄拘束して政治取引に使いたいと中国が思うほどの大物右翼だ」とでも妄想してるのか。

島田洋一
 福井のコンビニでは目立つ所に山積みが普通の政治情報誌『北陸政界』。地元政財官界で広く読まれている。
 最近の号に私のツイートが引かれていると教えてくれた人がいた。

 島田のウヨツイートを「好意的に紹介」とはよほど異常なウヨ雑誌なのでしょう(なお、島田が貼り付けてる記事画像によれば「LGBT法案問題での稲田朋美への島田の悪口ツイート」らしい。『北陸政界』も島田の同類の「LGBT差別ウヨ」のわけです)。
 なお、北陸政界 - Wikipediaは「扇情的なゴシップ雑誌」と書いています。どうみてもまともな雑誌ではない。島田のような輩には「お似合いの雑誌」でしょうが、常識人にとってはこんなもんに好意的に評価されるなど屈辱でしかありません。

*1:「虐殺」が「捕虜虐殺」のような「戦時国際法違反」の違法殺害を意味するのならば、「中国が主張する推定死者数」においても、日本軍は「日中戦争」において「2000万人を虐殺」はしていません(ただし2000万人を戦争で「殺害」はしている)。

*2:第二次安倍内閣行革相、自民党政調会長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣防衛相など歴任

*3:彼の身柄拘束も今ひとつ訳がわかりませんが。